国道487号線               

①快適さ→★★★★(離島めぐりコースのためあまり道路が混雑することはなく快適に走行可能)
②退屈度→★★★★(変化があり楽しむことができます)
③整備度→★★★(所々狭いところもあり走りにくい場所があります)
④景色→★★★★★(海沿いの漁港町をたくさんめぐり海岸線を走る区間が多いです)
⑤施設→★★(意外と店が少ないので注意。特にコンビニはほとんどなかったです)
⑥観光地→
★★(島めぐりの漁港町なので釣りと海の幸はありますが観光名所はなし) 
総合評価点
70
正規区間 起点 広島県呉市(本通一丁目) 終点 広島市南区(平野橋東) 50.5km
実質区間
(端末重複区間) 
 
起点側 なし  0.0km 50.5km
終点側 なし    0.0km
重複区間
単独キロ 
 
上位 なし  0.0km 50.5km
下位 なし    0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 広島県江田島市(高田港)~同(津久茂港)
 この間のフェリーなどはないが、県道で迂回できる。将来的に橋で連絡の計画。 
0.0km
広島県江田島市(切串港)~広島市南区(広島港)
 2社でフェリーを運航中。1日31往復で片道30分(普通乗用車で2,500円)
本線に並行する
主なバイパス 
 
特になし     
経由地 広島県 呉市,江田島市,広島市
道の駅 なし
接続国道・高速道 【広島県呉市】→国道31号線(広島方面/竹原・三原方面)
【広島市】→国道2号線(岩国・下関方面/東広島・福山・岡山方面)

●実走レポート(2011年6月) 
この国道は広島市の南側にある倉橋島・東能美島・江田島を周回するようになっている離島めぐり国道で、海上区間で分断されている箇所もありますが、本土と倉橋島は音戸大橋で、倉橋島と東能美島・江田島は早瀬大橋で結ばれています。ちなみに東能美島と江田島の間に分断されている海上区間がありますが、この2つの島(正確には西能美島も入れた3つ)は陸続きの島なので、県道を使って迂回することができます。国道自体が不必要に周回するようなコースになっているため、目的地に早く行く場合は、江田島のように国道を使うより県道の方が早い場合もあります。
出発は呉市の中心部から始まり、休山の西側の工場・住宅地をぬうように南下します。半島の先端部に倉橋島に渡る音戸大橋がありますが、海峡を四国~広島の大型フェリーも通過するためにかなり高いところに橋をつくる必要があって、三層のループ橋になっています。倉橋島の区間は短く、最短距離で次の東能美島に渡る早瀬大橋に着きます。早瀬大橋も高い位置に橋を通しているために、ループのような形で一気に高さをかせぐようになっています。東能美島は島を縦断するようなコースになっており、江田島市役所のある中町港を過ぎて少し走った高田港でいきなり県道に変わる区間があり、国道がそこで切れます。対岸に江田島の端部も見えているぐらいの場所なので、橋を造ることは今の日本の技術ならそれほど問題でもなさそうな距離ですが、利用頻度的にずっとほったらかしになっているような気もします。江田島は島をくるっとまわりこむようなコースで切串港に着き、呉市と広島市にフェリーが運航されています。
広島行きのフェリーで本土に戻り、広島港から宇品通りと呼ばれる通りで北上して、2号線と交差する場所で終点になります。 

●沿線フォトギャラリー
1→本通1丁目交差点から始まります。左折方向は標識では185号線になっていますが、実際はあと150mほど31号線です。 2・3→直進方向で広い道が続いているのですが、国道として指定されているのは左斜めに続く細い方の道で右写真のような感じです。
4→朝も早い時間なのでほとんど交通量もありません。 5→これは第二音戸大橋の工事です。2013年に暫定的に2車線で開通する予定です。 6→これは今でも人や自転車は往来のある音戸渡船です。橋は人も渡れますが、あの高さまで登ることが大変なので、渡船も残っているとのことです。70円で渡れます。
7→こちらが1961年に開通した音戸大橋です。 8→渡ってみると何でもない橋です。かつては有料道路で120円の通行料金でした。 9→海沿いぎりぎりの場所を走ります。
10→このような1.5車線の道路も残っています。 11→倉橋島の中心部を抜けて走ります。 12→この標識がなんか変?と思うのは、これから向かう江田島と今まで走ってきた呉の距離が同じ方向に書いていることで、呉は県道を周回して音戸大橋で戻る距離と思います。
13→これが633mの早瀬大橋です。1973年に開通しています。 14→こちらの方が音戸大橋より橋らしい感じがします。 15→東能美島も漁港町をつなぐルートとなっています。
16→江田島市役所のある中町港からは広島行きのフェリーもあるそうです。 17・18→能美島の高田で突然国道から県道に変わります。左写真の奥に右写真の標識も見えています。
19・20→ちょうど海を隔てた反対側の端部です。こちらは完全に行き止まりになっています。 21→この場所から江田島を周回する道路になり、右方向が487号線、左方向は県道になります。
22→反対方向から見ると行き止まりであることが明記されています。 23→かなりの軒下酷道ぶりを発揮するような場所も残っていました。 24→切串港に向かう道は普通の2車線道路です。
25→切串港のフェリー乗り場が国道の端部になっています。 26→ここからフェリーに乗船して広島に向かいます。 27→正面の▲の島の右側奥が宇品港です。
28→宇品~切串で使っているフェリーです。 29→高い建物は広島プリンスHです。 30→広島港は各島に行くフェリーが多く運航されています。
31→料金所を通過すると各方向への乗り場に別れています。江田島・能美島・似島に行く船があります。 32→ここが広島市内の端部です。 33→ほとんどの区間を広島市電が並行しています。
34・35→広島市電は全国の市電から譲り受けたものも結構あるため、デザインが多種多様です。左写真は広電のオリジナル車両です。 36→平野橋東交差点で2号線と交差して終点になります。