国道303号線                

①快適さ→★★★★★(非常に快適で渋滞や通行困難な狭路もない)
②退屈度→★★★(快適な道路になりすぎて少しおもしろみがなくなってきました)
③整備度→★★★★(木之本市街地の軒下酷道を除けば片側1車線以上の走りやすい道)
④景色→★★★★(山の中をかけぬける森林浴ドライブで快適です)
⑤施設→★★★(コンビニやGSなどは少ない地域もあるので早めの対応をする必要あり)
⑥観光地→★★★(熊川宿,北琵琶湖,谷汲山など)
 
総合評価点
76
正規区間 起点 岐阜県岐阜市(神田町5丁目) 終点 福井県若狭町(三宅) 125.6km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 起点~岐阜県本巣市(三橋)⇒国道157号線 10.4km 115.2km
終点側 なし 0.0km
重複区間
単独キロ  
上位 国道8号線→滋賀県長浜市(千田北~塩津浜) 7.0km
国道161号線→滋賀県高島市(マキノ町野口~弘川) 14.1km
21.1km 94.1km
下位 国道417号線→岐阜県揖斐川町(三輪~東横山) 17.9km
国道365号線→滋賀県長浜市(木之本町田部~木之本IC口) 1.6km
0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
 特になし (八草トンネルの旧道は既に廃道)  
経由地 岐阜県 本巣市,大野町,揖斐川町
滋賀県 長浜市,高島市
福井県 若狭町
道の駅 (1)夜叉ヶ池の里さかうち(岐阜県揖斐川町)【岐阜-40】
(2)星のふる里ふじはし(岐阜県揖斐川町)【岐阜-10】
(3)塩津街道あぢかまの里(滋賀県長浜市)【滋賀-15】⇒8号線と共用
(4)マキノ追坂峠(滋賀県高島市)【滋賀-12】⇒161号線との重複区間上
(5)若狭熊川宿(福井県若狭町)【福井-6】
接続国道・高速道 【岐阜県本巣市】→国道157号線(岐阜市内方面/温見峠・越前大野方面)
【岐阜県揖斐川町】→国道417号線(大垣方面/冠山峠方面)
【滋賀県長浜市】→国道8号線(米原・大津方面/敦賀・福井方面)
            国道365号線(関ヶ原・桑名方面/南越前・越前方面)
【滋賀県高島市】→国道161号線(敦賀方面/大津方面)
【福井県若狭町】→国道27号線(敦賀方面/小浜・舞鶴方面)

●実走レポート(2010年10月 終点⇒起点への逆行) 

この国道は福井県の若狭から岐阜までの路線で、最初エリア区分をする際に東海北陸エリアに入れていました。しかし、経路で滋賀県の湖北地区を通り、わずかですが滋賀県区間が一番距離が長いことがわかり、近畿エリアの国道にしています。
起点は27号線の三宅交差点になります。琵琶湖までは若狭街道と呼ばれる区間で、県境の手前に「熊川宿」と呼ばれる宿場街が残っており、道の駅もあります。峠を越えれば滋賀県で、旧今津町までは下り坂になって161号線に合流します。しばらく161号線を敦賀方面に北上し、マキノの追坂峠を越えたら、303号線の単独区間になります。以前は桜で有名な海津大崎を通りましたが、道幅が狭いために奥琵琶湖トンネルのバイパスができました。塩津の道の駅で8号線に合流し、木之本の市街地まで重複します。
木之本町の市街地で303号線・365号線が8号線から分岐し、少しだけですが軒下国道のような狭い区間を通ります。(本線は軒下酷道ですが、365号線のバイパスが南側にできたため、303号線もそちらを通るようになっています)軒下区間を過ぎれば、365号線と分岐して単独区間になり八草峠越えになります。以前は冬季は長らく閉鎖になっていましたが、3025mの八草トンネルが開通して解消されたかと思いきや、その前後の道が悪くまだ冬季閉鎖のままでした。現在はその道も整備されて、通年走行ができるようになっています。旧道の峠道は既にバリケートで閉鎖になっていました。八草トンネルから先は岐阜県になり、揖斐川沿いに下る道になります。二つの道の駅を経て、更に岐阜市内に向けて下りますが、途中の久瀬トンネルも2㎞を超える長大トンネルです。紅葉できれいな揖斐峡をかすめ、悪名高き157号線と合流する三橋交差点で303号線は終点になります。


●沿線フォトギャラリー
1→国道27号線の三宅交差点から始まります。この起点は367号線も兼ねていますが、367の標識は単独区間までありません。 2→とりあえずの目標は高島市までの距離表示になっていますが、161号線の交差点も距離的に1kmの差なら、わざわざ2段表記にする必要がなさそうな気がします。 3→この辺りは冬場は積雪が多いため、縦型信号になっています。雪国にいない私にとってみれば違和感があります。
4~6→若狭街道の「熊川宿」は宿場町として町並みの一部が保存されています。また、その宿場町のかたわらに道の駅(右写真)があります。
7→若狭湾が釣りで有名なところだから、大きな釣具屋・えさ屋がたくさんありました。 8・9→福井県から滋賀県に越える寒風峠です。右側は積雪期の写真でこれでもまだ少ない方と思います。京都市内まで53km、大津市中心部なら47kmです。
10→県境を越えてからの木坂トンネルの方が793mもあり長いです。 11→高島市(=琵琶湖)に向けて下っていきます。 12→161号線まで2km,湖岸道路(=昔の161号線)まで4kmです。
13→161号線と合流する弘川交差点です。本線は立体交差になっています。303号線は左折して敦賀方面に行きます。 14・15→161号線から再度単独区間に入るところですが、昔は左側の海津交差点で、琵琶湖沿いを走る道でしたが、狭路のためショートカットするトンネルが開通し、右写真の野口交差点になっています。
16→単独区間になった時の方向表示は8号線合流部までで、さらに先の岐阜県方面については何も触れていません。 17→桜で有名な海津大崎をショートカットする奥琵琶トンネルで長さ1155mあります。 18→790mの岩熊トンネルは旧道(東行)に対して西行の新トンネルが開通し、2本のトンネルになっています。
19→8号線と合流する塩津交差点です。交差点の右側にすぐ道の駅「塩津街道あぢかまの里」があります。 20・21→これ標識がおもしろいから2枚あります。左側は250m手前の予告標識ですが、直進方向には何も書かれていません。ところが直前の標識になると、申し訳なさそうに303号線のマークが入っています。(また走っているところは8号線,365号線との三国道重複区間です)
22→JR北陸本線木ノ本駅の横の踏切ですが、先に見えるのは軒下酷道です。先ほどの標識が遠慮気味に書いているのはこのせいです。 23・24→長浜市木之本町内を複雑に行きますが、303号線,365号線の両方の標識が丁寧にあります。
25→長さ1131mの川合トンネルは90度までカーブしているトンネルです。 26・27→以前に303号線を攻略しようとした時は、途中で雪による通行止めで断念しました。八草トンネルが開通してもその前後の取り付け道路が整備されていなかったためです。
28→現在はこのようなきれいな道になっているので、冬場でも基本的に通行できます。 29・30→長さ3025mの八草トンネルはほぼ一直線になっているフラットなトンネルです。
31→トンネル内に県境の表示がありました。 32・33→旧道は入ってすぐの場所にバリケードがあり廃道になっています
      (左:滋賀県側 右:岐阜県側)
34→トンネルを抜けたら岐阜県に入ります。 35→岐阜県に入って本来の終点になる岐阜市までの距離表示がされています。 36→新しく開通した八草トンネルも位置的にそれなりに標高はあるのでひたすら下り道になります。全然交通量ないね…。
37→揖斐川町(旧:坂内村)にある道の駅「夜叉ヶ池の里さかうち」です。行った日はたまたま定休日でした。 38・39→揖斐川の上流域になる場所で川もきれいです。ただ、落石覆いもきっちりされているところを見ると、過去に大規模な地滑りがあったのでしょう。
40→奥揖斐湖になる横山ダムを渡ります。 41→ダムを渡ったところに国道417号線(冠山方面)の分岐があります。 42→こちらは揖斐川町(旧:藤橋村)にある道の駅「星のふる里ふじはし」です。平日にもかかわらず結構な観光客が来てました。
43→旧:久瀬村にある「恋のつり橋」と呼ばれる観光スポットです。 44・45→岐阜県に入っても長いトンネルが結構あり、久瀬トンネルは2133m,新北山トンネルは1,378mあります。
46→新北山トンネルを越えて数㎞走れば揖斐峡を抜けフラットな景色になります。 47→417号線(大垣方面)と分かれて単独区間になります。 48→悪名高き157号線と三橋交差点で合流し、303号線は終点になります。