国道138号線                

①快適さ→★★★★(休日でなければだいたいは空いていて走りやすい)
②退屈度→★★★★(峠越えの変化のあるコース)
③整備度→★★★★(市街地のバイパスは整備されているが、箱根は少し道が狭い)
④景色→★★★★★(富士山を見ることができる場所が多い)
⑤施設→★★★★(だいたいは揃っているし、道の駅などもある)
⑥観光地→
★★★★★(箱根・須走・山中湖など富士山周辺の世界遺産地域)
総合評価点
88
正規区間 起点 山梨県富士吉田市(上宿) 終点 神奈川県小田原市(小田原市民会館前) 60.2km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 なし 0.0km 48.0km
終点側 神奈川県箱根町(宮ノ下)~終点⇒国道1号線 ▲12.2km
重複区間
単独キロ  
上位 なし 0.0km 48.0km
下位 なし 0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
東富士五湖道路 山梨県富士吉田市(富士吉田IC)~静岡県小山町(須走IC) 18.5km
 
有料の自動車専用道路でそのまま中央道富士吉田線に接続
経由地 山梨県 富士吉田市・山中湖村
静岡県 小山町・御殿場市
神奈川県 箱根町
道の駅 (1)富士吉田(山梨県富士吉田市)【山梨-12】
(2)すばしり(静岡県小山町)【静岡-21】
接続国道・高速道 【山梨県富士吉田市】→国道137号線(河口湖・甲府方面) 国道139号線(鳴沢・富士宮方面/大月・奥多摩湖方面)
【山梨県山中湖村】→国道413号線(道志・相模原方面)
【静岡県御殿場市】→国道469号線(富士宮方面) 国道246号線(沼津方面/秦野・東京方面) 東名高速(御殿場IC)
【神奈川県箱根町】→国道1号線(沼津・静岡方面/藤沢・横浜方面)

●実走レポート(2013年9月 終点⇒起点への逆行) 
国道138号線は実質上は山梨県の富士吉田から神奈川県の箱根まで続く路線で、途中に静岡県の御殿場を通りますが、富士山が見える場所が多く、多くの観光地を結んでいるので、休日を中心にかなり交通量が多くなります。1989年に東富士五湖道路が中央道の延長で山梨県内は開通したことで、幾分の交通量緩和になっています。今回は箱根から富士吉田に進みました。
箱根は1号線の宮ノ下から分岐しており、正月の箱根駅伝では有名な場所です。ここから箱根町の中を縫うように森の中を進みますが、道幅が狭いため大型車の離合のタイミングでは少々焦るような場所もあります。仙石原のリゾート地を過ぎると乙女峠越えとなりますが、1984年までは乙女トンネルが有料道路であったので、芦ノ湖方面に廻る長尾峠越えが138号線でした。乙女トンネルを抜けると、富士山を見ながら御殿場市内へと下る道になります。御殿場バイパスは1994年に本線になり、旧道部が静岡県道401号線に降格になりました。その結果東名高速:御殿場ICが国道から外れたため、東京方向からの出入口だけインターができています。
御殿場市内で246号線と交差した後は、山中湖へ向けての峠道になります。富士山登山口の1ルートである須走を過ぎると、東富士五湖道路との分岐があり、138号線で最高所になる籠坂峠を越えて山中湖に入ります。山中湖は富士五湖では一番広い湖で、湖畔にはホテルや旅館の宿泊施設、飲食施設などがたくさん揃っています。山中湖から富士吉田までは10分程度の時間で着くことができ、137号線・139号線と交わる上宿交差点で終点になります。 

●沿線フォトギャラリー
1→1号線の宮ノ下交差点から138号線が分岐しますが、国道同士の交差点で点滅信号になっています。 2→最初は箱根エリアの森の中を抜けるルートです。 3→箱根宮城野地区は温泉と別荘が多くあります。
4→宮城野地区で来た方向を振り返ったところです。 5→仙石原地区は企業の保養所などが多くありました。 6→距離表示はとりあえず御殿場までの距離だけです。
7・8→標高810mの場所にある乙女トンネルでここを抜ければ静岡県に入ります。 9→御殿場への下り道は富士山を一望できるスポットがあります。
10→ほとんど夜に撮影したのですが、シャッター開放時間が長かったので昼みたいな絵になってしまいました。 11→現在の本線になっている御殿場バイパスの分岐点です。旧道は静岡県道401号線に降格になりました。 12→御殿場バイパスは登坂車線つき3車線で富士山も正面に見えます。9月なので雪が全くない状態でした。
13→東名高速御殿場ICは元々の138号線にあったので、バイパスにも東京方向だけ出入口ができました。 14→一番上の甲府までの距離は富士吉田から137号線経由の距離と思われます。 15→御殿場市の荻原北交差点で国道246号線と交差します。
16→2kmも走らないで仁杉交差点で富士山麓を走る国道469号線と分岐します。 17→東富士五湖道路の須走ICは左方向で138号線のバイパス道路になっています。 18→富士山の須走登山口があり、須走口の五合目まではここから行くことができます。
19・20→道の駅「すばしり」は東富士五湖道路の須走ICの場所にあります。 21→籠坂峠に向けて一気に登ります。
22→峠の少し手前で静岡県と山梨県の県境があります。 23→籠坂峠は標高1104mもあり、138号線では最高所になります。 24→山中湖村の旭日丘交差点で相模原方面の412号線と合流します。
25→山中湖からも富士山が見えるスポットがあります。 26→山中湖畔はリゾート施設が多く、旅館・食事処・土産物店など揃っています。 27→右に見えるのが山中湖です。富士五湖では面積が一番大きい湖です。
28→東富士五湖道路の山中湖ICです。 29→海沿いではありませんが松並木になっているところがあります。 30→道の駅「富士吉田」は富士山に関する博物館などもあります。また吉田うどんなどの特産品や地ビールレストランもあります。
31→道の駅「富士吉田」の施設です。 32・33→終点部は139号線の富士見バイパスの交差点があり、引き続いて137号線・139号線の上宿交差点があります。