国道367号線               

①快適さ→★★★★★(山の中を抜ける快適ロード)
②退屈度→★★★★(整備が行き届きすぎて少し単調になりました)
③整備度→★★★★(狭路区間はなかったように思います)
④景色→★★★★(京都市内以外はのどかで視界も良いです)
⑤施設→★★★(大原以降はコンビニ・GSは少なめで、飲食店はあります)
⑥観光地→★★★★(八瀬,大原,安曇川渓谷,朽木温泉など)
 
総合評価点
82
正規区間 起点 京都市下京区(烏丸五条) 終点 福井県若狭町(三宅) 68.1km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 なし    0.0km 57.0km
終点側 滋賀県高浜市(保坂)~終点⇒国道303号線 ▲11.1km
重複区間
単独キロ  
上位 なし 0.0km 57.0km
下位 国道477号線⇒京都市左京区(大原小出石)~滋賀県大津市(途中) 3.1km 0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
 特になし   
経由地 京都府 京都市   
滋賀県 大津市,高島市
道の駅 (1)くつき新本陣(滋賀県高島市)【滋賀-2】
接続国道・高速道 【京都市】→国道1号線(大阪・神戸方面/大津・名古屋方面) 国道24号線(奈良・和歌山方面)
        国道477号線(京北・園部方面)
【滋賀県大津市】→国道477号線(日野・四日市方面)
【滋賀県高島市】→国道303号線(小浜方面/木之本・岐阜方面)

●実走レポート(2010年10月) 
この国道は、別名「鯖街道」と呼ばれ、若狭地区と京都市内のバイパスに使うにはもってこいの道路です。以前は、滋賀県側で安曇川沿いの道が狭く、大型車との対向に往生してましたが、近年トンネルと道幅拡張にて非常に走りやすくなっています。狭い区間は一部残っていますが、完全2車線化になるのもそう遠くはないでしょう。名神・北陸道を使ったり、国道161号線・162号線を使うことを考えたら、確実に早く行けます。
 京都市のほぼど真ん中にある烏丸五条交差点(8号線,9号線,24号線も起点または終点になっています)が起点で、烏丸通・北大路通・川端通・白川通を経由して、郊外に抜けます。最近の京都の観光客には人気スポットになっている大原を抜けると、車の非常に空いている道になっています。
 途中峠を越えると滋賀県に入りますが、そこから少し進んだ途中集落の狭い道を避けるために、約15年ほど前に「途中トンネル」というバイパスができたのですが、なぜかこれが長い間有料道路になっていました。トンネルが3kmもあるようなものならわかるのですが、たったの500m程度。滋賀県道路公社はだいたいせこい。琵琶湖大橋も昭和37年に開通しておきながら、未だに有料となっている。近江大橋も同様。だから、土地の車の大半は、有料道路が開通した後も相変わらず旧道を使っています。2010年秋にやっと無料開放されましたが、遅すぎですわ。
 さらに進んで、花折峠を越える部分は、ヘアピンカーブで一気に峠を登り、800mくらいのトンネルで抜けます。あとは安曇川沿いに朽木村まで下るだけ。安曇川は渓流釣りには有名な場所で、イワナ・アユなどを目当てに多くの釣り客が遊びに来ています。キャンプ場などもあるので、ピクニックやオートキャンプにも最適です。坊村という場所にある比良山荘は京都からも料理目当てで行く方が多く、私のタクシーで送迎することもよくあります。朽木村の中心地を抜け、檜峠という小さな峠を越えると国道303号線の交点になり、単独区間はここで終わりです。
 

●沿線フォトギャラリー
1→起点となる烏丸五条交差点です。烏丸通を北に進むところから始まります。(24号線側から撮影) 2→最初の方面表示は京都市内の「大原」のみでさらに先への表記は何もありません。 3→川端通では高野川沿いの桜並木道を通ります。ここで滋賀県の朽木や福井県の小浜までの距離が表記されています。
4→この高野川の桜並木は延々と続いています。 5→京都市内の端っこになる花園橋を過ぎれば山間部の道路になります。バックの山は比叡山になります。 6→柴漬けで有名な「土井」の本店及び工場がこの大原にあります。
7→大原を過ぎると、車の流れもほとんどなくなりこのような走りやすい道になります。 8・9→酷道で名高い477号線と合流し、滋賀県の途中越えまでは重複区間となっています。
10→途中越で滋賀県に入ります
(京都市と大津市の境で、県庁所在地同志の県境は全国で見ても1号線とここの2ヶ所しかありません)
11・12→わずか500m程度しかない途中トンネルは長い間有料道路となっていましたが、2010年に無料開放されました。このときは料金所が撤去されずに残っていました。
13→花折峠こえは南側は4ヶ所のヘアピンカーブになっています 14→こちらの花折トンネルの方が途中トンネルより長いトンネルですが、こちらは最初から無料です。 15→鯖街道といわれる道だけあって、このような鯖ずしの店が沿道によく見かけます。
16~18→花折峠を越えてからも以前は右の旧道のように狭い道が続いていましたが、最近は交通量も増えてきたため、左の写真のような橋とトンネルで直線的に道路改良され、冬期でも走りやすくなっています。  
19・20→やがて安曇川沿いに走る道になり、渓流釣り,キャンプ,バーベキューなど何でも来いといういい感じの場所があります。右側は冬期の雪が残っている時期に走った写真で時期によってはかなりの積雪になります。 21→「試食してください。この旨さ」と書いている鯖ずしの店ですが、鯖ずしそのものが値段の割にクセがあるんですわ。
22→旧朽木村の周辺では大規模な地滑りが発生して長期間通行止になったことも数年前にありました。 23→367号線唯一の道の駅「くつき新本陣」です。日曜日はいつも朝市をやっています。 24→303号線に抜ける檜峠から振り返って見た景色です。
 
25・26→終点の保坂交差点を秋と冬の両方で見比べた写真です。まだ積雪量は少ない方です。