国道117号線                

①快適さ→★★★★(交通量は割とありますが広くて走りやすい道です)
②退屈度→★★★(ほとんどが信濃川沿いの道が続くので若干飽きてきます)
③整備度→★★★★★(道幅も広くとってあり、標識などもきちんと整備しています)
④景色→★★★★★(信州の山々がきれいにみえます)
⑤施設→★★★★(特に不便なところはなかったような感じでした)
⑥観光地→
★★★★★(野沢温泉・戸狩温泉・森宮野原・十日町など) 
総合評価点
85
正規区間 起点 長野県長野市(中御所)  終点 新潟県小千谷市(三仏生) 122.9km
実質区間
(端末重複区間) 
 
起点側 なし    0.0km 122.9km
終点側 なし    0.0km
重複区間
単独キロ 
 
上位 国道18号線⇒長野県長野市(大塚~浅野) 17.0km ▲17.0km 105.9km
下位 国道292号線⇒長野県飯山市(古牧橋北~有尾) 7.1km
国道403号線⇒長野県飯山市(中央橋西)~野沢温泉村(虫生) 16.4km
国道405号線⇒新潟県津南町(大割部~下船渡) 0.3km
国道353号線⇒新潟県十日町市(山崎~田沢本村) 0.3km
国道252号線⇒新潟県十日町市(北原~下条栄町) 1.9km
国道351号線⇒新潟県小千谷市(山本山大橋西~三仏生) 7.0km
国道403号線⇒新潟県小千谷市(上村~三仏生) 5.2km
0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
替佐静間バイパス 長野県中野市(豊田飯山IC)~飯山市(伍位野) 4.1km
 上信越道のICまでの区間が部分的に開通  
経由地 長野県 長野市,中野市,飯山市,野沢温泉村,栄村   
新潟県 津南町,十日町市,小千谷市
道の駅 (1)ふるさと豊田(長野県中野市)【長野北-9】⇒替佐静間バイパスにある
(2)花の駅千曲川(長野県飯山市)【長野北-24】
(3)信越さかえ(長野県栄村)【長野北-3】
(4)クロス10十日町(新潟県十日町市)【新潟-18】
接続国道・高速道 【長野県長野市】→国道19号線(松本・名古屋方面) 国道18号線(上田・軽井沢・高崎方面/妙高・上越方面)
【長野県中野市】→上信越道(豊田飯山IC)
【長野県飯山市】→国道292号線(志賀高原・草津温泉方面/新井・上越方面) 国道403号線(木島平・長野方面)
【長野県野沢温泉村】→国道403号線(安塚方面)
【新潟県津南町】→国道405号線(秋山郷方面/安塚・上越方面)
【新潟県十日町市】→国道353号線(松代・柏崎方面/石打方面) 国道253号線(上越方面/六日町方面)
             国道252号線(小出方面/柏崎方面)
【新潟県小千谷市】→国道403号線(小国・松代方面) 国道291号線(七日町・柏崎方面/小出方面)
             国道17号線(小出・越後湯沢方面/長岡・新潟方面)

●実走レポート(2010年5月) 
この国道は長野から新潟県の小千谷までほぼ全線に渡り千曲川(新潟県に入れば信濃川)の川沿いに進むルートになっています。ただ、途中に経由する飯山市・栄村・十日町市は、信越地区でもひときわ積雪量が多い区間になり、冬場は閉鎖はしないものの、一晩で積雪通行止も多数発生しているようで、この沿道に住む住民に取っては生活の重要なライフラインであることは間違いありません。また、2004年の中越地震,2011年の東日本大震災で甚大な被害が発生している場所でもあります。
以前は長野市でも中野に近い浅野交差点で18号線と分岐するところが実質の起点でしたが、長野市内で18号線が東側にバイパスを通したため、市内中心部に向かう路線が117号線になりました。だから、起点を出発すると本来の向きとは逆方向に車を進めることになります。18号線と交差した後は、本来の進むべき方向になっています。
浅野交差点からは千曲川沿いになりますが、まだ道路改良が終わっていない狭路区間が中野市内に残っています。観光バスなどの大型車も含めわざと県道+国道291号線を走らせるような案内標識になっています。その291号線と合流してからは終点まで走りやすい2車線道となっていますが、私が走った5月は快適ですが、積雪期は除雪した雪で道幅が狭くなったりもしているので、結構走りにくいと思います。この狭路区間も一部開通しているものの、バイパスができれば大半の区間は改良されると思います。
スキー場と温泉で有名な野沢温泉や戸狩温泉を両脇にかかえてさらに長野県の東端になる栄村に入ります。栄村は2011年の地震では震度7を記録したことで、全国的に有名になりました。新潟県に入ると両側の崖がより迫ってくるため、落石覆い(冬の雪崩覆いも兼用)が多くあります。長野県は比較的遠目に山の景色が見えたので走りやすくて景色も良かったのですが、この県境付近は景色も悪くなり、川沿いの道にも少々飽きてきたような感じになります。
長野県からかなり多くの3桁国道が交わりますが、1つの路線(=353号線)を除けば全て三叉路で重複区間をかかえるようになっています。ただ不思議に思ったのは長野県は重複区間の標識は徹底できているほうと思いましたが、この路線に関しては一切表記はありません。十日町市は117号線の途中にある街では一番大きな街で、商店街なども沿道にありました。小千谷市内に入れば403号線・351号線・291号線がからんできますが、17号線の小千谷バイパス,117号線の小千谷西バイパスがあり、路線が複雑になっていて、3国道重複区間も存在します。三仏生交差点で17号線と交差して終点になりますが、重複している側の2国道はここからさらに17号線と重複するようになっています。

●沿線フォトギャラリー
1・2→起点の長野市内にある中御所交差点は元々は18号線だったのですが、バイパスができたために19号線と117号線に降格になった区間です。だから行き先も18号線の高崎方面の距離しか出ていません。 3→直進すると19号線のバイパスに戻ります。
4→大塚交差点で18号線と交差し、上越方面へ17km重複します。 5→浅野交差点で本来の117号線が始まります。高架の工事は北陸新幹線です。 6→距離表示は4つも書いているのは珍しいですが全部長野県内のポイントです。
7→117号線は狭路に入るため何も書かず、全て県道経由で行くような標識になっています。 8→確かにこの狭さでは観光バスなどの大型車が離合しにくいので、できるだけ通させたくないという気持ちはわかります。 9→狭路といっても割と広めなので交通量が少なければ十分に走れます。
10→古牧橋北交差点で292号線が合流し、ここから先は道も広くなります。 11→伍位野交差点は建設中のバイパスとの合流点です。替佐静間バイパスが完成すればまた狭路は解消されます。 12→そのバイパス上にある道の駅「ふるさと豊田」です。
13→中央橋西交差点で403号線が合流し、ここからは292号線も含め3国道重複区間です。 14→1kmも走らずして292号線は上越方面に分岐します。 15→千曲川沿いにある道の駅「花の駅千曲川」です。
16→花畑と山々が広がる風景はドライブ気分に十分浸れます。 17→117号線が千曲川を渡るのはここで初めてです。 18→遠くに見えているのは戸狩温泉スキー場と思います。
19→この403号線は途中で不通区間ですが地図では林道もあり新潟県まで行けると思います。 20→この辺りも狭路区間がありましたが、現在はショートカットするようなトンネルもできています。 21→長野県の東端にある道の駅「信越さかえ」です。
22→川を渡る手前で新潟県に入ります。川の名前も県境で千曲川から信濃川に変わります。 23→ここからはトンネルと落石覆い(冬は雪対策)が連続します。 24→405号線は手前の標識のから向こうに見える標識の0.3kmだけ重複します。
25・26→353号線も0.3kmだけ重複します。 27→長野県を走っていたときは割と交通量もありましたが新潟県内は全然ありません。
28→十日町市の山本町交差点は253号線が交差します。この道路で重複区間でなく直交する国道はこの路線だけです。 29→道の駅「クロス10十日町」は市の文化施設と兼用しています。 30→北原交差点で252号線が合流し、2kmほど重複します。
31→こちらはまた分岐する下条栄町交差点です。 32→信濃川沿いも冬場は雪が多いため、スノーシェードがたくさんあります。 33→遠くの山は5月中旬でもたくさんの雪が残っていました。
34→終点の小千谷市もあと少しというところまで来ています。 35→この辺りは2004年の中越地震では道路もかなり損壊したようです。 36→この351号線で小千谷駅方面・17号線方面はショートカットできます。
37→ここから403号線とは2回目の重複区間になり、117号線は終点まで続きます。 38→桜町上交差点で291号線と交差しますが、以前は117号線はここで右方向で市街地に入りますが、17号線と117号線の両方にバイパスができたために路線の割り振りが変わりました。 39→三仏生交差点で17号線と交差し、終点になります。ただここまで重複していた351号線と403号線は17号線の長岡方面に引き続き重複しています。