国道43号線                

①快適さ→★★★(片側3車線でも渋滞するところは渋滞します)
②退屈度→★★(景色も単調だし高速道路の高架下道路で退屈)
③整備度→★★★★(大阪~神戸の大動脈道路なので整備は万全です)
④景色→★(高速道路の下と防音壁で景色が見えない)
⑤施設→★★★★(コンビニやGSなどの店は道路沿いには意外と少ない)
⑥観光地→
★★(甲子園,西宮神社など) 
総合評価点
48
正規区間 起点 大阪市西成区(花園北) 終点 神戸市灘区(岩屋) 30.0km
実質区間
(端末重複区間) 
 
起点側 なし 0.0km 30.0km
終点側 なし    0.0km
重複区間
単独キロ 
 
上位 なし    0.0km 30.0km
下位 なし    0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス 
 
 特になし     
経由地 大阪府 大阪市   
兵庫県 尼崎市,西宮市,芦屋市,神戸市
道の駅 なし
接続国道・高速道 【大阪市】→国道26号線(大阪市内方面/堺・和歌山方面) 国道172号線(大阪港方面/大阪市内方面)
【兵庫県西宮市】→名神高速(西宮IC)
【神戸市】→国道2号線(姫路・岡山方面/西宮・大阪方面)

●実走レポート(2011年9月 終点⇒起点への逆行) 

この国道は大阪・神戸間を結び、2号線のバイパスとして少し海側にできた道路です。1950年代の話ですが、かつては173号線と呼ばれていた時期もありましたが二桁国道に昇格して43号線になっています。2号線を「第一阪神国道」、43号線を「第二阪神国道」という別称があり、愛称で「二国」とも言われてましたが、最近は2号線を「にこく」という人の方が多いので、「よんさん」と呼ばれることが多くなりました。
今回は神戸から大阪に向けて走ったので、その方向でレポートします。神戸市灘区の岩屋交差点が2号線との分岐ですが、直進方向の高架が43号線になります。ここから府県境までは、ずっと阪神高速神戸線の下を走ります。開通時は交通量を重視して片側5車線の道でしたが、沿道住民からの騒音問題や高速道路の開通、緑地帯や歩道を広く取ったことで現在の本線は片側3車線に減らしています。また、国道にしては異様に高い防音壁があり、深夜の左車線は4輪車の通行禁止になるくらい徹底しています。改めて走ってわかったのですが、本線から入るコンビニやガソリンスタンドがほとんどないんです。大都会の道路で結構不便します。ちなみに平行する2号線はいろんな店が沿道にあります。神戸市と芦屋市の境目辺りは、95年の阪神淡路大震災で高速道路が500mにわたって倒壊した有名な場所です。 あの時はガレキの撤去や、復旧のために片側1車線にして対応していました。
やがて西宮市に入ると、名神高速の終点になる西宮インターを通り、すぐの南側が阪神タイガースと高校野球で有名な甲子園球場です。尼崎を抜けると大阪府に入り、神崎川のところで阪神高速が離れます。ここから高架道路と側道に別れ、高架道路側は全て立体交差なので高速道路なみに走ることができます。淀川を渡る伝法大橋も二層構造になっています。弁天町の172号線手前から阪神高速西大阪線が始まり、43号線は側道になりますが、所々で片側1車線しかない場所もあります。最後は阪神高速は堺線と合流し、43号線は花園北交差点で26号線と交差して終点になります。直進方向は大阪市道ですが、道なりに行けば25号線になります。


●沿線フォトギャラリー
1→2号線と分岐する岩屋交差点ですが43号線方面に行く直進方向の方がメインになっています。 2→基本は片側3車線の道路です。昔は5車線もありましたが、高速道路への移動や騒音対策も考慮した結果です。 3→付近住民の騒音問題でいろいろ話題になった路線ですが、現在は高い防音壁があります。
4→芦屋市に入ったところで六甲山や有馬温泉に抜ける芦有道路の分岐があります。 5→この西宮本町信号を左折すると2号線との交差点から171号線に接続します。 6→名神:西宮ICの交差点です。
7→武庫川を渡るところだけは阪神高速は国道の上でなく横に2層構造で走っています。 8→神崎川の支流を渡ったところで大阪府に入ります。 9→大阪市内に入ると阪神高速神戸線から離れるので、国道が高架道路になります。
10→淀川を渡る新伝法大橋です。左に見える橋が旧伝法大橋で43号線の側道はこちらを渡ります。 11→大阪市西区に入ると阪神高速:西大阪線があるため、43号線は側道に入ります。 12→弁天町の172号線の交差点です。
13→阪神高速西大阪線の下も3車線道路です。 14→あみだ池筋・なにわ筋の下は地下道の立体交差になっています。 15→26号線の花園交差点で終点になります。