国道24号線                  

①快適さ→★★★(市街地地区は全部渋滞気味)
②退屈度→★★(直線的な道路が多く変化があるのは木津川河川敷・御所~橋本くらい)
③整備度→★★★★★(ほぼ全区間で4車線または自動車専用道路が充実してきました)
④景色 →★★(郊外を走っている時はまだいいのですが市街地は全然だめ)
⑤施設 →★★★★★(食事処・コンビニ・GSなどにはこまらないでしょう)
⑥観光地→★★★(伏見稲荷,平城宮跡,大和三山,葛城山,粉河寺など
総合評価点
63
正規区間 起点 京都市下京区(烏丸五条) 終点 和歌山県和歌山市(県庁前)  138.5km
実質区間
(端末重複区間) 
起点側 なし  0.0km 138.5km
終点側 なし  0.0km
重複区間
単独キロ  
上位 なし 0.0km 138.5km
下位 国道163号線⇒京都府木津川市(上狛四丁町~大谷) 1.8km
国道25号線⇒奈良県大和郡山市(横田町)~天理市(嘉幡町) 2.8km
国道165号線⇒奈良県橿原市(橿原郵便局前~曲川町東) 4.8km
国道166号線⇒奈良県橿原市(橿原郵便局前~四条町西) 0.8km
国道169号線⇒奈良県橿原市(橿原郵便局前~兵部町) 0.3km
国道168号線⇒奈良県大和高田市(東室ランプ)~五條市(本陣) 23.3km
国道370号線⇒奈良県五條市(三在)~和歌山県橋本市(橋本1丁目) 12.1km
国道480号線⇒和歌山県かつらぎ町(笠田東)~紀の川市(穴伏) 3.1km 
0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
京奈和自動車道(有料)   京都府城陽市(城陽IC)~京都府木津川市(木津IC) 16.8km
奈良県橿原市(橿原高田IC)~奈良県御所市(御所IC) 5.0km
奈良県五條市(五條北IC)~和歌山県橋本市(紀北かつらぎIC) 25.0km
 
最終的には京都~和歌山の120kmを結ぶ計画 
橿原バイパス 奈良県天理市(中町中川北)~橿原市(新堂ランプ) 13.3km
 
京奈和道の一部無料区間を含みます。
経由地 京都府 京都市・宇治市・城陽市・山城町・井手町・木津川市   
奈良県 奈良市・大和郡山市・天理市・川西町・三宅町・橿原市・大和高田市・葛城市・御所市・五條市
和歌山県 橋本市・かつらぎ町・紀の川市・岩出市・和歌山市
道の駅 (1)紀の川万葉の里(和歌山県かつらぎ町)【和歌山-12】
接続国道・高速道 【京都市】→国道1号線(大津・四日市方面/枚方・大阪方面) 国道367号線(大原・高島方面)
【京都府宇治市】→京滋バイパス(宇治西IC,巨椋IC)
【京都府城陽市】→国道307号線(甲賀・彦根方面/枚方方面)
【京都府木津川市】→国道163号線(伊賀・津方面/四条畷・大阪方面)
【奈良県奈良市】→国道369号線(柳生・宇陀方面) 国道308号線(東大阪・大阪方面)
【奈良県大和郡山市】→国道25号線(柏原・大阪方面) 西名阪道(郡山IC)
【奈良県天理市】→国道25号線(伊賀・亀山方面)
【奈良県橿原市】→国道165号線(名張・津方面/柏原方面) 国道169号線(吉野・熊野方面)
【奈良県大和高田市】→国道166号線(羽曳野方面)
【奈良県御所市】→国道309号線(富田林・大阪方面/下市・天川方面)
【奈良県五條市】→国道370号線(吉野方面) 国道168号線(十津川・新宮方面) 国道310号線(堺方面)
【和歌山県橋本市】→国道370号線(美里・海南方面) 国道371号線(河内長野方面/高野山・龍神方面)
【和歌山県かつらぎ町】→国道480号線(高野山・吉備方面)
【和歌山県紀の川市】→国道480号線(和泉方面) 国道424号線(海南・吉備方面)
【和歌山県和歌山市】→阪和道(和歌山IC) 国道26号線(堺・大阪方面) 国道42号線(御坊・田辺方面)

●実走レポート(2009年6月/2010年8月)
 この国道は京都・奈良・和歌山と近畿3府県の都市部を縦断する国道で、幹線国道でありながら整備のスピードは非常に遅いと思っていました。私の現在住んでいる京都から奈良県の実家まで頻繁に利用させてもらっており、個人的には一番なじみの深い国道ではないかと思います。最近はこの国道に沿って京奈和自動車道という自動車専用道路が一部開通しており、ここ5年で奈良県・和歌山県にも開通区間ができたので、幾分は渋滞が緩和されていますが、それでもたかが140kmの国道を通しで走りきるには非常に時間がかかり、京都~和歌山は第二京阪,近畿道,阪和道で行く方が三倍は早く着きます。
 京都は市内のほぼ中心になる烏丸五条から南に行くところが24号線の始まりです。京都市内を抜け宇治川を超えるまでは、渋滞などでかなり走りにくいと思います。京都市内は標識通りに行ったらわざわざ遠回りしてるし、伏見区あたりは北向きは2車線,南向きは1車線と変な道路になっているし…。宇治市に入り大久保バイパスに入れば流れは少し良くなります。でも京奈和道と分かれた一般国道は城陽付近でまた渋滞し、木津川沿いで流れがよくなったと思ったら、木津市街地でまた渋滞し、奈良県に入って2車線になったからまた流れたと思ったら、奈良市内でまた渋滞するという繰り返しです。一番最悪な区間は西名阪道郡山ICを過ぎて片側1車線になる区間ですが、田原本・橿原・大和高田と抜ける区間が本当に動きません。2006年春に郡山から4車線の京奈和道が無料で開通し、大和高田バイパスも含めて奈良の都市間は4車線が確保され、かなりよくなりました。旧道も県道に格下げせずに国道24号線として残していますが、橿原~大和高田の区間は高架道路のバイパスが24号線の本線になり、旧道は国道165号線と166号線に指定替えをしています。
御所~五條の区間は1車線道で標高210mの風の森峠で峠越えをして、紀の川(奈良県内は吉野川)沿いに和歌山まで進みます。五條市内が渋滞が多いので、その手前の五條北ICから高野口ICまで京奈和道が山側に開通しました。この区間は無料開放しております。五條からしばらくはローカル色漂う走りやすい国道になり、和歌山県に入り、橋本・かつらぎと進みます。紀の川に沿っていても川が見えるのは道の駅のあるあたりぐらいで、ほとんどは川岸から少し離れています。岩出からは4車線のバイパスが国道本線に昇格したので、川沿いの旧道は県道になりました。和歌山までほとんど直線で単調な道路になっています。和歌山市内で、阪和道のインター手前で旧道に合流し、少し狭い区間を走りますが、県庁前で26号線・42号線と交差して終点になります。

●沿線フォトギャラリー
1→京都側の起点となる烏丸五条交差点で、367号線・8号線・9号線も起終点になっている場所です。(但し8号線と9号線は1号線に重複しています) 2・3→3桁国道顔負けの桁下2.1mのJRの高架で、よく高さオーバーのトラックがひっかかる事故が多いため、2009年に高さ4m近くに改良したものができました。(右写真)
4→京都市伏見区付近は、北行が2車線だが南行は1車線しかありません。 5→宇治川を渡る観月橋は上下2段構造になっています 6→上をまたぐ道路は既に全線開通している京滋バイパス
7→宇治市・城陽市は旧道の西に4車線のバイパスが早くから開通。この場所は高架にしたことで渋滞が解消された大久保田原交差点 8→木津川の河川敷を走ってる区間はいつも空いているし走りやすいです 9→京奈和道の木津ICが合流するところが奈良県との県境です
10・11→奈良市内は中心部から西に外れて高架道路のバイパスが早くから完成。側道に逃げれば308号線・369号線の分岐もあります 12→JR大和路線を超す八条高架橋附近は4車線でもよく渋滞を起こす有名ポイント
13・14→2006年に開通した郡山南IC附近です。左は土台だけですが、西名阪とくっつける工事を進行中で、旧道も24号線として国道のまま残っています。右が無料区間の入り口です。 15→これは天理~橿原間の旧道区間で渋滞が顕著にひどい場所
16・17・18→京奈和道の郡山南~橿原北間は現在は途中のICなしの暫定開業状態だが、将来的には田原本・三宅など2つの出入口を作る予定です。4車線であっという間に着いてしまいますが、出口で渋滞しやすいのが難点。
19・20→ここ(新堂町)で大和高田バイパスに接続。左は165号線と旧24号線の重複区間。24号・165号・166号・168号・169号が複雑に入り乱れる場所です 21→大和高田バイパスも自専道なみの高架道路で、そのまま南阪奈道路と接続して大阪に行くことが可能
22・23→高架道路の途中で24号線は左へ直進は165号線・右は166号線の大阪方面への分岐 24→以前はなかったのですが168号線との重複表記になっています(2010/8月の調査)
25→309号線とクロスする室交差点です 26→久しぶりののどかな風景になる区間が五條に抜ける風の森峠附近にあります 27→標高210mの風の森峠でここで奈良盆地から紀の川沿岸に変わる場所です
28→風の森峠から五條市内へはかなり一気に下る道になっています 29→五條市内に入るまでに京奈和道の開通区間(五條北IC)があります 30→さらに進んで370号線(大淀・吉野方面)への分岐があります。ここから先は168号線・370号線との3路線重複区間ですが何も表記はありません。
31→ここが五條でも著名渋滞ポイントとなっている本陣交差点で168号線とは別れ、310号線はここが終点になります。 32→少し軽めの峠道で奈良県と和歌山県の県境があります。 33→和歌山の終点まであと47kmのところまで来ました。
34→橋本市内を抜けるところは24号線という旧一級国道では信じがたいくらい狭い道です 35・36→やがてずっと重複していた370号線と分岐しますが、信号の横にある小さな標識だけで案内表示はありません。少し先にある371号線の交差点は大きく表示しています。高野山に行く車を極力371号線の橋から誘導するようにしているのでしょう。
37→この辺りは直線がかなり長く続いています 38→京都の起点から100kmの場所です 39→高野山へはこの480号線からでも行くことができます
40・41→24号線に唯一の道の駅である「紀の川万葉の里」です。平日であるにもかかわらず多くの方が休憩していました。すぐに紀ノ川の河原に出ることができるポイントです。 42→こちらは大阪:泉大津方面への480号線の分岐です。めちゃくちゃすごい峠道ですが…
43→ここで「和歌山バイパス」区間に入ります。狭い旧道(直進方向)は県道になりました。 44・45→和歌山バイパスは区間全線が4車線でほぼ直線に設計されています。かなり信号が多いのが難点です。
46・47→紀の川を越えると阪和道の和歌山ICがあり、ここで旧道と合流して旧道が24号線の本線になります 48→この案内標識は続く国道のおにぎりマークと併記されていて見やすいです。
49→この案内標識がわかにくいのは24号線を奈良方面から走ってきたにもかかわらず、左方向に24号線:奈良方面と書いているところです。 50・51→左の写真で26号線との交差点になる西汀丁交差点ですが42号線はここからではなく300mほど先の右側写真の県庁前交差点からです。