国道23号線                 

①快適さ→★★★(走りやすいところもあるが市街地は渋滞することが多い)
②退屈度→★(めちゃ単調な道路)
③整備度→★★★★(ほとんどが4車線区間だが愛知県東部の県道昇格部分は走りにくい)
④景色→★★(伊勢湾を取り囲む路線だが海のそばを走ることはほとんどない)
⑤施設→★★★★(名四国道区間は意外と店が少ない)
⑥観光地→★★(伊勢神宮,蒲郡など)
総合評価点
48
正規区間 起点 愛知県豊橋市(西八町) 終点 三重県伊勢市(内宮前) 175.9km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 なし 0.0km 175.9km
終点側 なし 0.0km
重複区間
単独キロ  
上位 なし 0.0km 175.9km
下位 国道247号線⇒愛知県豊橋市(日色野町)~蒲郡市(競艇場西) 15.2km
国道42号線⇒三重県松阪市(小津)~伊勢市(通町) 26.7km 
 
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
豊橋東/豊橋バイパス 愛知県豊橋市(豊橋東~豊川市為当町) 25.5km
 
豊橋市中心部を巻くように造られている。1号線までは2013年6月に開通しました。将来的に本線の起点が変更され、旧道は格下げになる可能性もあります。 
岡崎バイパス 愛知県幸田町(幸田インター~須美インター) 5.8km
 端部が切れているので幸田町側が本線から外れていますが、幸田~豊川が開通すれば本線になると思われます。
中勢バイパス 三重県津市(河芸町~野田) 11.1km
三重県津市(小森山西)~松阪市(小津町) 6.8km
 
伊勢~松阪間の南勢バイパスに続く道で現時点では部分的に開通しています
経由地 愛知県 豊橋市,豊川市,蒲郡市,幸田町,西尾市,安城市,刈谷市,知立市,豊明市,大府市,名古屋市
飛島村,弥富市
三重県 木曽岬町,桑名市,川越町,四日市市,鈴鹿市,津市,松阪市,明和町,伊勢市
道の駅 (1)筆柿の里幸田(愛知県幸田町)【愛知-12】⇒岡崎バイパスの下り線PA
(2)にしお岡ノ山(愛知県西尾市)【愛知-13】⇒岡崎バイパスの上り線PA
(3)デンパーク安城(愛知県安城市)【愛知-8】⇒本線から少し離れた場所
接続国道・高速道 【愛知県豊橋市】→国道1号線(浜松・静岡方面/岡崎・名古屋方面) 国道259号線(田原・伊良湖岬方面)
            国道247号線(小坂井方面)
【愛知県蒲郡市】→国道247号線(碧南・半田方面) 国道473号線(設楽・中部天竜方面)
【愛知県幸田町】→国道248号線(岡崎・豊田方面)
【愛知県知立市】→国道155号線(豊田・瀬戸方面/常滑方面)
【愛知県豊明市】→伊勢湾岸道(豊明IC)
【愛知県名古屋市】→国道366号線(大府・半田方面) 伊勢湾岸道(名古屋南IC) 国道302号線(春日井方面)
             国道154号線(名古屋港方面/熱田方面)
【愛知県飛島村】→国道302号線(名古屋港方面/清須・春日井方面)
【三重県桑名市】→国道258号線(養老・大垣方面)
【三重県川越町】→伊勢湾岸道(みえ川越IC)
【三重県四日市市】→国道164号線(四日市港方面) 国道25号線(亀山・伊賀方面)
【三重県津市】→国道306号線(亀山・菰野方面) 国道163号線(伊賀・木津川方面) 国道165号線(名張・桜井方面)
【三重県松阪市】→国道42号線(大台・尾鷲方面)
【三重県伊勢市】→国道42号線(鳥羽方面) 伊勢道(伊勢IC)

●実走レポート(2011年1月 終点⇒起点への逆行) 

 この国道は地図で見たらすぐわかりますが、終点が伊勢神宮そのものになっています。大正時代には東京~伊勢神宮は国道1号線であったらしいし、江戸時代以前も参宮街道としていた交通の要所です。1952年に今の道路法に基づいた路線指定で23号線になりましたが、かつては現在の国道25号線との大里町交差点が起点でした。それより北は有料道路「名四国道」として1号線のバイパスでした。しかし、愛知県東部の知立・安城・西尾のバイパスを23号線として整備することになり、蒲郡や豊橋付近の247号線や248号線を昇格させ、さらに名四国道が無料化になったので、その区間も23号線にして、現在のような伊勢湾をぐるっと囲むような路線になりました。現在はさらに東に向けて豊橋バイパス,豊橋東バイパスを建設中で完成すれば、ちょうど静岡県境手前の東細谷で1号線と合流するところまでつながり、結果的にここが起点になる予定です。そのような流れがあるため、距離標も変なつけ方になっています。1号線のバイパスから始まった区間は東京の日本橋からの距離になっており、四日市より南側は四日市からの距離になっています。
 今回は伊勢から豊橋に向けて走行しました。神宮の内宮から出て12㎞ほどで、Y字路のようになっていて左の伊勢市内・外宮方向は旧23号線で、現在は右の南勢バイパスが本線になっています。伊勢道:伊勢ICを超えた通町交差点で42号線と合流し、松阪までは重複区間になります。小津交差点で42号線と分岐しますが、ここは旧23号線との合流点のため、42号線方面は戻るような感じになるから、少し手前からショートカットするバイパスが部分的にできており、将来的には重複区間も短くなるでしょう。また小津交差点は直進方向に中勢バイパスが建設中です。現在は右折し北に進んで、津市中心部に入ります。津~四日市は渋滞の緩和のために中勢バイパスも部分的には開通してますが、まだ一部です。
 四日市の手前の25号線が合流する大里町交差点から名四国道と言われた区間になりますが、ここからは1号線が狭いために、交通量が一気に増えます。4車線以上はあるため、流れる時は快調ですが、限界を超えたらかなり渋滞します。揖斐長良川と木曽川を連続して超える橋がありますが、結構長さがあるから昔は有料道路にしたと思います。ちょうど2つの橋の間に料金所のような広い空間があり、現在はパーキングエリアみたいになっています。二つの川を超えて少し走れば愛知県です。1号線との分岐になる豊明までは、ほとんど信号なしの立体交差で、一部は片側34車線になるから、少し内陸部を走る1号線よりはるかに走りやすいから、名古屋をスルーする車で高速を使わないなら、迷わす23号線を使うでしょう。でも朝夕はやはり渋滞します。私が走った日は大雪にもなったので、完全にストップ状態で、大型車両は立ち往生もしていました。夜中は逆に高速並みに走れるような気がします。2回目の302号線との交差点から、伊勢湾岸道の下を走るような感じになり、知多道路の起点も23号線にあります。
 伊勢湾岸道が離れる豊明で1号線と接するポイントがあり、岡崎経由なら1号線を、西尾・蒲郡経由なら23号線で豊橋に行けばよいのですが、渋滞がなければ、1号線の方が最短で、23号線は蒲郡付近で2車線道路だから少し走りにくいです。知立・西尾バイパスができるまでは、豊明が終点でした。新しく建設したので、幸田町まではほとんど信号もなく、2車線でもサクサク走ることができます。幸田町からは県道や247号線を昇格させたルートであるため、一番走りにくい区間で、渋滞もよく発生していました。蒲郡付近では海を見ることのできる区間も少しあります。豊橋市に入ってからは、ルートがややこしくなっており、終点まで正しくトレースしにくく、また市内中心部に入るにつれ渋滞がひどくなります。
 現在は1号線・259号線が交差する西八町が終点ですが、豊橋市の南側を廻りこんで、静岡県境手前までの豊橋バイパス,豊橋東バイパスが8割方完成しており、全通すればこちらが本線になって、市内中心部へのルートはまた247号線に降格するような気がします。(2013年6月に開通しました)


●沿線フォトギャラリー
1・2→伊勢神宮の内宮が起点でいきなり国道になります。この端部と接続しているのは南方向に県道があるだけで、こういう箇所は離島を除けば日本全国でも珍しい場所です。(1月の時には初詣の交通規制で起点の位置に入ることができなかったので撮影できませんでした) 3→伊勢神宮を出てすぐにY字に分岐する部分があり、左の外宮方面の県道はかつての23号線です。
4→南勢バイパスに入ってすぐに伊勢道:伊勢ICがあります。 5→通町交差点で42号線と合流ししばらくは重複区間になります。 6→宮川を渡る宮川大橋です。
7→当面の目標地点は津になっており、ここから33kmだと普通なら1時間くらいでしょう。 8→42号線との重複区間は両方の国道標識がきちんとあります。距離表示が57kmとなっているのは四日市からの距離になっているからです。 9→ほぼ直線的な4車線道路でもう飽きてきました。
10→明和町で既に名古屋までの距離表示になっています。 11・12→42号線と分岐する小津交差点です。かつては旧道の23号線との合流点でした。直進方向で中勢バイパスが部分的に開通しています。
13→国道165号線と分岐する雲出本郷町交差点です。奈良県方面へはこの道路が一番走りやすいです。 14→津市内に入ると片側3車線の道になりました。 15→100m先の岩田橋北交差点が163号線との交差点になります。伊賀市・京都府方面は最短経路になります。
16→津の市街中心部付近です。 17→国道306号線と分岐する中瀬交差点です。滋賀県まで続いていますが最短経路ではありません。当然1号線経由の方が早いです。 18→夕方になって雲行きが怪しくなってきました。雪が降りそうです。
19→遠くに四日市の工場地帯が見えてきました。 20→ここがかつての23号線の終点になっていた大里町交差点です。現在は25号線の終点になっています。 21→名四国道に入って雪が降ってきました。
22→道路脇・歩道には雪が積もり始めています。 23→伊勢湾岸道:みえ川越ICですが、愛知県区間は雪で通行止になっています。 24→国道258号線の分岐になる和泉ICです。大垣方面は最短経路になります。
25→ついに雪が積もりまくって渋滞を発生してしまいました。 26→揖斐長良川大橋は片側が工事中のため対面交通になっています。高速道路の通行止めの影響もあり渋滞がひどくなっています。 27→別の時期に撮影したものですが、普通は快適に流れています。
28・29→木曽川大橋も片側が工事中でした。別の時期に撮影したものを見てもらうとわかるように普段はサクサクと渡れます。 30→名四国道区間の距離表示は東京の日本橋からの距離になっています。
31→三重県と愛知県の県境になるところです。1号線は木曽川を渡れば愛知県ですが、23号線は木曽川を渡っても木曽岬町という三重県の町があるためです。 32・33→本線上にも雪が積もり始めると高架道路が多い23号線はかなりやばいです。右は別の時期に撮影したものですが夕方でもそれなりに流れています。
34→国道302号線との1回目の交差点になる梅之郷交差点です。 35・36→1月の時は雪でほとんど動かなくなりました。ここで豊橋までの距離が初めて出現しています。
37→ただブレただけの写真ですが流れるような感じできれいなので残しました。 38→国道154号線との分岐付近です。この辺りは23号線が高速道路のように高架道路になっています。 39→上に見える高架道路は開通寸前の名古屋高速:4号東海線です。
40→名古屋市南区付近は普通に信号がある道路になります。 41→程なくして名古屋高速:3号大高線が上を走ります。 42→1月の時は上の高速道路は全面通行止になっています。
43→知多半島道路の分岐も23号線にあります。 44→国道302号線との2回目の交差点になる名古屋南IC交差点ですが、名二環・伊勢湾岸道のインターもあり複雑な交差点になっています。 45→やがて伊勢湾岸道が上を走ります。この高速は幅が広いので、23号線は雪が積もらずに済んでいます。
46→国道366号線の分岐になる有松ICです。 47→豊明市で1号線と再接近するため、1号線に行く車線と23号線をそのまま走る車線に分けられます。 48→23号線方面は蒲郡・西尾方面までの距離表示になっています。
49→ここは上に高速道路がない区間なので、とんでもないくらい積雪していました。 50→道の駅「デンパーク安城」です。テーマパークの一部を道の駅として開放しているようです。 51→夜が明けても残雪がたくさんあり、スタッドレスタイヤでないと走るのはつらいです。
52→知立バイパス区間は対面交通ですがほとんどが高架道路です。 53→道の駅「にしお岡ノ山」です。高架道路の上り線(豊橋方面)の車が使える道の駅です。 54→西尾市付近でもまだ雪が降っています。
55→道の駅「筆柿の里幸田」です。高架道路の下り線(名古屋方面)の車が使える道の駅です。 56→幸田町内は高架道路の岡崎バイパスも旧道も23号線になっており、旧道はアイスバーンみたいな場所もありやばかったです。 57→国道248号線と合流する深溝愛宕山交差点ですが23号線の方が遠慮がちに合流しています。
58→国道247号線との合流点になる競艇場西交差点です。ここからしばらくは247号線との重複区間になります。 59→蒲郡市内は4車線になっています。 60→蒲郡の市街地を抜けるとほんの少しだけですが海沿いを走る区間があります。
61→豊橋バイパスとの分岐です。将来的には本線が右方向になるでしょう。 62→豊橋市の日色野町交差点で247号線と別れ単独区間になります。 63→西八町交差点で1号線と合流して終点になりますが、市街地が大渋滞していました。
●豊橋バイパス・豊橋東バイパス区間
64→写真61を右に曲がった豊橋バイパスです。豊川の河口付近を渡る「豊川橋」です。 65→反対方向の蒲郡方面がかなり渋滞していました。 66→行き先表示は259号線経由の伊良湖岬とこの23号線バイパスを進んだ浜松の距離が表示されています。
67→この大崎インターで259号線と交差します。 68→バイパスの本線はほとんど立体交差になっているので信号はありません。 69→ここで行き先表示で「静岡」の表記が初めて登場しました。109kmならそれほど遠いとも感じません。
   
70→2013年4月の時点ではこの細谷インターまでの開通でした。 71→ 72→