国道26号線                

①快適さ→★★(渋滞ばかりで進まない)
②退屈度→★(ほんとうに単調)
③整備度→★★★★★(ほとんど4車線以上で2車線区間も新道建設中)
④景色→★(海はほとんど見えない)
⑤施設→★★★★★(何でもある)
⑥観光地→★★(みさき公園,住吉大社ぐらい)
 
総合評価点
48
正規区間 起点 大阪市北区(梅田新道) 終点 和歌山県和歌山市(県庁前) 72.8km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 起点~大阪市中央区(大国)⇒国道25号線 4.9km 67.4km
終点側 和歌山県和歌山市(西汀丁)~終点⇒国道24号線 0.5km
重複区間
単独キロ  
上位 なし 0.0km 67.4km
下位 なし 0.0km
未開通区間 なし    0.0km
海上区間 なし    0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
第二阪和国道 大阪府阪南市(桜ヶ丘北)~岬町(淡輪ランプ) 11.2km
和歌山県和歌山市(大谷ランプ~嘉家作) 1.9km
 
自専道が暫定的に開通しており順次つなげていく予定
経由地 大阪府 大阪市,堺市,高石市,和泉市,泉大津市,忠岡町,岸和田市,貝塚市,泉佐野市,田尻町,泉南市
阪南市,岬町
和歌山県 和歌山市
道の駅 (1)とっとパーク小島(大阪府岬町)⇒深日中央から県道を5kmほど西に入った場所【大阪-7】
接続国道・高速道 【大阪市】→国道25号線(柏原・奈良方面) 国道43号線(尼崎・神戸方面) 国道497号線(守口・豊中方面)
【大阪府堺市】→国道310号線(河内長野・五條方面)
【大阪府泉大津市】→国道480号線(紀の川・高野山方面)
【大阪府泉佐野市】→国道170号線(河内長野・八尾方面) 国道481号線(関西空港方面) 関空道(泉佐野IC)
【大阪府阪南市】→阪和道(阪南IC)
【和歌山県和歌山市】→国道24号線(橋本・奈良方面/海南・田辺方面)

●実走レポート(2010年8月 終点⇒起点への逆行) 
 大阪と和歌山を結ぶ幹線国道で当然ながら全区間が国土交通省直轄の指定区間です。名前もそのまんまで「阪和国道」といいますが、最初の国道26号線(=南海本線に沿うような道)は、堺~阪南まで県道になり、手狭となった道路に変わって「第二阪和国道」が作られました。この道路はむしろJR阪和線に近い位置にあり、阪南より南についても自動車専用道として一部が開通、現在も着々と進められています。しかしながら、阪和道・阪神高速が便利なため、大阪から和歌山まで行くのに26号線だけで行くことは、深夜も含めてほとんどないでしょう。
 今回は、国道24号線からの続き調査で、終点の和歌山から起点の大阪に向けて北行する形をとりました。西汀丁交差点で24号線と別れ、すぐに紀の川を越える橋になりますが、和歌山市内を外れる頃に2車線区間に入ります。標高100mちょうどの孝子峠越えの区間だけ少し山道っぽい普通の国道で、峠で大阪府になります。海岸まで下りた深日から阪南までの道が、最も海岸に近い区間ですが、海はほとんど見えません。現国道の山側に建設している道路が第二阪和国道の延長部(=自専道)で、こちらの方が高さがあるから海が見やすいかもしれません。
 泉南市に入ったところで旧来の国道26号線は府道に格下げになり、少し右にそれて、第二阪和国道が26号線の本線そのものになります。これは片側2車線(一部の区間は3車線)で、主要な国道・府道は立体交差になっています。阪和道や阪神高速湾岸線に接続する関空道,堺泉北道も途中で交差しています。とかく堺までの道は、飲食店・コンビニ・ガソリンスタンド・大手のチェーン店など至れり尽くせりですが、直線的な道でひたすら走るだけです。変化がないのです。
 堺市内に入ってから阪神高速堺線に続く高架道路がありますが、26号線は側道を入り、阪神高速の堺ランプのところで府道に格下げした旧国道の方に向かいます。そこからは終点の難波まで片側2車線の道を北上しますが、著名渋滞箇所があるため車の流れはいっそう悪くなります。25号線と合流する大国交差点で実質の26号線の終点となり、以降は重複などの表記がありません。 

●沿線フォトギャラリー
1→実質の起点になる和歌山市の西汀丁交差点です。24号線から分離します。 2→すぐに紀の川を渡ります。 3→和歌山の中心部を出発して約10分~15分で4⇒2車線区間に変わります。
4→孝子峠で和歌山県から大阪府に入り、あとは終点まで延々と大阪府内を北上します。 5→深日中央交差点から府道を加太方面に5kmほど走ったところにある道の駅「とっとパーク小島」です。元関空の埋め立て用土砂を運び出す港の跡地を活用し、海釣り公園になりました。 6→ここが大阪府の南端になるみさき公園の遊園地がすぐ横にあります。正面のガードが南海:みさき公園駅になります。
7→岬町まで第二阪和国道のバイパスが2011年3月に開通しました。 8→バイパスは高速道路並みの道路規格です。 9→岬町と阪南市の境界になる阪南岬トンネルです。
10→海が見えそうで見えない区間が続きます。 11→ここで右折して第二阪和国道に入る部分が国道で、直進方向の旧道は府道に格下げになりました。 12→第二阪和国道との合流点でここを左折して北上します。(7~9の自動車専用道路のバイパスもここで合流します)
13→第二阪和国道はオール片側2車線以上の道路で堺市まで続きますが、交通量も多いためよく渋滞も発生します。 14→481号線および関空道との交差点になる空港口交差点です。ここから関西空港は目と鼻の先です。 15→阪神淡路震災の教訓をきっかけに災害時の緊急交通路に指定されています。1号線,2号線,43号線,171号線なども同様の指定を受けています。
16→この岸和田付近は片側3車線ありますが、それでも朝夕は渋滞します。 17→阪和道から阪神高速湾岸線に連絡している堺泉北道との合流点になる取石ランプ交差点です。 18→堺市に入る手前で阪神高速堺線との分岐があり、26号線は側道を進みます。
19・20→この堺区安井町交差点で310号線および阪神高速堺線と分離します。左折レーンの関係で26号線は側道をずっと走ってきましたが、310号線の右折方向は高架道路を走ってここまで来ることができます。 21→堺市内は街路樹が南国の宮崎みたいなシュロを用いています。
22→この玉出交差点のすぐ北側にあるのが大阪で有名な「スーパー玉出」です。パチンコ屋顔負けの派手な電飾で一見スーパーとは思えません。 23→43号線の実質の起点になる花園北交差点です 24→大阪のミナミにある大国交差点で25号線と合流して終点になります。