国道30号線                

①快適さ→★★★★(4車線が大半でそれほど渋滞もない)
②退屈度→★(景色が変わらない単調な道路)
③整備度→★★★★★(玉野市の一部以外は直線的なバイパスが開通)
④景色→★★(変化がない)
⑤施設→★★★(児島湾の干拓地はあまり施設がない)
⑥観光地→
★(取り上げる場所がない) 
総合評価点
48
正規区間 起点 岡山市北区(大雲寺)  終点 香川県高松市(中新道) 26.4km
実質区間
(端末重複区間) 
 
起点側 なし   0.0km 25.9km
終点側 香川県高松市(番町)~終点⇒国道11号線    0.5km
重複区間
単独キロ 
 
上位 なし    0.0km 25.9km
下位 なし   0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 岡山県玉野市(宇野港)~香川県高松市(高松港)
 宇高国道フェリーが運航(所要時間60分) 
18.0km
本線に並行する
主なバイパス 
 
瀬戸中央道(有料)  早島IC~坂出IC間 37.3km
 
1985年に初めて本州と四国が瀬戸大橋を通り陸づたいに行けるようになった区間 
経由地 岡山県 岡山市,玉野市 
香川県 高松市
道の駅 (1) みやま公園(岡山県玉野市)【岡山-5】
接続国道・高速道 【岡山市】→国道53号線(津山・鳥取方面) 国道250号線(備前・姫路方面)
        国道2号線(福山・広島方面/備前・姫路・神戸方面)
【岡山県玉野市】→国道430号線(水島・倉敷方面)
【香川県高松市】→国道11号線(東さぬき・徳島方面/坂出・松山方面)

●実走レポート(2011年8月) 

この国道は二桁の幹線国道では26㎞と短小に入りますが、岡山から海を隔てた高松までなので、18㎞の海上区間まで入れればそれなりの距離になります。昔は本州と四国を結ぶ最短経路だったので、フェリーも数多く運行していましたが、瀬戸大橋が1985年に開通してからは、そちらに流れの主流が移行したのですが、瀬戸大橋の通行料が当初は高いこともあり、船の利用者も結構ありました。しかしながら、今は高速道路が深夜や休日なら半額になるため、フェリーも合わせるように安くなり、運行本数も少なくなっているのが現状です。私が利用した時も乗客数は少なかったような気がします。
起点は岡山市中心部の大雲寺交差点で、最近まで2号線:岡山バイパスの青江交差点まで2号線の従来道として重複していたのですが、2号線の指定が外れ30号線の単独区間になりました。2号線を超えた後は児島湾の干拓地を進むため、ずっと景色が変わらない単調な4車線道路が続きます。JR宇野線を超えたら少し登り坂になり、長く続いた4車線道路が終わります。ちょうど高台の場所に道の駅があり、それを超えたら下り坂になります。ループ橋で一気に下れば、宇野の市街地になりフェリー乗り場に着きます。
宇野と高松を結ぶフェリーは2つの会社で1日44往復あり、昼夜運行しています。ちょうど1時間で高松港に着きます。
高松港からは南に進んで、市役所のある番町交差点で11号線と交差して終点になります。四国側は2㎞も走らずに終点になります。
 


●沿線フォトギャラリー
1→起点となる大雲寺交差点です。
  (53号線側から撮影しています)
2→少しだけ岡山市電が中央を走っています。
  (写真は終点の清輝橋停留所)
3→市電がなくなった後は普通の4車線道になります。
4→十日市交差点では珍しい円形リングの歩道橋があります。 5→青江交差点で2号線と交差します。従来はここまでも2号線扱いだったので30号線の実質起点はここでした。 6→笹ヶ瀬川を超える橋です。4車線なので2本あります。
7~9→児島湾の干拓地を通る区間はずっと直線の4車線道路で、遠くに見える山の距離感も同じみたいで単調です。疲れている時は居眠り運転になりそうな場所で逆に怖いです。
10→少し山が近づいてきたかな?という感じです。 11・12→この国道唯一の道の駅の「みやま公園」です。高台にあります。
13→峠越えの部分だけ道が2車線の狭めの道になります。 14→標高70mの賽峠でここから下り道になります。 15→くどいように警告している急カーブ(ループ)の標識です。
16→ループ橋を下るところで眼下に宇野港が見えてきました。 17→下から見たループ橋です。割と曲線半径が小さめです。 18→ループ橋南交差点で430号線と合流します。瀬戸大橋を見る鷲羽山は右に行きます。
19→宇野港の終点になります。 20・21→宇野と高松を結ぶフェリーは左側の宇高国道フェリーと右側の四国フェリーがあります。宇高国道フェリーはETCで乗船手続きができるしくみもあります。
22・23→高松港側の起点はキロポストがあるのでよくわかります。 24→高松を除く四国の県庁所在地が全て列記されています。
25→四国側は片側3車線の広い道です。 26→この歩道橋にある国道標識が四国にある唯一の30号線の標識です。 27→番町交差点で11号線と交差し終点となります。
●瀬戸大橋区間
28→国道30号線BPとして始まるのはこの早島ICからで、倉敷JCT~早島は山陽道の支線扱いになっています。 29→瀬戸大橋まで21kmを本州の陸上を走ります。 30→「太平洋まで150km」というのは恐らく高知県までのことでしょう。
31→最初は水島ICです。国道430号線が近くに接続しています。 32→水島~児島間にある鴻ノ池SAで、この高速道路にある2つの休憩施設の1つです。 33→本州最後のインターがこの児島ICです。
34→瀬戸大橋の手前にある鷲羽山トンネルでこれを抜けるとすぐに橋区間になります。 35→これが1つめの「下津井瀬戸大橋」です。1447mある吊り橋で、この1つめの橋が岡山県と香川県の県境になっています。 36→2つめの「櫃石島橋」と3つめの「岩黒島橋」は連続しています。この2つは斜張橋になっています。
37→途中の与島にPAがあり、ここで折り返すことも可能です。瀬戸大橋の途中で唯一一般利用者が立ち寄ることができる島です。 38・39→与島PAから四国本土へは2つの吊り橋が連続します。「北備讃瀬戸大橋」が1538m、「南備讃瀬戸大橋」が1648mです。日本の長大橋の11位と16位ですが、両方足しても「明石海峡大橋」の方が長いです。
40→2939mの番の州高架橋を越えて四国最初のインターがこの坂出北です。 41→ここで初めて「ようこそ香川県へ」の標識がありますが、香川県に入ってかなり走っています。 42→国道30号線BPとしてはこの坂出ICが終点になります。ここから先は坂出JCTを経て高松道になります。