国道28号線                

①快適さ→★★(交通量が多く渋滞箇所が多いのが難点)
②退屈度→★★★(変化は少ないが淡路島のシーサイドラインはそれなりにある)
③整備度→★★★(もっと市街地区域の4車線化が必要,四国は旧11号線の払い下げ)
④景色→★★★(海辺の景色の良いところはある)
⑤施設→★★★★★(困るようなものは何もない)
⑥観光地→
★★★★(鳴門海峡,洲本温泉,ONOKOROワールド,明石海峡など) 
総合評価点
65
正規区間 起点 神戸市中央区(神戸駅ガード下)  終点 徳島県徳島市(かちどき橋南詰)  89.6km
実質区間
(端末重複区間) 
 
起点側 なし   0.0km 81.6km
終点側 徳島県松茂町(広島)~終点⇒国道11号線   ▲8.0km
重複区間
単独キロ 
 
上位 国道2号線⇒神戸市長田区(東尻池)~明石市(狩口) 14.6km 14.6km 67.0km
下位 なし  0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 兵庫県明石市~淡路市(=明石海峡)
 明石海峡大橋が開通して、元々のフェリー(たこフェリー)は廃止になった。
0.0km
兵庫県南あわじ市~徳島県鳴門市(=鳴門海峡)
 大鳴門橋開通時にフェリーは廃止
本線に並行する
主なバイパス 
 
神戸淡路鳴門道(有料)  神戸市垂水区(垂水IC)~徳島県鳴門市(鳴門IC) 80.7km
 本四連絡道路の1路線として明石海峡大橋,大鳴門橋を含む全線が開通して、山陽道・高松道と接続している。 
経由地 兵庫県 神戸市,明石市,淡路市,洲本市,南あわじ市   
徳島県 鳴門市,松茂町  
道の駅 (1)あわじ(兵庫県淡路市)【兵庫-14】⇒岩屋フェリー乗り場から県道31号線を西に1.2km走った場所
(2)東浦ターミナルパーク(兵庫県淡路市)【兵庫-23】
(3)福良(兵庫県南あわじ市)【兵庫-32】
(4)うずしお(兵庫県南あわじ市)【兵庫-16】⇒福良口信号から県道25号線,237号線で大鳴門橋の先端へ8.2km 
接続国道・高速道 【兵庫県神戸市】→国道428号線(三木・吉川IC方面) 国道2号線(西宮・大阪方面)
【兵庫県明石市】→国道2号線(姫路・岡山方面)
【徳島県松茂町】→国道11号線(東かがわ・高松方面/徳島・阿南方面) 

●実走レポート(2011年8月 終点⇒起点への逆行) 

 この国道は神戸から淡路島を通り徳島までのルートで、二桁国道で本州・北海道・四国・九州以外の島部を通るのは沖縄・奄美・種子島を通る58号線と淡路島を通る28号線しかありません。従って、海上区間が2つありますが、自動車専用道(神戸淡路鳴門道)の明石海峡大橋と大鳴門橋が開通しているため、かつてはフェリーもありましたが、現在は両方とも廃止になっています。
 今回は徳島側から神戸に向けて走りましたので、正規の逆になっています。松茂町の広島交差点から始まりますが、鳴門までの四国区間は11号線の旧道になり、1988年までは徳島県内は全て11号線と重複していました。鳴門の撫養から北は県道で鳴門北ICまで行くことになり、また大鳴門橋を渡った淡路島南ICから福良までも県道になります。暫定的にこの県道区間を28号線に昇格させるようなうわさもあるらしいです。徳島県側の端部から、高速道路に平行する県道の橋が「小鳴門橋」というのがあり、見た目は大鳴門橋の縮小版みたいな橋です。鳴門北ICから淡路島南ICまでは大鳴門橋を渡りますが、長さ1629mで日本最長であった時期もありました。鉄道用の部分を遊歩道にして渦潮を眺めることもでき、淡路島側には道の駅もあります。両端の通行料は土日なら575円と割安感があります。
 淡路島区間は昔のフェリー発着点であった福良港から始まり、洲本までは内陸部を抜けるルートになります。単調な道で交通量も多いからよく渋滞も発生していました。洲本市内は現在は市街地を外して東側を通るバイパスがあり、少しは走りやすくなっています。洲本からは淡路島の東海岸線を走るため、海も見えるルートになります。二桁国道だけあって道はきれいに整備されてますが、道路の混雑事情を考えると西海岸の県道31号線の方がドライブ向きかもしれません。東浦には唯一の沿道にある道の駅があります。明石海峡大橋の入口になる淡路ICを過ぎると、フェリー発着点であった岩屋港になりますが、2010年末に休業の末廃止になっています。
 明石海峡大橋は3911mで長さは国内2位ですが、吊り橋としてはダントツの世界一です。この橋も休日なら1150円で渡れるので、フェリーの採算性を圧迫させ廃止になりました。本州側は最も近くても垂水ICまで行くために、28号線の端部になる明石港まではかなり戻ります。本州区間は明石港から東に行きますが、2kmも走れば2号線の狩口交差点で合流し、あとは神戸市内まで重複します。それまでは残りは2号線との重複でしたが、1982年に神戸市内で盲腸線のように延長され、神戸駅のガード下が終点になりました。終点では接続する国道がなく、そのまま県道になっています。なぜ三宮の2号線交差点まで延長しないかも不思議な点です。


●沿線フォトギャラリー
1・2→国道11号線の本線には28号線の表記は何もありませんが、側道を下りた交差点には28号線の表記がありここが起点であることがわかるようになっています。 3→この部分は旧11号線なので鳴門までの距離しかありません。
4→旧吉野川を渡る橋です 5→鳴門市の中心部まできました。 6→市内は高松までの距離のみです。まあ元々が11号線なので当然ですが…。
7→ここが四国側の端部になります。「77」の距離は神戸からの距離になりますが、普通は距離の表示をするところに渦潮のマークがあるのは何なんでしょう? 8→県道11号線の大鳴門橋へのアプローチで渡る小鳴門橋という橋です。吊り橋っぽくしていますが、普通の橋です。 9→大鳴門橋が見えてきました。
10→大鳴門橋は全長1,629mで現在は国内12位ですが、開通の1985年から3年間は日本一でした。 11→大鳴門橋を渡れば兵庫県に入ります。 12→大鳴門橋を見るのは道の駅「うずしお」からが一番大きくきれいに見ることができます。
13→淡路島の南端部にある道の駅「うずしお」です。橋の上を歩く遊歩道もあります。 14→淡路島の南側の端部になる福良港です。 15→しばらくは内陸部を走る単調な道が続きます。
16→神戸までの距離も表記されていますが、明石海峡大橋経由か、かつてあったフェリー経由かは不明です。 17→梨の産地直売と書いていますが、売っているのはタマネギばかりでした。 18→結構交通量多いですね。平日でありながらかなりの車が走っていました。
19・20→洲本ICの交差点です。右に折れて市街地を避けるバイパス(右写真)に入ります。 21→洲本を抜けると海岸線沿いの道になります。異常気象時は通行規制が入ります。
22→この辺りは景色も良くてドライブ向きな道と思います。 23→神戸まで40kmの場所です。「久留麻」というのはあまり聞き慣れない地名ですが、淡路市旧東浦町の中心部らしいです。 24→途中で来た道を逆に振り返って撮ったものです。
25→この観音像もバブルの遺産みたいなもので買い取り手もつかないまま放置されています。観音像だけにうかつに取り壊すのも…。 26・27→この道の駅「東浦ターミナルパーク」は純粋に28号線の道の駅です。かなり広い施設でした。
28→淡路島の北端に近い場所まで来ました。 29→両方が28号線の表記になっていますが、左方向は淡路IC経由で神戸方面になっています。後でここまで戻る予定です。 30→岩屋港まで行く手前で明石海峡大橋が見えてきました。
31・32→岩屋フェリーの乗り場が淡路島の北端部分になります。右写真はフェリー乗り場側から見た写真です。 33→たこフェリーは2010年11月で高速道路の割引料金の影響による利用減で休止扱いになっていますが、再開の目処は立っていません。
34・35→道の駅「あわじ」は明石海峡大橋の真下にある道の駅で、橋を見るにはベストスポットとなっています。 36→明石海峡大橋は全長3,911mで東京のアクアブリッジに次いで国内第二位の長さです。
37・38→残念ながら通行した日は天候が悪く雨模様でした。(また晴天時に通行した写真があれば差し替えます) 39→本州(2号線沿い)から見た橋です。
40・41→明石海峡大橋のライトアップは季節や時報(00分と30分)により配色が変わるようになっています。 42→明石市側の端部です。
43→こちらもたこフェリーの乗り場はまだ残されていますが再開の目処は立っていません。 44・45→明石市の海岸線を東に走るようなルートになっています。
46→狩口交差点で2号線にぶつかりしばらくは2号線と重複します。 47→神戸市内に入った東尻池交差点で単独区間が存在するので左折します。 48→2号線が阪神高速の真下で海側を走りますが、28号線は市街中心部を走ります。
49→片側3車線~4車線もある広い道です。「大開通」とも呼ばれています。 50→428号線の分岐になる有馬道交差点です。 51→このJRの高架下が28号線の終点になりここから先は県道扱いです。