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日本のコンビニを様々な面から研究し、コンビニを使う人・コンビニを経営している人へのアドバイスです

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コンビニにおける接客総評(その1)

接客に関する各論ネタは、自分が見てきたものを大筋お話したのではないかと思います。

私が最近アンケートサイトで回答した質問で、接客レベルの高さを聞いてきた質問に対し、トップは「コンビニ業界」と迷わず答えました。

コンビニ業界が「丁寧さ」というファクターでトップであるとは思いません。有名なホテルや、ディズニーランドのようなテーマパークの方が丁寧な対応をしているのは、私も理解しています。

しかし、アルバイトなどの従業員の定着率は良いとはいえないし、客単価も数百円レベルで、あそこまでやっていだけると、調査をやりながら「すごい」と思うようになりました。
11ブランド2500店舗近くを見て、レベルを「D」の最低ランクで判定した店が1店舗もないのです。昔のコンビニでは、自分が別の棚上げなどの作業をやっているタイミングで、レジで待っていたら、明らかに「うっとうしい」ような態度をされて対応されたケースもありました。少人数で店を切り盛りしているので、忙しいから「いらっしゃいませ」なんかほとんどいわれませんでした。
でも、今は違いますよね。競合店があまりにも増えて完全につぶし合いになっている現状だから、各ブランドとも必死の攻勢で接客マニュアル化をはかっています。
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コンビニ珍百景(その10)

FM武雄温泉

予告通りコンビニ珍百景ではファミリーマート色違いバージョン第2弾を紹介します。
また温泉です。
ここは佐賀県の「ファミリーマート武雄温泉駅前通り」店です。
ファザードと看板が茶色で、外壁が黒基調なのは、前回の城崎温泉店と似ています。

でもなぜここはこの色にしたのでしょうか?
城崎温泉の店は温泉街の共同浴場や旅館街の中にある店で、風景的にマッチングさせるためにもあのような造りになったのは、理解できます。でもここは武雄温泉といっても、JRの駅前にあって、元JRの所有地を分けてもらって店舗や駐車場を作っている完全な独立店舗です。別に普通の色でも良かったのでは?と思ったんです。

その辺の経緯を知っている人がいれば教えてください。

ここは特産品や土産物は確かなかったと思います。

フライヤー商品(その5)

今回のフライヤー商品は各コンビニ店が、主力商品としているフライドチキン関係についての比較です。

名前や種類は違っても、大手コンビニは最も売るために数も用意しているアイテムです。
フライドチキンは骨付きと骨なしのものがあります。また味付けもいろいろ揃えている店もあります。

とりあえず、公式Webサイトで宣伝している店は以下の通りです。

★セブンイレブン
 揚げ鶏(=骨なし) 150円
★ローソン
 Lチキ(=骨なし) 128円(ノーマル・HOT) 138円(レモンペッパー・チーズ)
★ファミリーマート
 ファミチキ(=骨なし) 160円
 フライドチキン(=骨あり) 140円
 プレミアムチキン(=骨あり) 180円
 スパイシーチキン(=骨なし) 128円
★サークルKサンクス
 フライドチキン(=骨なし) 165円(ノーマル・旨辛)
★ミニストップ
 極旨フライドチキン(=骨あり) 180円
 ジューシーチキン(=骨なし) 158円(ノーマル・辛口)
★ポプラ
 フライドチキン(=骨なし) 128円(ノーマル・辛口)
 チキン竜田揚げ(=骨なし) 158円
★スリーエフ
 フライドチキン(=骨なし) 145円(ノーマル) 150円(スパイシー)
 チキンステーキ(=骨なし) 130円

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コンビニ珍百景(その9)

FM城崎温泉店

今回は、ファミリーマートの外観が全く違うバージョンの店です。
最近行ったところで2店舗あり、もう1店舗は「その10」で紹介します。

写真は兵庫県豊岡市にある「ファミリーマート城崎温泉店」です。まだオープンして1年も経っていないのではないかと思います。
写真見てすぐにわかると思いますが、ファミリーマートの標準的に使われている緑系統の看板やファザードが全くないどころか、外観の壁なども周囲の景観に溶け込んだものにしているために、この店に調査に行く時に探し回った記憶があります。
ナビで登録した場所は、後から見たら全く正確にしていたのですが、車で行くと「あれ?ないぞ…」ときょろきょろする始末。
信号が変わって後続車がつかえているので、一旦邪魔にならない場所まで移動して、車を停めて歩いて戻ってじっくり見てやっとわかったという感じです。それほど目立たないのです。

看板が茶色というのはまだ想定範囲内ですが、あの壁の色はコンビニ店の固定観念を崩すような色です。

中は、結構普通に商品は揃っていて、普通店と同じような品揃えです。
城崎温泉のど真ん中にあることもあって、地元の土産物などのコーナーもあり、宿泊・日帰りの観光客も楽しく立ち寄れるような工夫はありました。
ファミリーマートは全国的に見て、観光地にも出店しているケースが多いので、そういう店は外観が普通でも、特産品や土産物も結構扱ってくれているので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

ゴミ箱(その1)

整理・掃除関係のトピックで次に取り上げていきたいのは「ゴミ箱」です。

ゴミ箱の設置されていないコンビニは、病院内・オフィスビル内の施設の中にある店、駅売店のような駅構内にある店、高速道路のSA店で、あとは都市型・郊外型関係なく、燃えるゴミ用・缶/びん用・ペットボトル用の3つはあると思います。今どき分別もしていないような環境に配慮していない店もありません。

また、最近は利用客が家庭用の生ゴミなども持ってきて捨てるようなマナーのない方もいるので、店内設置型の店も増えていますが、店舗で買って食べた後のゴミも食材が残っているので、店内に異臭だけはしないようにして欲しいと思います。

私の調査のお仕事では何を見たか?というと、いっぱいになっているゴミを適度なタイミングで取り替えているかどうかです。
NGは写真のような店です。
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フライヤー商品(その4)

先日、車でラジオを聞いていたら、夏が例年よりあまりにも暑いので、コンビニのフライヤー商品が結構売れて、昨年比で10%の売上アップと言っていました。私は最初「暑い=フライヤー商品が売れる」という理屈がわからなかったのですが、さらにDJの話を聞いていると、暑さで主婦の方が自宅で揚げ物料理をしたくないから、調理済みの揚げ物商品を買ってくるという構図らしいです。

個人的にはなんかのどが詰まるような感じで、あまり食べたくないと思う商品なんですが…。

それはさておき、今回の各店舗比較で取り上げたい商品は「焼き鳥」です。
このブログを書く前に、12の各コンビニ公式サイトで確認しましたが、焼き鳥を定番商品として全国の各店舗に積極的に置いて、積極的にPRしている店舗はサークルKサンクス・ミニストップ・スリーエフの3つだけなんです。
私が現場を見た限りでは、ファミリーマート以外はみなあるように思いました。でもそれは店や地域の判断で出しているだけのものみたいです。
ファミリーマートも3年程前はかなりの店で見たのですが、今はほぼ全店舗撤退しています。ケースに入れている間に硬くなって、保存方法が下手だったんですよ。
各店舗の販売状況は以下の通りです。
★サークルKサンクス
  焼き鳥(各商品1本105円) もも・もも皮・ねぎま・かわ・ぽんじり・つくね・砂ずりなど タレ味と塩味がある
★ミニストップ
  炭火焼き鳥(各商品1本90円) もも・かわのみ
★スリーエフ
  焼き鳥(各商品で値段が違い105~130円) タレもも・塩ぽんじり・ヤゲンつくね・皮せせり・ねぎま・塩かわ・塩もも
★ローソンとセブンイレブンも結構置いていますが、公式サイトに出ていないので、現場でまたメモして追加します。

焼き鳥は単価が安いから、調査のお仕事でもよく買っていましたが、ダントツでおいしいのはサークルKサンクスです。種類の多さもありますが、味以上にすごいのが保存方法で、ケースに結構置いているような商品でも硬くなってカチカチのものに当たることがないです。ローソンは下手するとかなり硬いものもあるんです。
ミニストップのフライヤーケースはかなり常温に近い温度なので、硬くなることはなく、頼んでから電子レンジで温めてくれます。
セブンイレブンは個別にビニール袋に入れてジューシー感を損なわないようにしていますが、逆に水っぽくなります。
スリーエフは訪問数も少ないので何ともいえませんが、焼き鳥以外にも串物が充実していて、保存方法も良いからサークルKサンクス並みにおいしいと思いました。
それと、サークルKサンクスだけ、岩塩や七味などの薬味をつけてくれる店が多いです。

そういう意味から考えても焼き鳥はおいしく食べることを真剣に考えているサークルKまたはサンクスでしょう。

コンビニ珍百景(その8)

7E京都福王子

今回のコンビニ珍百景はセブンイレブンの色違いバージョンです。
店は「セブンイレブン京都福王子店」で、店名だけでは場所はピンとこないかもしれませんが、世界遺産の仁和寺・龍安寺、京都最大の寺院といわれる妙心寺(北門)の近くの店です。

この店は、地理的な場所で説明したように、全国的に有名な寺院がある場所なので、看板などの派手さに対する自粛規制も厳しい区域で、写真を見てもわかるように「何か普通の店と違う!」というところはいくつかあります。タクシーの仕事で観光案内をしていたときは、京都らしい変わったコンビニとして通る度にお客様・修学旅行生に説明していました。

1.写真ですぐ気付いたかもしれませんが、この店はファザードが黒一色なんです。茶色一色は静岡県下田市(=コンビニ珍百景その5を参照)で見ましたが、黒は今まで見た中でもここしかありません。写真では撮っていないのですが、道路から見える看板のマークは普通と同じ色で、多少目立つようにしています。

2.外観そのものが京都らしい和風の造りになっています。屋根が平坦でなく瓦(ダミーのような気もしますが…)になっていたり、壁も少し違います。セブンイレブンに限っていえばこのような外観の造りになっているのはこの店だけでなく、平安神宮や二条城の近くの店も同じような外観になっています。ここはないのですが、京都特有の町屋にある犬矢来(竹で作った泥よけのようなもの)を設置しているセブンイレブンもあります。

もちろん、中に入れば普通の店です。京都みやげの八つ橋などが普通に売っているぐらいでしょうか?この京都福王子店みたいに観光客が立ち寄る可能性が多い店は、京都のガイドブック類は雑誌コーナーにかなり充実しています。
また京都市内のセブンイレブンは、無料で配布しているガイドマップ・冊子も置いている店が多いです。

おでん(その2)

最近、ファミリーマートだけでなくローソンやセブンイレブンでもおでんを販売している、または準備をして告知をしている店が増えてきました。セブンイレブンは9/1からみたいです。夜が少し涼しくなってきたので、このタイミングなら若干の需要はあると思います。

セブンイレブンはやることが少しえぐいです。
最初の7日間は70円均一セールをやるみたいで、チラシなどでまとめ買いなどの予約受付などの宣伝も頑張っているところまでは高く評価しています。でも、レジ横で各店ごとに目標予約販売数をお客様の目にわかるようにするのはいかがなものでしょうか?
そんなものは内部情報で、スタッフが周知していれば十分です。
なんか「これだけノルマがあるから予約して買ってください」とお願いしているように見えるのは私だけでしょうか?

おでんはどこがおいしいと思いますか?
味の好みは当然ながら個々で違うので、何とも言い難いと思いますが、具材の種類が多いと思うのは大手4社ならほぼ互角と思います。
私が文句を言いたい店は、それだけ具材がありながら、実際に置いているのはその半分の種類もない店です。おでんである程度の売上を出して本部にも認めて欲しいなら、具材はたくさん揃えましょう。手前に各具材ごとの価格カードがあっていっぱいあるな…と思って鍋のふたをあけたら、5~6種類しかなかったら、なんか買う気なくすこともあります。

個人的には去年から実施しているファミリーマートの出汁のトッピングサービスは好きです。
なんかピンとこない人もいるでしょう。
ファミリーマートは「チゲスープ」とか「カレースープ」とか「コンソメスープ」とかの袋を無料で持って帰れるので、出汁の味をいろいろ変えることができます。個人的にはチゲスープが中華風になっておもしろい味になりました。私はカレーうどんがあまり好みではないので、カレースープはいまいちでした。
具材につけるからし以外のものもローソンやファミリーマートにはあります。味噌だれはどっちも美味しいです。

それと、うどんやそばを一緒にいれて買うことも最近はできますね。おでんがうどんやそばの具になるわけです。
これはまだやったことがないので、今年の秋冬は試してみたいです。

ポイントカードについて(その4)

ポイントカードの話の最後です。
今回は、貯まったポイントの上手な使い方などについてです。

1.端数切りに使う
Tカード、ポンタカードなど現金でも使えるポイントカードは1Pt=1円換算で使えますが、各コンビニで支払う時に、微妙な端数が出た時に端数分だけポイントを使うこともできます。
例えば、会計した合計金額が2,005円としたら、3,000円出して995円分の小銭がじゃまなら、5円だけポイントを使えば良いのです。
チャージタイプのナナコやWAONでは元々小銭いらずなのであまり関係のない話です。

2.ローソンはクーポンで利用するのがめちゃくちゃお得
ローソンは、数量限定で新商品などのクーポンを発券でき、そのクーポンを発券して30分以内に買い物すると良いのです。
普通にポイントで買い物をすれば先ほど説明したように1Pt=1円にしかなりません。
ところがクーポンは200円ぐらいの商品が90ポイントぐらいで発券できます。商品によって必要なポイント数は変わりますが、お得なものなら1Pt=4円ぐらいの価値になるものもあります。
では何がその対象になっているかは、基本的には店内にあるLoppiの端末でカードを読み込ませて見ないとわかりません。たまに店内のイベントコーナーにこんなものがありますと現物を並べてくれているのもありますが、それは一部のお店だけです。
ローソンで毎月発行している冊子には一覧でその月内の分は全て載っています。
火曜日と金曜日に新しく追加されるので、その日なら確実にクーポンをゲットできますが、数量限定であるがゆえ、早ければその日の晩には予定数終了となることもあります。
人気のない商品や限定数が多いものなら1週間以上残ることもあり、1日2枚枠を守れば、毎日ゲットできます。
それと、このクーポンでタダでもらった商品にも元々の購入金額の1%のポイントや対象になっていればボーナスポイントももらえるので、会計時にポイントカードを出すのを忘れないでください。

3.Tポイントカードは「ファミマTカード」で所有しておくのがお得
Tカードを付随しているクレジットカード・ポイントカードは提携店が非常に多いからたくさんの種類があります。しかし、ファミリーマートで最も買い物をする頻度が多い方ならファミリーマートが発行する「ファミマTカード」を持っておくことをおすすめします。
まず年会費は永久無料で、ETCカードも必要なら無料で作れます。
いちばんお得なのは、値引き対象商品は「ファミマTカード」の会員だけさらに5~20円値引きとなります。

いろいろポイントカードについては言いましたが、よく利用する店は面倒くさがらずに上手に活用してください。
かなり改善はされていますが、店の人は有無確認を聞かない店も多いので、自分から積極的に出してください。

ポイントカードについて(その3)

ポイントカードのお話第3弾は、私もいろいろ研究した上手な貯め方について、取り上げます。

もちろん基本は買い物ですが、付与ポイントは0.5~1%程度しかないので、数百円の買い物が主体のコンビニではなかなか貯まりません。ところが同じ買い物でも、爆発的とまではいかないものの、かなり早く貯まるいくつかのコツがあります。
私がポイントを結構使う割には減らないのも、少し意識しながらお店を選んでいるからです。

1.ボーナス付与ポイントに着目する。
 同じ種類のもので、特定の品目にこだわらないのであれば、ボーナスポイントがあるものを購入する。
 例えば、「缶コーヒーが飲みたい」と思った時に、ジョージアなら何もないが、サントリーなら10Ptのおまけがあるならサントリーの缶コーヒーを買うなどです。菓子でも同じです。ポテトチップスが食べたい時に、ある商品なら20Ptおまけがあるなら、味にこだわりがなければそちらを選ぶ方が得です。500円以上の商品なら100Pt以上もおまけがある商品があります。
 おまけポイントはお店がカードをつけ忘れてさえいなければ、すぐにわかります。
 対象商品はローソン・ファミリーマート・サークルKサンクスなら火曜日に、セブンイレブンは月が変わると変わることが多いです。
 一番かしこいのは、各店で何が対象商品かを知っておけば、買いたいものを買う店を選んで、ポイントを稼ぐ方法です。

2.タバコはローソンで買う。
 タバコはどの店もポイント付与対象外商品ですが、来店ポイントはあるので選べるならローソンを選んで買っています。

3.コピー・デジカメプリントはセブンイレブンを使う
 セブンイレブンのマルチコピー機はナナコ決済ができるコピー機です。いちいち小銭も必要ないというメリットもあるし、1ヶ月の利用分を合算してポイントを付与してくれます。

4.意外なものでもポイントは付与されます。
 雑誌類は対象外と思いきや、ローソンもファミリーマートも1%の付与がありました。
 宅急便関係も付与されます。今までの経験上、宅急便は店員さんにカードの有無確認を聞かれたことがないこのでこちらから出しましょう。ちなみに公共料金の支払いやネットショップの受け取りはどこでも対象外のはずです。

5.火曜日と土曜日はファミリーマートに行く。
 毎週火曜日と土曜日は付与が2%になります。祝日でもそれは関係ないです。
 お店は「2倍」と宣伝していますが、正確には2倍ではありません。
 1%の時は99円以下は切り捨てですが、2%の時は49円以下が切り捨てになり、2倍+1Ptの時もあります。