国道306号線                 

①快適さ→★★★★(亀山~津は少し交通量が多いぐらい)
②退屈度→★★★(峠区間以外は単調な道)
③整備度→★★★(三重県に多数残っていた狭路区間はほぼ改良済み)
④景色→★★★★(鈴鹿山系を見ながら走ることができます)
⑤施設→★★★★(コンビニやGSは大筋あります)
⑥観光地→★★★(鈴鹿サーキット,尾高高原,多賀大社など)
 
総合評価点
68
正規区間 起点 三重県津市(逆川神社前) 終点 滋賀県彦根市(外町) 87.1km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 起点~三重県津市(中瀬)⇒国道23号線 ▲1.9km 85.2km
終点側 なし 0.0km
重複区間
単独キロ  
上位 なし 0.0km 85.2km
下位 国道365号線⇒三重県いなべ市(別名~黄金大橋南) 8.5km 0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
 特になし   
経由地 三重県 津市,鈴鹿市,亀山市,四日市市,菰野町,いなべ市   
滋賀県 多賀町,彦根市
道の駅 なし
接続国道・高速道 【三重県津市】→国道23号線(四日市・名古屋方面/松阪・伊勢方面)
【三重県亀山市】→国道1号線(四日市・名古屋方面/大津・京都方面)
【三重県鈴鹿市】→東名阪道(鈴鹿IC)
【三重県菰野町】→国道477号線(四日市方面/日野・近江八幡方面)
【三重県いなべ市】→国道421号線(桑名方面/東近江方面) 国道365号線(四日市方面/関ヶ原・木之本方面)
【滋賀県多賀町】→国道307号線(甲賀・京田辺方面)
【滋賀県彦根市】→名神高速(彦根IC) 国道8号線(栗東・大津方面/敦賀・福井方面)

●実走レポート(2009年7月 終点⇒起点への逆行) 
 三重県の県庁所在地の津市より、鈴鹿山脈の東山麓を通って、北部で峠越えをして滋賀県の彦根市までの国道です。大半が三重県を走りますが、滋賀県越えの鞍掛峠が標高が高く、両側とも急坂のために冬期の除雪が追いつかなくなり閉鎖になります。
 最初に走ったのは順方向(津市→彦根市)に走ったのですが、写真の撮り直しの2009年には逆方向に進んだので、その方向でレポートします。起点の8号線:外町交差点から入ると、交通量の多さを感じますが、名神:彦根ICに向かう車か307号線に向かう車ばかりで、306号線を目指している車はほとんどありません。多賀大社前の信号で306号線に入ったら、案の定通行している車はなくなりました。
 ここから標高640mの鞍掛峠越えになります。峠区間は佐目トンネル,鞍掛トンネルの2つのトンネルも含め、全て2車線区間であるにもかかわらず、峠の両側の道が急坂・急カーブであるがゆえに、除雪が困難で12月~3月の冬期は閉鎖になります。確かに滋賀県側は凍結していたら、ガードレールを越えて谷底に転落する危険性もありそうです。滋賀県~三重県の冬期ルートは、昔は1号線の鈴鹿峠くらいしかありませんでしたが、最近は新名神高速というすばらしい道ができただけでなく、酷道で有名な421号線がトンネルで通年通行が可能になったので、306号線を改良することはなさそうです。
 365号線と合流して、湯の山温泉の麓になる菰野町までは、単調な区間で特におもしろみもありません。景色は右側に鈴鹿山系の山々を見るから、特に春先は残雪もありきれいです。四日市市には365号線顔負けの軒下酷道が未だ残っています。306号線の三重県側は昔はこんな道ばかりでしたが、四日市市を残して全て改良されました。「大型車通行できません」とはっきり書いていても、「行けるやろ…」とムリする車はあるんですが、あのレベルなら引き返すしかすべはなさそうです。
 亀山市から津市はちょうど直線的に結ばれているので、1号線・東名阪・新名神などの長距離トラックが、津に向かいさらには松阪・伊勢・尾鷲方面に行くには利用価値の高い道路なので、交通量が多いと思いました。津市北部の中瀬交差点で終点になります。正式な端点はさらに1.9km南側になりますが、こんな中途半端な交差点が終点になっているのは、旧道の関係ではないでしょうか?

●沿線フォトギャラリー
1→8号線の外町交差点から306号線は始まります。ここは名神:彦根ICの入口にもなるため、著名渋滞ポイントになっています。
2→最初から終点までの距離表示は出ています。 3→多賀大社の前で307号線と分岐し、鞍掛峠越えに入ります。大半の車は307号線に流れます。
4→306号線はこの通り誰も走っていません。非常にローカルな国道です。 5→渓流の横をじわじわと登っていきます。 6→佐目トンネルは旧道の狭路区間を改良するために作られた1km以上のトンネルです。
7→佐目トンネル横の旧道跡です。 8→道路がさらに急坂になってきましたが、対向車もありません。 9→一気に標高をかせぐ区間です。ここは冬期は閉鎖されます。
10・11→急坂・ヘアピンカーブが続きます。私はこんな道が大好きでガンガン走ります。 12→県境越えの鞍掛トンネルまできました。このトンネルは745mあります。
13~15→鞍掛峠をいろいろなアングルで撮ってみました。左写真は滋賀県側、中写真は三重県側の県境標識で、右側は三重県側のトンネル入口です。こう見ても滋賀県側の方が急な絶壁になっているのがわかりますね。
16・17→実際走ってみたら三重県側も急坂が続きました。崖崩れの修復工事もしておりました。 18→黄金大橋南交差点で365号線に合流し、重複区間になります。
19~21→重複区間は9kmほどありますが、きちんと国道標識も2つ並べて書いています。別名交差点で単独区間に入るため右に進路を取り、鈴鹿の山麓を走ります。
22→この辺りはかなりの直線区間です。 23→477号線の菰野交差点ですが、直進方向は大型車が通行できない=狭路ということ? 24→確かに軒下酷道みたいな感じですが、ここはまだ道幅あります。
25→確かにこのレベルにもなると大型車はムリなような気がします。普通車でもやばい。 26→国道の標識はしっかりついているので、間違いないです。 27→またこれはすごい狭路です。対向車が来たので待ってました。
28→鈴鹿市に入ると狭路区間もなくなり走りやすくなっています。 29→亀山市内を抜けます。 30→亀山~津間も道路が改良されて広くなっています。
 
31→道なり直進方向は23号線の中勢バイパスで306号線は左方向です。間違えやすいポイントです。 32→23号線の中瀬交差点で終点になります。