国道173号線              

①快適さ→★★★(だいたいはさくさく走ることができるが交通量も割と多い)
②退屈度→★★(景色はのどかだが変化には乏しい)
③整備度→★★★★(片側1車線はほぼ全線で確保し案内標識も親切です)
④景色→★★★(可もなく不可もなくという感じ)
⑤施設→★★★(山間部なので比較的店は少ないと思っておいた方が良いがコンビニもある)
⑥観光地→★★(あえて取り上げるなら能勢・質志鍾乳洞など)
 
総合評価点
61
正規区間 起点 大阪府池田市(西本町) 終点 京都府綾部市(味方) 72.7km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 なし 0.0km 72.0km
終点側 京都府綾部市(新綾部大橋)~終点⇒国道27号線 0.7km
重複区間
単独キロ  
上位 なし 0.0km 72.0km
下位 国道423号線⇒大阪府池田市(西本町~木部町) 1.3km
国道372号線⇒兵庫県篠山市(安田西~小野新) 0.3km
0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
 特になし   
経由地 大阪府 池田市,能勢町   
兵庫県 川西市,猪名川町,篠山市
京都府 京丹波町,福知山市,綾部市
道の駅 (1)いながわ(兵庫県猪名川町)【兵庫-22】⇒一庫ダムの分岐から県道68→12号線を7.0km
(2)能勢くりの郷(大阪府能勢町)【大阪-3】
(3)瑞穂の里さらびき(京都府京丹波町)【京都-7】
接続国道・高速道 【大阪府池田市】→国道176号線(大阪市内方面/宝塚・福知山方面)
【兵庫県川西市】→国道477号線(園部・京北方面)
【兵庫県篠山市】→国道372号線(亀岡・京都方面/社・姫路方面)
【京都府京丹波町】→国道9号線(亀岡・京都方面/福知山・鳥取方面)
【京都府綾部市】→国道27号線(丹波・京都方面/舞鶴・敦賀方面)

●実走レポート(2011年5月)
 この国道は大阪から真北に向かい、山間部を抜けるため、京都の綾部・舞鶴さらには福井の若狭方面には最短経路で結ぶ一般道路です。現在は舞鶴若狭道や京都縦貫道があり、173号線の交通量も少なくなりましたが、行楽期には渋滞になった高速道路のエスケープルートとしても使えます。そのため整備も行き届いて走りやすい分、ヘビードライバーには物足りなさを感じさせるかもしれません。
 起点は大阪の池田市ですが、格下の国道になる176号線から分岐しています。普通なら大阪~池田まで173号線扱いでここから176号線が始まるのが普通です。このあたりは大阪府といっても山や木々が目立つ場所ですが、新興住宅地が増え、交通量も多く通勤渋滞が激しい場所です。一旦兵庫県の川西市に入り、有名酷道の477号線の交差点になる一の鳥居を過ぎる辺りまでは都市部の道路です。
 そうしたら、急に山間部の2車線道路に変わり、一庫ダムのダム湖畔を走りますが、いままであれだけあった住宅もなくなり、断続的にトンネルが続いてドライブらしくなります。再度大阪府(=能勢町)に入った時にはすっかり田舎風の景色に変わっていました。能勢を超えると、天王峠でまた兵庫県(=篠山市)に戻ります。この下り道でも大阪と兵庫が3回交差して県境が入り組んでいる場所を走っていきます。
 天王峠から下ると372号線とクロス(正確には少しだけ重複区間あり)するとすぐ次の板坂峠に入り、ここで京都府に入ります。峠道を降りたところが9号線の和田信号で昭和50年まではここが終点でした。現在はさらに綾部まで延伸されたため、榎峠を越え、由良川に架かる立派な新綾部大橋を渡ると27号線と合流して終点になります。

●沿線フォトギャラリー  
1→起点となる西本町交差点。格下の176号線から分離するのが不自然です。 2→すぐに亀岡方面に行く423号線との分岐があります。左に見える高架は阪神高速池田線で、ここが終点になります。 3→方向距離表示は最初から終点の綾部までの距離が出ています。
4→街中で兵庫県(=川西市)に入ります。 5→近畿三大酷道の477号線の分岐になる一の鳥居交差点です。何の神社もないけど「一の鳥居」という名前です。 6→川西市内は山の中ながらすごい住宅地になっています。
7→住宅街の4車線道からいきなり山の中に入る道になります。 8→一庫ダムの湖岸を走るのでトンネルが断続的に続く区間です。 9→これは4車線の道ではなく、左側が173号線のトンネル,右側がダムに通じる県道で、入るところは一緒でもそれぞれカーブして出るときは全く別の場所になっています。
10→ダム湖にかかるアーチ型橋です。なんかドライブらしくなってきました。 11・12→再度大阪府(=能勢町)に入ります。能勢は「大阪のチベット」という異名を持つぐらい僻地です。右の写真見ても大阪らしくない景色です。
13→道の駅「能勢くりの里」です。たまたま立ち寄ったのが定休日の火曜日でした。 14・15→大阪から再度兵庫県に行くためには2つの峠越えがあります。1つめははらがたわ峠で、広い道とトンネルで走りやすくなっています。
16~18→能勢から篠山に入る天王峠は県境が峠にないため、3度通ります。3つ目の県境標識は待避所にやたら入り込んでいるため、普通なら見落とします。
19→上の2つ目の県境の手前の橋の上からの眺望が良いです。 20→372号線との重複を示す標識で珍しいのは串刺し団子のように表記されていない点です。 21→篠山町内はかすめるだけで市街地を通らないのでのどかな風景ばかりです。
22→兵庫県から京都府に入る県境です。これは峠の場所にあります。 23→道の駅「瑞穂の里きらびき」です。規模はそれほど大きくないです。 24→9号線の和田交差点ではクロスしてそのまま直進します。旧来はここが終点でした。
25→途中にある質志鍾乳洞の入口です。コウモリが住んでいるとか書いていますが…。 26→京都府内はこのいねむりパーキングが各国道にあるので便利です。 27→この須知山トンネルを抜けるとあとは下りだけの道で綾部に続きます。
 
28→由良川にかかる新綾部大橋です。斜張橋になっています。 29→27号線の新綾部大橋交差点で終点になります。