国道250号線                 

①快適さ→★★★★(明姫幹線も2号線よりは流れているし、後半は快適そのもの)
②退屈度→★★★(姫路までは少し退屈だが、姫路~備前はカーブが連続する海沿いのコース)
③整備度→★★★★(明姫幹線が終わってからの網干までが交通量の割に狭い)
④景色→★★★(後半のみ良い)
⑤施設→★★★★(大筋問題なし)
⑥観光地→★★(赤穂城・赤穂市内や網干に海水浴場がある程度)
 
総合評価点
65
正規区間 起点 神戸市長田区(東尻池) 終点 岡山県北区(大雲寺) 144.2km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 起点~兵庫県明石市(小久保)⇒国道2号線 ▲20.5km 123.7km
終点側 なし 0.0km
重複区間
単独キロ  
上位 国道2号線→岡山県備前市(伊部東)~岡山市東区(浅川) 10.3km ▲10.3km 113.4km
下位 なし 0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
 特になし  
経由地 兵庫県 明石市,播磨町,加古川市,高砂市,姫路市,たつの市,相生市,赤穂市   
岡山県 備前市,瀬戸内市,岡山市
道の駅 (1)みつ(兵庫県たつの市)【兵庫-30】
(2)あいおい白龍城(兵庫県相生市)【兵庫-25】
接続国道・高速道 【兵庫県明石市】→国道2号線(神戸・大阪方面/姫路・岡山方面)
【兵庫県姫路市】→国道436号線(姫路港方面) 国道2号線BP(姫路・岡山方面)
【兵庫県赤穂市】→山陽道(赤穂IC)
【岡山県備前市】→国道2号線(姫路・神戸方面) 国道374号線(和気・美作方面)
【岡山県岡山市】→国道2号線(福山・広島方面) 国道30号線(玉野・瀬戸大橋方面) 国道53号線(津山・鳥取方面)

●実走レポート(2011年5月)
 この国道は、近畿地区では唯一の200番台国道で、前半と後半で全く違う顔を持っています。
 明石~姫路までの区間は国道2号線と平行に走っており、250号線はかつては山陽電鉄沿いの「浜国道」と呼ばれた狭い2車線道だったのですが、明石~高砂の2号線バイパスとクロスするところまでは4車線で広い道になり、「明姫グリーンロード」または「明姫幹線(明幹)」という通称があります。ところが海岸線からは離れており、アップダウンもなくほとんど直線区間が続くので、飽きる道の代表格です。高砂市の西側で従来の浜国道が250号線になり、姫路市の市街地南部をところどころ狭い道になっていますが、その割に大型車の通行が多いものだから走りにくい状態でした。
 姫路~備前は海岸沿いのワインディングロードという全く別の雰囲気を持っており、ドライブの快適さを求めるなら後半部分だけでしょう。御津町を過ぎると「はりまシーサイドロード」と言う名前の通り、快適な海沿いの道が続きます。ただ御津の「七曲り」区間はかなり急カーブも多いので、調子に乗ってスピードを出しすぎないようにする必要があります。相生市,赤穂市と海沿いに過ぎたところで岡山県に入り、岡山ブルーラインの備前ICを過ぎると、備前市の伊部東交差点で国道2号線と合流します。2002年の最初の走行の時はここが終点だったのですが、3年の間に郊外を抜ける岡山バイパスが2号線本線になり、市内中心部へ入る旧道は国道250号線に格下げになったため、終点が岡山市の中心部まで実質延長され、正規の終点と同じ場所になりました。私が走った時は朝の6時台だったので、流れは非常に良かったですが、まともに通勤ラッシュや買い物ラッシュにひっかかるとかなり走りにくい場所でイヤになってくると思います。市街地区間に入ると多車線区間となり、岡山市役所近くの大雲寺交差点が現在の終点です。

●沿線フォトギャラリー
1→起点の小久保交差点はちょうど新幹線の西明石駅の横にあります 2→距離表示はとりあえず姫路までしかありません。 3→斜めに交差するのは山陽新幹線です。
4→明石~高砂の4車線区間は明姫グリーンロードの愛称があります。 5→3と同じような写真になっているのは山陽新幹線と何度も交差するためです。 6→東行き車線だけ立体交差になっていて西行き車線は信号になっている中途半端なつくりです。
7→こんな広い道路だから当然ですが震災時の緊急交通路に指定されています。 8・9→高砂市内になるとさらに道幅が広がり、片側3車線区間もあります。昔の250号線は現在の兵庫県道718号線で狭くて走りにくい道路だったので、大きく変わりました。
10→国道2号線BPの加古川バイパスの下を走ります。 11→高砂西インター交差点で明姫幹線は終わり、直進は2号線の姫路バイパスのみ、250号線は旧来の国道区間になります。 12→兵庫県道の718号線と合流する曽根交差点です。
13→海が近いため川にも漁船などが係留されています。 14→山陽電車と並行する区間もあります。 15→気になったのが左側の速度制限で、夜間はさらに10km少なく走りなさいということですが、現実的には逆になっているでしょう。
16→姫路港を経由してフェリーで小豆島に向かう436号線の末広橋交差点です。 17→姫路市内の汐見橋です。典型的なアーチ型橋梁です。 18→姫路市内を抜けると、ローカル色も漂います。
19→たつの市の御津を抜けると、海沿いのカーブ区間に入り、「七曲り」と呼ばれています。この国道で一番景色の良い場所です。 20→兵庫県に30番目にできた道の駅「みつ」です。海鮮の食事が多くあり、バーベキューもできます。 21→先ほどの道の駅にも新鮮な魚介類を送り込んでいる室津漁港です。
22→相生市内は工場なども多く目立ちます。 23→船が係留する「海の駅」も兼ねた道の駅あいおい白鳳城です。温泉もあります。 24→赤穂市に入ると変な籠をかついだ人形がありました。
25→ここにきて備前までの距離表示が出てきました。 26→赤穂市内はかなりの市街地です。 27→赤穂からはしばらく海と離れた場所を走ります。
28→標高100mの福浦峠で岡山県に入ります。 29・30→福浦峠を下りると、また海沿いの道がところどころに出現して、漁港町もあります。
31→元々は2号線にぶつかる伊部東交差点が250号線の実質終点でした。 32→2号線の岡山バイパスが本線になったため、旧道は250号線の単独区間になりました。 33→国道の標識は250号線ですが、距離は2号線の広島や福山までの距離になっています。
 
34→この辺りは岡山の中心部ですが、写真は早朝時間帯なので少なめに見えるだけです。 35→岡山市の大雲寺交差点で終点になります。右が53号線,左が30号線で3国道の起終点になっています。