(テーマ11)アメリカの道路    

このテーマでは、日本を離れてアメリカの道路についてまとめたページです。
お国が変われば道路事情も変わるのも当たり前ですが、私は海外でのドライブ経験はアメリカ・カナダ・フランス・モナコくらいですかね。中国は国際運転免許証の適用外になるため、レンタカーを借りてドライブすることができないためにバスの車窓からでしか見ていないので、複雑な道路事情もほとんどわかりません。
その中で、アメリカ合衆国では2〜3万qの運転経験があるので、かなり事情がわかっています。また将来的にアメリカに旅行や出張に行くような機会があれば、実際の写真を色々撮りながら盛り込みたいと思っています。

(11−1)アメリカで車を運転するための基本的な準備
 アメリカで車を運転しようと思えば、現地に住んでいたら車を購入して運転できるのですが、旅行で訪れるのであれば当然レンタカーですよね。日本と同じくほとんどの空港や街の中心部に行けば、レンタカー屋さんはたくさんあります。何と言ってもアメリカは日本以上の車社会ですから、公共交通機関(飛行機・列車・バス)では訪問できる場所にも限度があります。逆に車があれば、名も知れない街にも訪問することができ、いろいろな発見もたくさんあります。私に言わせれば旅行が格段に楽しくなります。
 さて、そのレンタカーで車を借りるために必要なものがいくつかあります。ちなみに大手のレンタカー会社は21歳未満の方には貸していただけません。社会的な信用という意味ですので、大学生の旅行者は気をつけて下さい。それでも何とか借りたいと思っているなら、日本の旅行代理店に相談いただければ、何とかなるかもしれません。

1.運転免許証
 日本で取得した普通乗用車の免許証でアメリカでも運転はできます。が、現地に行く前に日本の免許センターで「国際運転免許証」なるものを発行してもらって下さい。免停中でもない限り、お金さえ払えば1時間くらいで発行していただけます。この国際運転免許証は5つぐらいの言語で、どういう車種に乗れるかなどの内容が書かれています。アメリカだけでなく、ジュネーブ交通条約で取り交わした国は全て運転が可能なものです。 ちなみに、この国際免許証でも乗れない国で代表的な場所が中国です。ただし香港やマカオはイギリス領時代の取り決めがあるから問題ありません。有効期限は発行した日から1年間です。
 なお、海外でも日本の運転免許証も必要で、この有効期限が1年未満になっている場合は、特例的に日本の運転免許更新が可能なのでそれも併せて準備しておく必要があります。

2.クレジットカード
 レンタカー屋で支払を現金にされるのは大手ほど嫌がります。クレジットカード払いにすることで借り主の身分だけでなく経済的な部分の保証になるので、安心してお貸しできるというのが、店側の本音です。もちろん日本の代理店で予約手続きをして、そこで発行されたクーポンを持参するのも全く問題がありませんが、延長料金や損害保険などを支払うものがあるはずなので、クレジットカードは1枚は持っておくべきでしょう。
 アメリカならJCBよりはVISAかMASTERの方がいいかもしれません。

3.道路地図
 私が行った時と違って、今はカーナビが標準装備されているかもしれませんが、所詮は現地のレンタカーなので音声案内など英語です。しかもナビは見える範囲が限られているので、長距離的な視野で目的地を見ようと思えば地図が必要なわけです。かといって、中学や高校の社会の授業で使ったような世界地図帳を持って行っても、何の役にも立ちません。
 日本のスーパーマップルのような道路地図帳のアメリカ版ですが、洋書を売っている本屋でも見かけませんよね。実は日本で売っているような「全国道路地図帳」みたいな冊子は意外とないのです。そこでお勧めするのは、各州毎にある見開きの道路地図です。アメリカの場合は広い州と狭い州でかなり差はあるので、州毎で微妙に縮尺度合いは変わりますが、あれは広げる邪魔臭さはあっても細かく書いているので見やすいです。州道レベルまでは全て掲載されています。
 しかもそういうのは日本国内で取り扱っている大型書店・地図専門店などで買うより現地で調達した方がはるかに安いです。ニューヨーク・シカゴ・サンフランシスコ・ロサンゼルスなど日本から飛んできた国際空港レベルなら、空港ターミナル内に本を売っている売店があるはずだから、そこで調達するべきだと思います。

(11−2)日本の運転との大きな違い
 日本の運転上のルールとのいろいろな違いを、気づいた範囲ですがまとめて見ました。
1.右側通行
 海外で一番問題なのがこれなのですね。当然ですがハンドルは左側についてます。感覚を慣らすためには、やはり1日くらい運転しないと身につきません。特に交差点で日本の感覚で曲がろうとすると大事故になることもあります。だから、無意識に覚えるまえでは、「右折小回り、左折大回り」と意識しながら右左折をして下さい。高速道路などの流入・流出の仕方も日本と逆なのでお忘れ無く。路肩に寄せて止まる時も、進行方向右側になります。

2.信号は全て縦並び
 日本の雪国(北海道・東北・北陸など)と同じ信号は全て縦並びです。しかも場所によっては4つや5つ並んでいる交差点もありますが、別に赤・青・黄以外の色があるわけでもなく、鉄道のような警戒信号とか減速信号があるわけでもありません。矢印信号が単純に縦に並んでいるだけです。

3.交差点での右折は原則可能
 日本の場合は、「左折可」の矢印標識がある交差点のみ赤信号でも左折は可能ですが、アメリカは逆で「赤信号での右折不可」の標識がない限り、交差点での右折は安全を確かめた上で可能です。右折する際に赤信号だからといってご丁寧に停まって待っていたら後続車にクラクションで鳴らされるので、誤解のないようにして下さい。

4.交差点の「止まれ」の優先順位
 日本でも最近は増えてきましたが、十字路やT字路でどの方向にも「止まれ」の標識がある交差点は、アメリカは市街地・郊外に関係なくたくさんあります。俗に「4-Way Stop」と言われますが、ここに入ってきた車の進入できる優先順位が日本のルールと違います。日本の場合は右側の車両が優先ですが、アメリカの場合は先に停止線で停まった車が優先という合理的な考え方です。自分が交差点で停止した際に、残り3方向のどの車が先に停まっていたかを確認して、自分の番がきたら交差点に進入して下さい。意外と現地ではそのルールが浸透しています。

5.踏切の一旦停止は不要
 日本では踏切信号が青でない限りは、踏切では必ず一旦停止しますが、アメリカでは少し減速してそのまま通過です。遮断機も意外とない踏切も多いので、警報器が鳴っていないかを目と耳で確かめて安全を確認して、さっと通過すれば問題ありません。むしろ止まる方が後続車に追突されるリスクもあります。アメリカは日本のように1時間に何十本も列車が通過するような場所がほとんどないことも理由です。ただ貨物列車で250両編成みたいな信じられないものもあるので、そういう列車にひっかかれば運が悪かったと思ってあきらめて待ちましょう。

6.距離がマイル表示です
 アメリカ国内の距離表示は「●●km」と単位が明記して表示されていない限りは、全てマイル表示です。1マイル=約1.6kmと換算して下さい。高速道路の案内標識で「●● 150」と書かれていれば、150kmと勘違いしていれば2時間もあれば着くだろうと思いきや、マイルなので240kmもあるわけです。3時間くらいはかかるということですね。
 同様にレンタカーのスピードメーターや、道路標識の制限速度もみなマイル表示です。メーターで「65」となっていれば、65MPHのことでキロ換算すると110km/hですから勘違いしないように注意して下さい。関連する話題で、アメリカの道路は一般道路でも郊外の家のない場所なら「55マイル(=88km)」まで制限速度が緩和されます。街に入るとそれがどんどん落とされていくわけです。日本では道路状況に応じて精々60kmまでなのでその辺の感覚は若干慣れるまで時間がかかると思います。ちなみに高速道路は45〜75マイル(72〜121q)なので、日本より若干緩和されているようです。

7.距離表示の小数を嫌う
 日本は「3.6km」というような端数は小数で表示されるのが普通です。アメリカの場合はほどんど分数表示です。でも表示は「1/4」「1/2」「3/4」マイルの3種類がほとんどで、日本の先ほどの例のように「3 3/5マイル」というような表示はしません。「3 1/2」程度でしょう。
 近年は外国人観光者向けにマイルの分数表示とキロの小数表示を併記している標識も増えてきているようです。日本でも高速道路に路線番号がないのは外国人に対して不親切だと不評を買っているのと同じく、アメリカでもキロ表示が世界標準というのを知っているからその辺はお互い様というわけでしょう。

8.有料道路というのはほとんどない
 日本の高速道路は原則的に有料で、インターの出入口及び本線の両端に料金所があります。アメリカの場合は東海岸方面の一部の高速道路を除いてほとんど無料です。だから「フリーウェイ」という愛称があるのです。ただ有料道路でも数百キロ走って10ドルも取られないようなところがほとんどなので、日本の高速道路の通行料金の高さに外国の方はびっくりするわけですよ。無料区間が多い故に高速道路には日本のサービスエリアみたいな休憩施設はほとんどありません。給油・食事・宿泊などの休憩は、適当な街のインターで下りて探せばいいだけのことです。
 高速道路以外では、日本と同じく観光地のドライブウェイみたいな道路で有料になっているものもあるし、国立公園のエリア内に続く道路は全てゲートがあって施設利用料の名目で徴収されます。国立公園は最初のところで「ゴールデンイーグルパス」を買えば、年内は全ての国立公園や国立保護区などのゲートで全てフリーパスになるので、多くの場所を訪れる計画ならその方が圧倒的にお得です。
 また市街地に続く橋やトンネルなどで有料のものがありますが、ほとんどは市街地に入る時は料金所があり、出る方向は無料という感じです。映画でよく登場するサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジも、市街地に入る際に7.25ドルを取られます。

9.字で書かれた道路標識が多い
 日本の道路標識は絵柄と色で表記されているものが多く、補助標識で補足して字でいろいろ書いているのが普通ですが、アメリカでも絵柄はほぼ日本の道路標識と同じマーク・色使いなので、「何を意味するか全く不明」という標識はあまりないと思います。ただ私が感じた範囲ですが、字面で表現している道路標識がかなり多いと思うので、それを運転しながら一瞬で読んで判断しなければいけません。まあ、中学生程度の英語力で十分理解できるような内容です。一例で日本の駐禁マークは誰でもわかりますよね。アメリカでは「NO PARKING」と書かれた四角い標識だけです。

(11−3)アメリカの道路の種類
アメリカの道路のしくみは、一言でいうと「わかってしまえば日本より単純でわかりやすい」といえます。
日本の高速道路に該当するものが「インターステートハイウェイ」で、国道に該当するものが「USハイウェイ」で、都道府県道に該当するものが「ステートハイウェイ」です。それでは各種別に詳細をまとめてみました。

(A)インターステートハイウェイ

【図1】 【図2】 【図3】

 日本語では「州間高速道路」と呼ばれ、字の通りアメリカの州をまたぐような高速道路を総称してそのように呼んでいます。標識の標準形は図1のようなマークが道路標識・案内標識に書かれています。道路地図では「I-10」というような表現で書きます。制限速度はオイルショックの時に経済政策として55MPH(=89km/h)にされたこともありましたが、不評を買ったので、1995年に統一規格的なルールは撤廃し、場所に応じて州毎に決められるようなしくみになっています。主流は都市部では55MPHのまままで、郊外の直線が多い区間では65MPH、砂漠・田園地帯などで70〜75MPHまで緩和されている区間もあります。
 番号は基本的に2桁までの番号が割り振られ、しかも東西方向に結ぶ路線が偶数、南北方向に結ぶ路線が奇数になっています。特に大陸を横断または縦断する基本路線は5で割り切れる番号をつけるようにしています。いくつかの例でいうと、西海岸のカナダ国境からシアトル〜ロサンゼルスを結ぶ南北路線は「I-5号線」と呼ばれているし、サンフランシスコを起点として東海岸まで続く路線は「I-80号線」とつけられています。
 さらに進行方向で南北路線は「NORTH」と「SOUTH」、東西路線は「EAST」と「WEST」と補助標識がついているので、自分が向かっている方向がわかるようになっています。じゃ、斜め方向に結ぶ路線はというと、起点と終点の位置関係で東西と南北の距離差を見てどちらが大きいかで判断しているようです。インターステートハイウェイも山間部など場所によっては2路線以上が重複している区間もあります。2桁の路線で76,84,86,88の4つは合衆国の東部と西部に別の路線として存在しています。1970年にインターステートハイウェイの付番ルールが変更されたことによるものです。少し利用者にとってはややこしいと思いますが…。

 しかし、実際に走ってみると図2のような3桁のインターステートハイウェイもよく見かけます。これは2桁の路線の支線みたいなもので、都市に入るとバイパス的につけられた路線や、市街中心部を避けるために環状道路で迂回する(=日本でいう外環道や圏央道みたいな路線)路線につけられるものです。図2の例で言えば、「I-95号線」のバイパスです。しかも両端がI-95号線に接続されている場合は百の位が偶数で、別の路線に接続している場合は百の位が奇数ということもルール決めされています。

 また、図3のような標識も見かけることがありますが、これは「通勤別線」と呼ばれるもので、I-96号線の本線とは別に街の市街地に向けて結ばれる路線です。図1や図2のような青の標識のインターステートハイウェイは一般道とは全て立体交差・インターチェンジ方式でしか接続していませんが、通勤別線は信号がある普通の交差点も存在します。

 最後に出入口の番号の付け方ですが日本と違って合理的です。原則的に起点または州境を基準に南方向または西方向からの距離(=マイル数)で番号が決まります。日本みたいに出入口が増える度に枝番を付与しなくてもよいので合理的です。ただし、同じマイル数内(=具体的にいうと1.6km以内)に複数の出入口がある場合は番号の後にアルファベットが付与されます。まああってAとBとCぐらいと思います。

(B)USハイウェイ
 日本語では「アメリカ国道」といわれるやつです。州間をまたぐような路線で一般道バージョンのものがUSハイウェイに該当しますが、場所によってはインターステートハイウェイと変わらないような高速道路っぽい区間も存在します。バスやトラックなど地域間輸送の主流はインターステートハイウェイですが、地域内輸送はUSハイウェイに依存している部分も多く、現在でも路線網の拡張はされています。山間部や砂漠などでは、インターステートハイウェイに昇格して、消滅したり重複状態になっている路線も多くあります。インターステートハイウェイと区別するために道路地図などでは「US-1号線」というような表現をします。
 番号の振り方は、インターステートハイウェイと同じく南北方向が奇数、東西方向が偶数というルールは一緒ですが、東海岸側及び北側に小さめの路線番号が集まっていて、これはインターステートハイウェイと逆の付け方になっています。これはインターステートハイウェイとUSハイウェイの同じ番号が同じ地域にならないように極力配慮しているわけです。
 2桁と3桁の関係もインターステートハイウェイと同じで、3桁路線は2桁路線の別線みたいな関係です。ただこちらは例外事例がいろいろあります。US-101号線は1号線の別線ではなく、単独の本線です。ちなみに1号線が東海岸沿い、101号線が西海岸沿いにそれぞれ縦断するアメリカを代表する幹線です。本線が既にインターステートハイウェイに昇格して消滅しているのに支線だけが残っている路線もあります。最も代表的なのが映画などでもよく登場する「US-66号線」で本線は「I-40号線」などに既に昇格していますが、支線の「US-166号線」「US-366号線」などは健在しています。

【図4】 【図5】 【図6】

 標識マークは、図4が現在の標準仕様です。日本のおにぎりマークがアメリカではこれになるわけです。図5は旧式の標識でカリフォルニア州だけ未だにこの旧式の図柄を使っています。図6の茶色仕様は「SCENIC ROAD」(=景観の良い区間)で使われている特殊なもので、国立公園もですがアメリカは観光名所的な案内標識は茶色で統一されていますね。

 このUSハイウェイは郊外では片側1車線の対面交通でありながら最高速度は55MPH(=89km/h)になっているところが多いです。このスピードではやはり大型トレーラーなどの対向車が来たら結構びびります。直線区間で数キロ先まで見通せる区間もあるのでその辺はかなり事前に危険を察知できますが、安全運転を心がけて下さい。

 ちなみに南北方向の最長路線はUS-1号線で東海岸のフロリダ州からカナダ国境近くのメイン州まで3,846kmもあります。東西方向になると東海岸から西海岸まで貫通しているUS-20号線で、5,415kmと驚愕の距離です。一般道なので1日500km移動すると換算しても端から端まで11日間もかかるということです。日本の最長である国道4号線なんかまだまだですね。

(C)ステートハイウェイ
 日本語に直すと「州道」ですが、アメリカの州はカリフォルニア州のように日本と同じくらいの広さがある州もあるので、州道といってもその規模は日本の国道なみにあります。カリフォルニア州を南北に結ぶ「CA-1号線」なんかは、1,055kmもあるので日本の最長国道の4号線より長いわけです。州道でも一部が高速道路規格になっている場所もあります。そういう点では州道でも日本の国道並みの楽しさがあるし、州道の方がドライブに適した景観の良い区間も多いのが実際に走ってみた私の感想です。
 路線番号についても、南北が奇数、東西が偶数という原則も州道においても適用されていますが、州道の場合は短い路線もあるため例外事項も割と多くあります。州道の重複だけでなく、USハイウェイ・インターステートハイウェイとの重複区間でも重複した串刺し標識にはなっています。場所によっては4〜5路線重複というような場所もありますが、州道だから省略されているような場所は日本と違ってほとんどないところがアメリカの道路の運転のしやすさかもしれません。

【図7】 【図8】 【図9】 【図10】 【図11】

標識マークについては、図7がスタンダード仕様で白抜き丸囲みに路線番号が記載されているものですが、50州のうちこのスタンダードタイプを使用しているのは10程度しかありません。州道の標識デザインは各州が好きにできる部分があって、オリジナリティーあふれるようなデザインにしている州の方が圧倒的に多いです。図8がニューヨーク州、図9がカリフォルニア州、図10がコロラド州、図11がマイアミ州の例です。
州をまたぐ路線の場合に、日本の県道のように調整して番号を揃えるというようなことは滅多にありません。州境を超えれば路線番号は基本的に変わりますし、道路の整備状況も州境を節目にかなり変わっている(極論の例では舗装路とダート路の差)ような路線もあります。

(D)州道以下の路線
 アメリカの場合は、州道の次に重要な路線が「郡道」と呼ばれますが、我々が手に入れやすい州毎の道路地図には郡道は一部しか載っていません。その次に街の隅々にある「市道」になります。アメリカの場合は路線番号的なものは郡道までですが、市道でも一つ一つの通りに「XXX Street」とか「YYY Avenue」というような通り名があるので、市街地の中心図などを購入すればそのようなものも全部わかるようになっています。