①快適さ→★★★★★(海沿いの快適な2車線道で夏の行楽シーズン以外は渋滞もなし) ②退屈度→★★★★(ほぼ全区間が海沿いで走りやすいがバイパスの整備で単調になってきました) ③整備度→★★★★(一部の狭路部分を除けば全く問題なし) ④景色→★★★★★(但馬漁り火ラインといわれるように海がよく見えます) ⑤施設→★★★(市街地は食事・買い物・GSなど心配ないが、郊外は少ない) ⑥観光地→★★★★★(天橋立・伊根・経ヶ岬・琴引浜などの海水浴場・城崎温泉・浦富海岸など) |
総合評価点 | ||||||
88 | |||||||
正規区間 | 起点 | 京都府舞鶴市(大手) | 終点 | 鳥取県岩美町(大谷) | 187.3km | ||
実質区間 (端末重複区間) |
起点側 | 起点~京都府舞鶴市(八田)⇒国道175号線 | ▲6.5km | 180.8km | |||
終点側 | なし | 0.0km | |||||
重複区間 単独キロ |
上位 | 国道176号線⇒京都府宮津市(新大手橋~須津) 5.1km | ▲5.1km | 175.7km | |||
下位 | 国道312号線⇒京都府京丹後市(久美浜町)~兵庫県豊岡市(下宮地蔵東) 8.1km |
0.0km | |||||
未開通区間 | なし | 0.0km | |||||
海上区間 | なし | 0.0km | |||||
本線に並行する 主なバイパス |
鳥取豊岡宮津道 | 国道178号線(一部は312号線)の自専道バイパスとして部分的に開通 東浜居組道路と香住道路は従来道が国道の指定を外れ本線になりましたが、余部道路の旧道7.9kmは国道指定のまま残っています。 |
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経由地 | 京都府 | 宮津市,与謝野町,伊根町,京丹後市 | |||||
兵庫県 | 豊岡市,香美町,新温泉町 | ||||||
鳥取県 | 岩美町 | ||||||
道の駅 | (1)舟屋の里伊根(京都府伊根町)⇒旧道沿い【京都-1】 (2)てんきてんき丹後(京都府京丹後市)【京都-3】 (3)丹後あじわいの郷(京都府京丹後市)【京都-11】⇒網野から府道53号線を東に4.5kmほど入った場所 (4)くみはまSANKAIKAN(京都府京丹後市)【京都-14】 (5)あまるべ(兵庫県香美市)【兵庫-31】 |
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接続国道・高速道 | 【京都府舞鶴市】→国道175号線(舞鶴・小浜方面/福知山・明石方面) 【京都府宮津市】→京都縦貫道(宮津天橋立IC) 国道176号線(福知山・大阪方面) 【京都府京丹後市】→国道312号線(峰山・宮津方面) 国道482号線(出石・神鍋高原方面) 【兵庫県豊岡市】→国道426号線(出石・福知山方面) 国道312号線(朝来・姫路方面) 【鳥取県岩美町】→国道9号線(福知山・京都方面/鳥取・松江方面) |
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●実走レポート(2011年6月 終点⇒起点への逆行) |
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この国道は鳥取から若狭の舞鶴まで日本海側のシーサイド区間を走るのが大半なので、ドライブコースとしてよく雑誌にも紹介されています。途中も浜坂や香住などの漁港町、多くの海水浴場を通るため休日の方が通行量が多いかもしれません。当初は丹後半島は付け根部分をショートカットするルートでしたが、丹後半島を一周する県道が国道に昇格した際に178号線になり、従来の道は312号線の単独区間に変更されました。兵庫県の区間は「但馬漁火ライン」の愛称もあり、夕暮れ時からは沖合に漁火が見えます。 実際の起点は鳥取から少し走った岩美町に9号線から分岐して始まります。すぐに海岸線を走る道になり、走りやすい区間です。以前は急カーブもある道でしたが、鳥取豊岡宮津道の一部となる東浜居組道路が開通し、長いトンネルで一気に抜けるようになりました。浜坂の街中に入るとマツバガニを売っている店が立ち並び、海沿いの街を実感させます。浜坂からは少し海岸線から離れた峠道になりますが、また海岸まで下りたところにJR山陰線の餘部鉄橋(高さ41m)があり、そのど真ん中をくぐり抜けます。この鉄橋は全国的に有名ですが、1986年の列車転落事故以降は強風で運行規制がかかることが多いため、新しいコンクリート橋が隣に建設され、従来の鉄橋は一部を残して撤去されました。香住は町から外れた場所に余部道路,香住道路が開通して街中を通ることがなくなりました。ここから竹野・城崎を抜ける海岸道路は県道になり、178号線はかなり内陸部をショートカットし豊岡市に入ります。少し県道を北に走ると全国的に有名な城崎温泉もあります。 豊岡市内を抜け、312号線と重複すると、河梨峠で京都府に入り、久美浜で丹後半島を一周する区間が始まります。網野から少し走った場所が鳴き砂で有名な琴引浜です。最近は環境汚染で鳴きが鈍くなってきたらしいですが、私は昔がどの程度か知らないので何ともいえません。さらに海岸線を進んで一番北の端が近畿地区最北端の経ヶ岬になり、立派な灯台もあります。海岸に降りたらわかりますが、韓国や中国など外国からの漂流物もたくさん見受けられます。ここから舟屋で有名な伊根町に入り、ここだけ軒下酷道ともいえる狭路区間が残っていたのですが、2007年に養老伊根バイパスが開通して今は走りやすくなっています。伊根町を過ぎると日本三景の天橋立の北端を通過して、176号線と合流して今度は天橋立の南端を通過します。但し南側は渋滞緩和策としてショートカットできるトンネルが開通しました。宮津市で176号線は終点になりますが、178号線はさらに東に伸び由良川をさかのぼった175号線の八田交差点まで続きます。舞鶴までは全て175号線を走るので実質上ここが終点になります。 |
●沿線フォトギャラリー | ||
1→岩美町にある9号線からの分岐点には信号も交差点名もないような場所になっています。 | 2→最初の方面表示は浜坂になっています。 | 3→浦富の集落に出て海沿いを走ります。 |
4→浦富海岸はリアス式の海岸になっており、海水浴場も点々とあります。 | 5・6→東浜居組道路は高規格道路の一部として2008年11月に開通し、旧道は国道から外れました。無料ですが自動車専用道路です。 | |
7→標識も高速道路の標識と同じようになっています。 | 8→1,821mの七坂トンネルを越えれば兵庫県に入ります。 | 9→こちらは2004年に撮影したまだ開通していない時の178号線旧道でかなりカーブが続く区間です。 |
10→旧道の県境です。 | 11→居組ICで旧道と合流します。 | 12→浜坂に向けて海岸線を走ります。 |
13→178号線も大災害時の緊急交通路に指定されています。 | 14→浜坂で工事通行止があり迂回させられました。 | 15→JRの余部橋の下に、転落事故があった慰霊碑がありました。 |
16・17→JRが造った余部鉄橋は右の写真のような鉄橋でしたが、2010年に新しい橋梁に代わりました。2012年にこの鉄橋下に道の駅「あまるべ」がオープンしています。 | 18→余部からも鳥取豊岡宮津道の一部となる余部道路が2010年12月に開通しています。 | |
19→長さ2,984mの船越トンネルが2010年に開通しています。178号線の最長です。 | 20→香住ICからは香住道路という形で引き続き自動車専用道路が続きます。 | 21→長さ2,041mの香住トンネルは2005年に開通しています。 |
22・23→香住道路の終点で従来道と合流します。右の写真は逆方向から撮影した部分です。 | 24→この辺りで終点に近い宮津までの距離が表記されていますが、これはあくまでも312号線経由の距離です。 | |
25→竹野海岸の辺りは178号線は内陸部を抜けて | 26→この辺りはカニなどの直売店がたくさんあります。 | 27→この舞鶴までの距離は純粋に178号線の距離と思います。 |
28→快適に走りながら豊岡市内に向けます。 | 29→国道426号線との分岐になる下陰池ノ内交差点です。豊岡市街地の426号線は元々178号線だった道です。 | 30→現在の178号線はは4車線で広い道になりました。 |
31→円山川を越える豊岡大橋ですが、かなり反ったような形状なので冬場の積雪期は走りにくそうです。 | 32→国道312号線が合流し、しばらくは重複区間になります。 | 33→河梨峠を越えると京都府に入ります。 |
34→久美浜町で312号線と分岐します。178号線の終点になる宮津・舞鶴へは直進の方がショートカットで圧倒的に近いです。 | 35→178号線は丹後半島を廻るため、先端の経ヶ岬でも45kmあります。 | 36→久見浜湾に沿って走ります。この湾はかなり入り組んだ形状になっています。 |
37→道の駅「くみはまSANKAIKAN」は元々あったドライブイン施設を道の駅にしたところです。 | 38→微妙ですが狭路区間なども発生したりしてローカル色漂う雰囲気になってきました。 | 39→海の家のような民宿が沿道に目立つようになります。 |
40・41→鳴き砂で有名な琴引浜はこの近くにあり、国道沿いに鳴き砂の博物館もあります。 | 42→海沿いを延々と走ります。 | |
43・44→国道482号線の実質的な終点になる間人です。「間人」と書いて「たいざ」と読むのは非常に難読地名と思います。 | 45→道の駅「てんきてんき丹後」です。かなり昔からあった道の駅です。 | |
46・47→海沿いの静かな道を延々と走ります。178号線で一番快適にドライブができる区間ではないかと思います。 | 48→道路沿いに漁師小屋みたいな家が並ぶのもこの辺りだけではないでしょうか? | |
49→ここから丹後半島の先端部分は異常気象時の通行規制対象に入ります。 | 50→経ヶ岬灯台はここで左折して入ったところにあります。 | 51→先端部を過ぎると178号線では唯一残っている狭路区間が始まります。 |
52→178号線もかつてはこんな道路が大半でしたがもうここしか残っていません。 | 53・54→経ヶ岬~伊根の区間は断崖絶壁のような海岸線を走ります。 | |
55→道の駅「舟屋の里伊根」は新鮮な海産物をたくさん売っていました。 | 56・57→伊根は写真のような「舟屋」が残されている漁港町です。家の1階が船着き場になっているのが特徴です。 | |
58・59→今は養老伊根バイパスが全線開通して広い道になっていますが、かつては右写真のように舟屋の集落を抜ける軒下酷道でした。 | 60→伊根を過ぎるとしばらくは若狭湾に沿って走ります。 | |
61→日本三景の天橋立ですが、横から見ても実感が湧きません。やはり山の上の方から見ると納得します。 | 62→宮津市の須津交差点で国道176号線と合流し、重複区間になります。34番目の写真で別れた312号線もここに合流します。 | 63→宮津市の重複区間は両方の国道表示があります。 |
64・65→この信号で176号線は終わりなので、ここから先は178号線の単独区間になります。普通は逆のような感じもするのですが、176号線が宮津~大阪の路線と決まっていたのでこのような結果になったのでしょう。 | 66→宮津から舞鶴に抜ける間も海沿いを走る区間がたくさんあります。 | |
67→もっと交通量が多いと思っていたけれど意外とすいていました。 | 68→由良川を渡るJRの鉄橋です。かなり長い橋です。 | 69→八田交差点で175号線と合流し、ここが178号線の実質の終点になります。 |