国道52号線                

①快適さ→★★★★(交通量は多少あるが渋滞みたいなものはなく走りやすい)
②退屈度→★★★(全体を通して単調な道が続き景色に変化が少ない)
③整備度→★★★★(二桁国道だけのことはあり市街地のバイパスも整備されています)
④景色→★★★★(富士川沿いのゆったりした景色を楽しむことができ富士山も見えるスポットがある)
⑤施設→★★★(街中は飲食店・コンビニ・GSなどはある)
⑥観光地→
★★(身延山久遠寺・身延温泉などあまりない) 
総合評価点
65
正規区間 起点 静岡市清水区(興津中町) 終点 山梨県甲府市(甲府警察署前) 99.9km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 なし 0.0km 99.9km
終点側 なし 0.0km
重複区間
単独キロ  
上位 国道20号線⇒山梨県韮崎市(船山橋北詰)~甲斐市(竜王立体) 7.2km ▲7.2km 92.7km
下位 なし 0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
甲西道路 山梨県富士川町(栄町)~甲斐市(双田) 18.3km
 
中部横断道の側道のような感じで走るバイパス
経由地 静岡県 静岡市・富士宮市
山梨県 南部町・身延町・富士川町・南アルプス市・韮崎市・甲斐市・甲府市
道の駅 (1)とみざわ(山梨県南部町)【山梨-1】
(2)富士川ふるさと工芸館(山梨県富士川町)【山梨-16】⇒上沢交差点から1kmほど(施設が休業中)
(3)しらね(山梨県南アルプス市)【山梨-14】⇒バイパスの甲西道路沿いにある
接続国道・高速道 【静岡市】→国道1号線(富士・沼津方面/島田・浜松方面) 新東名高速(新清水IC)
【山梨県南部町】→国道469号線(富士宮・御殿場方面)
【山梨県身延町】→国道300号線(本栖湖・鳴沢方面)
【山梨県富士川町】→国道140号線(笛吹・秩父方面)
【山梨県韮崎市】→国道20号線(諏訪・塩尻方面)
【山梨県甲斐市】→国道20号線(大月・東京方面)
【山梨県甲府市】→国道358号線(中央・精進湖方面) 国道411号線(甲州・奥多摩方面)

●実走レポート(2013年9月 終点⇒起点への逆行) 
この52号線が制定られたのは1965年で、それまでは清水市~韮崎市~上田市の国道141号線の一部でした。そのうちの静岡県~山梨県の部分が52号線として昇格した経緯があります。だから甲府から一旦西に向かって遠回りするようなルートになっています。
甲府の中心部の起点から20号線までは、甲府バイパスが完成するまでの旧20号線の名残です。甲府バイパスと交差してから、かつての141号線までの船山橋北詰までの重複区間を過ぎて、また逆戻りするように進みますが、現在は中部横断道が中央道から分岐して増穂ICまでできています。その側道部が甲西道路として52号線のバイパスになっています。中部横断道は最終的には南は新東名の新清水JCTまでつながり、北方向も佐久まで繋がるので141号線・52号線は全て高速道路沿いになる計画です。
52号線の単独区間から東南方向に戻るルートなので、正面に富士山が見えるような位置になります。市としては唯一のカタカナ表記になる南アルプス市・増穂町を通ると、バイパスの甲西道路と合流し、富士川沿いの道が県境付近まで続きます。だから52号線の通称名が「富士川街道」と名付けられています。両側に山が迫っていますが、富士川の川幅もかなり広いので、52号線が川の西側を、JR身延線と県道9号線・10号線が川の東側を走り、途中に身延町・南部町などの町並みが続きます。身延町からは富士五湖に続く国道300号線の端部になるため、富士山北側山麓の富士吉田・鳴沢などもここから入ると最短で行くことができます。
南部町で富士宮市・富士山麓へと続く国道469号線と分岐した後は、JRと県道はそのまま富士川沿いになっているのに対し、西側を走る52号線は富士川から離れ峠越えの道になるため、アップダウンや急カーブの多い道に変わります。途中で静岡県に入って、峠付近で静岡市に入ります。現在は新東名高速の新清水ICが52号線沿いにでき、そこからさらに下ると、清水区興津で1号線にぶつかりそこが終点になります。ちょうど1号線もこの場所で一般道と静清バイパスが合流する部分になります。
渋滞もあまりないような道なので、途中で休憩を入れても3時間くらいで走ることのできる道です。 

●沿線フォトギャラリー
1→起点の甲府警察署前交差点です。 2→すぐの相生歩道橋交差点で358号線と分岐し、西に進みます。 3→わずかな区間ですが4車線の広い道です。
4→西向き車線は片側1車線になります。
この辺りはかつては20号線だった区間です。
5→竜王立体交差点で現在の20号線になる甲府バイパスと交差し、52号線は重複区間に入ります。 6→20号線を3.6km走ったところにある双田交差点はバイパスの甲西道路の分岐です。本線になる部分はさらに20号線を進みます。
7→竜王立体交差点から7.2km走れば船山橋北詰交差点で52号線が分岐します。甲府バイパスが開通するまではここが実質の起点でした。 8→富士川を渡り対岸を来た方向に戻るようなルートです。この日は正面に富士山がきれいに見えていました。 9→バイパスの甲西道路が開通していることもあり交通量は少なめです。
10→櫛形町・白根町・甲西町などの6町村が合併してできた南アルプス市は日本でも珍しいカタカナ表記の市町村です。 11→ここで終点にあたる静岡市までの距離が出てきました。100km強ということは約3時間です。 12→南アルプス市の市街地は商店なども多くありますが、賑やかさに少し欠けるような感じです。
13→富士川町の追分交差点で140号線と交差します。140号線はこの場所が終点になります。 14→甲府盆地の端でこれから富士川の渓谷沿いに入るところでバイパスの甲西道路と合流します。20号線からは約19kmです。 15→ここからしばらくは富士川に沿ってゆるやかに下るルートです。
16→道も広いし走りやすいのですが単調さがあり飽きる部分もあります。 17→川ギリギリのところを橋で越える場所もあります。 18→身延町の上沢交差点で富士五湖の1つである本栖湖方面から来た300号線と交差します。
19→52号線は富士川は一度も渡らずに西側の川沿いを進みます。 20→右側に遠く見えるのは身延町の市街地になります。(来た方向を振り返った撮り方) 21→支流が合流する場所でも一気に橋で越えるところが二桁国道らしいところです。
22→時々この「富士川」をいう看板を見ますが、離れずずっと並行しているので若干くどいようにも感じます。 23→割と大型車と多くすれ違うのは、まだ高速道路もできていないからでしょう。 24→南部町に入ると短いですがトンネル区間もちらほら出てきます。
25→ずっと走ってきた富士川沿いの上流部を見たところです。対岸の方がJRも通っているので民家が多くあるような気がします。 26→川と山に挟まれた場所では落石覆いの洞門もあります。 27→静岡まであと50kmもありませんが、52号線は下の29km先の静岡市清水区興津までです。
28・29→本線にある唯一の道の駅になる「とみざわ」です。タケノコの名産だからかもしれませんが変なオブジェがありました。 30→新万沢橋北詰交差点で469号線と交差し、ここを越えれば52号線は富士川から離れます。
31→峠越えの途中で静岡県に入ります。 32・33→峠を越えて宍原の集落を過ぎた辺りに新東名高速の新清水ICがあります。国道の上を本線に通じる道が通じています。
34→静岡市内に向けて一気に下っていきます。 35→東名高速との交差部分にはICはありません。 36→静岡市清水区の興津中町交差点で1号線と交差して終点になります。
駿河湾の海は目と鼻の先です。
【甲西道路区間】 (山梨県甲斐市~富士川町)
 まだ未調査なので写真はありません。