国道42号線                 

①快適さ→★★★★(二桁国道ではあるが渋滞もなく快適に走行可能)
②退屈度→★★★★(峠道・海岸道など多彩には富んでいます)
③整備度→★★★★★(狭路区間なしで市街地はバイパス・4車線もほぼ完備)
④景色→★★★★(特に海がきれい)
⑤施設→★★★★★(何も心配するものはなく、道の駅も非常に多くあり)
⑥観光地→★★★★★(和歌山近郊,みなべ,白浜,すさみ,潮岬,那智,七里御浜,尾鷲,鳥羽,伊良湖など多数)
 
総合評価点
91
正規区間 起点 浜松市西区(篠原)  終点 和歌山県和歌山市(県庁前)  465.6km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 起点~静岡県湖西市(大倉戸IC)⇒国道1号線 12.8km 452.8km
終点側 なし  0.0km
重複区間
単独キロ  
上位 国道23号線⇒三重県伊勢市(通町)~松阪市(小津) 26.7km 26.7km 426.1km
下位 国道311号線⇒三重県熊野市(大泊海岸~立石南) 4.6km
国道424号線⇒和歌山県田辺市(稲成町)~みなべ町(みなべ) 8.6km
0.0km
未開通区間 なし   0.0km
海上区間 愛知県田原市(伊良湖港)~三重県鳥羽市(鳥羽港)⇒伊勢湾フェリーが就航  19.6km
本線に並行する
主なバイパス  
伊勢二見鳥羽ライン(有料) 三重県鳥羽市(池の浦)~伊勢市(二見町茶屋) 5.2km
 
伊勢二見鳥羽ラインの西側は三重県道37号線扱い 
松阪多気バイパス 三重県松阪市(西黒部町1~八太町) 11.9km
 8.2kmは開通しており全線開通すれば本線になる可能性が高い
熊野尾鷲道路 三重県尾鷲市(尾鷲南IC)~熊野市(大泊IC) 18.6km
 5.0kmは開通している自専道で2013年度に全線開通予定
紀宝バイパス 三重県紀宝町~新宮市 4.5km
 2.9kmは開通しており2013年に全線開通すれば本線になる可能性が高い
那智勝浦新宮道路 三重県新宮市(三輪崎)~那智勝浦町(市屋) 15.2km
 8.9kmは開通している自専道で2015年度に残りが開通予定
経由地 静岡県 湖西市
愛知県 豊橋市,田原市
三重県 鳥羽市・伊勢市・明和町・松阪市・多気町・大台町・大紀町・紀北町・尾鷲市・熊野市・御浜町・紀宝町
和歌山県 新宮市・那智勝浦町・太地町・串本町・すさみ町・白浜町・上冨田町・田辺市・みなべ町・印南町
御坊市・日高町・由良町・広川町・湯浅町・有田川町・有田市・海南市・和歌山市
道の駅 (1)あかばねロコステーション(愛知県田原市)【愛知-11】
(2)伊良湖クリスタルポルト(愛知県田原市)【愛知-4】
(3)奥伊勢おおだい(三重県大台町)【三重-9】
(4)奥伊勢木つつき館(三重県大紀町)【三重-6】
(5)紀伊長島マンボウ(三重県紀北町)【三重-13】
(6)海山(三重県紀北町)【三重-5】
(7)熊野きのくに(三重県熊野市)【三重-7】
(8)パーク七里御浜(三重県御浜町)【三重-4】
(9)紀宝町ウミガメ公園(三重県紀宝町)【三重-3】
(10)なち(和歌山県那智勝浦町)【和歌山-22】
(11)くしもと橋杭岩(和歌山県串本町)【和歌山-25】
(12)イノブータンランドすさみ(和歌山県すさみ町)【和歌山-5】
(13)志原海岸(和歌山県白浜町)【和歌山-6】
(14)椿はなの湯(和歌山県白浜町)【和歌山-21】
(15)紀州備長炭記念公園(和歌山県田辺市)【和歌山-10】⇒秋津町交差点から県道29号線を9km行ったところ
(16)白崎海洋公園(和歌山県由良町)【和歌山-20】⇒門前交差点から県道23号線/24号線を7km行ったところ
接続国道・高速道 【静岡県湖西市】→国道1号線(静岡・東京方面)
【愛知県田原市】→国道259号線(
【三重県鳥羽市】→国道167号線(志摩方面)
【三重県伊勢市】→国道23号線(伊勢神宮方面)
【三重県松阪市】→国道23号線(津・四日市方面) 国道166号線(高見峠・桜井方面)
【三重県多気町】→伊勢・紀勢道(勢和多気IC) 国道368号線(美杉・名張方面)
【三重県大台町】→紀勢道(大宮大台IC)
【三重県大紀町】→紀勢道(紀勢大内山IC)
【三重県紀北町】→国道260号線(南伊勢・志摩方面) 国道422号線(すぐ行き止まり=不通区間)
【三重県尾鷲市】→国道425号線(十津川・龍神方面) 国道311号線(熊野方面)
【三重県熊野市】→国道309号線(上北山・吉野方面) 国道311号線(尾鷲方面/本宮・田辺方面)
【和歌山県新宮市】→国道168号線(十津川・五條方面)
【和歌山県串本町】→国道371号線(龍神・高野山方面)
【和歌山県上富田町】→国道311号線(本宮・熊野方面)
【和歌山県田辺市】→阪和道(南紀田辺IC)
【和歌山県みなべ町】→国道424号線(日高川・海南方面)
【和歌山県御坊市】→国道425号線(龍神・十津川方面)
【和歌山県広川町】→湯浅御坊道路(広川IC)
【和歌山県有田川町】→阪和道(有田IC)
【和歌山県有田市】→国道480号線(有田川・高野山方面)
【和歌山県海南市】→阪和道(海南IC) 国道370号線(紀美野・橋本方面)
【和歌山県和歌山市】→国道24号線(橋本・奈良方面) 国道26号線(泉佐野・大阪方面)

●実走レポート(2011年1月 終点⇒起点への逆行) 

 この国道は紀伊半島を大回りして、さらには三重県から海を超え渥美半島まで伸びる道路で、全国でも第9位の長さ、近畿エリアでは最長の国道です。元々は三桁国道からスタートしましたが、旧一級国道に昇格する時に42の番号になり、和歌山~松阪の路線でした。さらに伊勢湾連絡橋の構想が出た際に浜松まで延伸され今に至っています。といっても鳥羽~伊良湖岬まで橋の工事をする予定もなく、259号線時代からある伊勢湾フェリーが相変わらず就航していますが、この所要時間が一時間くらいなので、東京・静岡方面から伊勢志摩・南紀方面に行くのに陸路よりかなりショートカットできるため、長距離トラックもかなり利用しています。
 この路線は距離が非常に長いため、和歌山市~新宮市の和歌山県区間,新宮市~松阪市の三重県区間,伊勢市~鳥羽市~浜松市の追加区間の三部構成でレポートします。

【1:和歌山県区間(和歌山市~新宮市)】

 和歌山市の起点は24号線と26号線が交差する西汀丁交差点ではなく、300mほど南の県庁前交差点になります。市内域を走る間は4車線区間ですが、和歌山マリーナシティを超えて海南市に入ったら普通の2車線道路になります。この辺りから海のそばになりますが、津波対策用の標高標識が随所にあります。20113月に未曽有の東日本大震災が発生しましたが、あのレベルの津波が襲ったら、42号線は壊滅的な被害になるでしょう。和歌山~田辺までは現時点で阪和道が開通しています。途中のICでも42号線と接続している場所が多くあるため、国道自体の交通量は減って走りやすくなりました。逆に沿道にあった大型ドライブインや土産物屋は死活問題でしょうね。いくつかはつぶれた跡地も見ました。
 
有田市は西に飛び出した地形になっているため、42号線はかなり大回りになっていますが、高速道路は長大トンネルでカットし、市街地は通りません。有田の中心部を抜けるとしばらくは海から離れて、有田川の左岸を走ります。この辺りは日本有数のミカンの産地なので、山の斜面一帯がミカン畑です。湯浅・広川から水越峠を超えると、御坊市に入ります。南紀では田辺・新宮に次いで大きな街なので、買い物などには困らない状況でした。ここで日本三大酷道の異名を持つ425号線の分岐があります。
 御坊から先は本格的に海岸線を走るシーサイドラインとなり、三重県の熊野市まで延々と続きます。切目崎の辺りは海もきれいで、海鮮料理の食事処や釣りエサ屋など、海辺独特の雰囲気が漂ってます。みなべ町は梅の名産地で、梅干しの工場が沿道にたくさんありますが、意外と梅の木自体はあまり見ません。田辺市街地に入ると、阪和道の延長線上にバイパスがあり、それが42号線の本線になっています。旧42号線は424号線と県道になりました。バイパスの終点が、白浜温泉の入口になって、42号線はしばらく海から離れます。
 少し進むと311号線との分岐になる岩崎交差点で、42号線は海岸線に沿った「熊野古道大辺路」の街道で、311号線は「中辺路」と呼ばれています。新宮や熊野へは311号線の方が距離が短いし、整備も進んでいるため高速道路がまだない現状では大半の車は311号線に入ります。従って42号線はがら空きになっています。白浜町からすさみ・串本と進む海岸線道路は42号線でも、一番景色がよくのどかな感じでした。串本は本州最南端の潮岬がある町で42号線もここからは北上します。近くにある橋杭岩は奇岩で有名な観光地です。
 
次に通る那智勝浦町は温泉もありますが、クジラで有名な太地、マグロで有名な勝浦、滝で有名な那智と観光スポットが多くあります。那智から新宮までは阪和道の延長になる自専道(那智勝浦新宮道路)も開通しています。やがて南紀では2番目の町になる新宮に着き、街の東にかかる新熊野大橋を越えれば三重県です。

【2:三重県区間(新宮市~松阪市)】

 熊野川を挟んで和歌山県と三重県の境になりますが、この川は次の橋がかなり上流なので、この42号線の橋が非常に重要な位置づけになります。新宮~熊野は七里御浜と呼ばれている海岸線の道で、ほぼ直線の道路です。ただ海側は防風林があるため、海辺が見える場所はごくわずかです。太平洋に面した海岸のため、波は非常に荒く海水浴はちょっと怖い場所です。
 熊野の市街地を越えたところにあるのが、奇岩:鬼ヶ城で、世界遺産にも指定されています。鬼ヶ島をイメージするような絶壁なのでそのような名前になっています。ここから尾鷲までは42号線が山側、311号線が海側になります。矢ノ川越えといわれる難所で、現道も大又トンネル,矢ノ川トンネルの二つの長いトンネルで越えますが、これでも峠がきつく、現に私が行った時もここだけ積雪していました。これを緩和するために「熊野尾鷲道路」という自専道も建設中で、一部は開通していますが、3,992mの新八鬼山トンネルができただけで、中途半端です。さらに大吹トンネル(予定3,306m),亥谷山トンネル(予定3,161m),逢神曽根トンネル(予定2,343m)の3つの長大トンネルを完成させてやっと開通します。尾鷲で311号線と再度合流した後は、少しだけ4車線道路になります。尾鷲市内の北部で御坊市で別れた日本三大酷道の425号線と再度合流します。
 尾鷲から紀伊長島までは、峠と海辺の繰り返しになりますが、紀伊長島から先は海辺は260号線になるため、42号線は伊勢の二見浦まで海を見ることはありません。最初の荷坂峠が一番キツいですが、越えた後は松阪市までジワジワと下るだけです。途中から、伊勢道・東名阪とつながる紀勢道も開通しています。多気を過ぎたあたりから、周辺が開けてきて、ほどなくして松阪市に着きます。元々は23号線も松阪市を通っていたので、ここが終点でしたが、23号線が海寄りのバイパスが本線になったことで、42号線も津寄りに延伸しました。さらに浜松市まで延伸したため、小津交差点で伊勢方面に右鋭角に曲がっていくのですが、右折禁止になっているため、曲がれません。松阪市を外して23号線に抜けるバイパスが順次建設されており、全て開通したら42号線の本線も変わる可能性があります。

【3:追加指定区間(伊勢市~鳥羽市,田原市~湖西市】
 伊勢市の通町交差点まで23号線と重複したら、鳥羽方面に向けて42号線があります。元々は167号線がここから現在の志摩市に向けて伸びていました。現在も167号線の起点ですが、42号線に昇格してからは鳥羽が実質の起点になっています。
 二見浦の海辺に出る手前で伊勢二見鳥羽ラインの分岐があります。この有料道は伊勢~二見は三重県道37号線のバイパス、二見~鳥羽は42号線のバイパスという扱いです。旧来からの道を進むと、二見浦で紀伊長島以来の海辺になり、鳥羽に入ります。近鉄鳥羽駅の横は幅広の幹線道路となり、ホテル・旅館の宿泊施設が目立ちます。鳥羽水族館の南側がフェリー乗り場で、伊良湖に行くことができます。一般的なセダンの乗用車で6,500円になりますが、これが高いと思うかどうかは微妙で、逆に陸路で浜松市に向かうと、高速通行料だけなら4,950円ですが、走るための燃料費が必要になり、また所要時間が半分以下になることを考慮すると、結構利用客がいるのが現状です。
 伊良湖側はフェリー乗り場自体が道の駅になっている珍しい場所です。ここから北側が259号線、南側は42号線になります。すぐに恋路ヶ浜と呼ばれる断崖の道は非常に景色がよい場所ですが、あとは終点までは海に沿った道になってますが、少し内陸部に離れているため、海自体は遠景でしか見ることができません。県道が昇格した場所なので、狭めの2車線道路ですが、三重県にショートカットする大型車が結構通ります。単調な風景が続き、静岡県に入ったら、1号線の潮見バイパスを一旦越えて、旧1号線を走ります。潮見坂を下るところは、目線に海が見えるビュースポットです。浜名バイパスの大倉戸インターが42号線の終点になり、ここから先は旧道も1号線になっています。どうせなら257号線の起点になっている篠原インターにした方がすっきりしますが、なんとなく中途半端さが残ります。


●沿線フォトギャラリー
【1:和歌山県区間(和歌山市~新宮市)】
1→和歌山県県庁前交差点から42号線が始まります。地図で見たら西汀丁交差点のように見えますが、少し南側です。 2→とりあえずの目標地点は田辺市になっています。それでも94kmもあるから先は長いです。 3→海南までは4車線区間になっています。
4→正面に見える寺院の建物が紀三井寺と思います。 5→和歌山マリーナシティーの近くにある新毛見トンネルは2車線づつ2本のトンネルになっています。 6→海南市の船尾東交差点で370号線と分岐します。
7→海南市を越えると2車線区間になります。42号線は大きな市街地以外はほとんどが2車線道路です。 8→海も見える道路になってきました。海を隔てた遠くに見えるのが和歌山マリーナシティーです。 9→交通量も一気に減ったような気がします。
10→有田川手前の有田大橋北交差点で480号線と分岐します。側道方向が480号線ですが標識がないのが不親切です。 11→しばらく有田川沿いに走りますがミカン畑が至るところにあります。さすが全国的に有名な産地だけのことはあります。 12→湯浅から由良に抜けるところは内陸部を走り峠を越えます。
13→峠を越えるところにある水越トンネルです。 14→こちらは由良から御坊に抜ける峠にある由良トンネルです。 15→御坊まで来ると目標地点が和歌山県最果ての新宮市になりますが、154kmは気の遠くなる距離です。
16→日高川を渡る橋は立派な鉄橋になっています。 17→日本三大酷道の425号線の分岐になる御坊市:塩谷交差点です。 18→御坊市内を抜けるとのどかな路線となります。
19→印南町の辺りはJR(紀勢線)の方が海沿いを走りそれに並行するように42号線もあります。 20→浜松まで400kmの標識です。主要11路線(1号線~11号線)を除けば、この400の標識は45号線とこの42号線のみです。 21→みなべ町は梅の産地で梅干しの工場兼直売店が結構たくさんありました。
22→みなべから田辺も海沿いの道が結構あります。かなり海辺の景色にも少し飽きてきたところです。 23→みなべ町から田辺市に入ります。 24→高架道路はみなべ方面に通じる田辺西バイパスですが、現在は阪和道のICまでしか開通していません。
25→田辺市内は旧42号線は424号線と県道に格下げされ、山手に田辺バイパスができそれが本線になりました。 26→田辺バイパスは基本4車線道路です。 27→上冨田町の311号線の分岐です。新宮・熊野方面はこの道路を使ってショートカットする方が断然早いです。
28→従って42号線は交通量が激減します。 29→道の駅「椿はなの湯」は温泉施設があるので最高です。 30→さらに少し走ると道の駅「志原海岸」があります。海沿いです。
31→朝来トンネルは海沿いの旧道を改良してトンネルにしたのでまだ新しいような気がします。 32→道の駅「イノブータンランドすさみ」です。イノブタの発祥の地らしいです。 33→周参見・見老津という場所は漁港町で人も車も少ないので逆に静かすぎてびっくりします。
34→2桁国道なのにこの交通量の少なさはすごいです。 35→紀伊半島を縦断してきた371号線の終点になる串本町高富交差点です。 36→本州最南端の潮岬には42号線から県道に入って10~15分のところです。
37→潮岬の半島部分から串本の市街地を見たところです。両側を海に挟まれているので大津波が来たら壊滅するような地形です。 38→左の写真のあたりの串本市街です。 39→串本を境に南下方向から北上方向に進路が変わりますが、海沿いは変わりません。かなり海の景色に飽きてきたところです。
40・41→奇岩といわれている「橋杭岩」です。海の流れの関係で自然にできたものだから不思議です。42号線を走っていても目に入ります。 42→古座の町も基本的に漁港町です。
43→やっと浜松まで300kmの地点にやってきました。 44→串本よりは大きな紀伊勝浦町です。マグロ丼を食べさせていただける店が結構あります。 45→JR那智駅前が那智滝,熊野那智大社への入口です。
46→道の駅「なち」はJRの駅舎の一部を道の駅として開放しています。 47→45の写真の場所から那智滝が見えるところまで県道を走りました。 48→新宮市に入ると4車線道路になります。
49・50→しかし国道168号線の分岐する橋本交差点で4車線区間は終わり、中心部は右写真のように2車線です。 50→新宮まで来ると目標点が旧来の42号線の終点であった松阪市になります。 51→熊野川を渡る熊野大橋を渡れば三重県です。熊野川は下流域に橋がほとんどなく、この42号線の橋は貴重です。
   
52→古い方の橋は和歌山方面行きの小型車両のみ使用できます。    
【2:三重県区間(紀宝町~松阪市)】
53→突当りで紀宝バイパスのトンネルを工事しています。 54→紀宝町から熊野市までは七里御浜というほぼ一直線の海岸を走ります。千葉の九十九里浜みたいなものです。 55→その途中にある道の駅「紀宝町ウミガメ公園」です。ウミガメのミニ水族館みたいなものもあります。
56→道の駅を通りすぐ御浜町に入りますが、3km先には次の道の駅があります。 57→紀宝町から御浜町までは七里御浜と呼ばれる海岸線が続きます。 58→写真55の道の駅から3kmしか離れていない「パーク七里御浜」です。ここは割と大きな施設です。
59→七里御浜のうちの大半は松並木で海岸線を見ることができない区間が大半です。 60→立石南交差点で田辺で別れた国道311号線が合流してしばらくは重複区間となります。 61→熊野市街地手前にある「獅子岩」は本当に見た目が獅子の形をしています。
62→熊野の市街地から七里御浜を見たところです。 63→大泊海岸交差点で再度311号線と分岐し、今度は42号線が山側を走ります。 64→熊野尾鷲道路が建設されている現場もありました。2014年くらいには全て開通するようです。
65→311号線と離れると佐田坂という急な峠道になります。 66→小坂峠の手前で登ってきたところを振り返ったところです 67→小阪交差点で309号線の分岐になります。奈良に行くには169号線経由で最短ルートになります。
68→道の駅「熊野きのくに」です。ここで一晩泊まって朝起きたら雪ががっつり積もっていました。 69→国道まで冠雪していました。冬タイヤの減りがきつかったから雪のない場所を選んでドライブしたのに予想外です。 70→「凍結の恐れ」と書いていますが、もう完全に凍結していると思います…。
71・72→この峠越えは2つの大きなトンネルを通ります。1つは大又トンネル(左)で1,626m、もう1つは矢ノ川トンネル(右)で2,075mあります。矢ノ川トンネルは国道で100番以内に入る長大トンネルで、従来道の42号線ではトップです。 73→矢ノ川トンネルを抜けると雪は全く積もっていませんでした。
74→こちらは部分的に開通している自専道の熊野尾鷲道路の新八鬼山トンネルです。長さ3,992mは近畿でもトップ3に入ります。 75→311号線の4回目の分岐でここが311号線の終点になります。 76→尾鷲市内だけ4車線区間になっています。
77→尾鷲市に近畿最恐国道といわれる425号線の分岐があり御坊市からの分岐がここに続きます。 78→道の駅「海山」です。市街地から少し離れた場所にあります。 79→浜松から200kmの地点ということは半分以上は進んだことになります。
80→紀伊長島に近づくと海が見える場所があります。ここから伊勢市まで海は見ることがありません。 81→紀勢道の延伸工事が着々と進んでいます。 82→東長島北交差点で422号線の分岐になりますが、10km足らずで行き止まりになります。
83→道の駅「紀伊長島マンボウ」です。マンボウを焼いたものを売ってました。 84→道の駅のところに260号線の分岐があります。 85→荷坂峠越えの区間に入ります。はるか先まで見える場所まで登ります。
86→当然ですが異常気象時は通行止になる区間です。 87→荷坂峠のところにあるトンネルです。 88→峠を越えてもほとんど下りはなくそのままの標高で山の中を走ります。
89→滅多に通らないJR紀勢線の列車とすれ違いました。 90→道の駅「奥伊勢木つつ木館」は旧:大宮町にあります。 91→紀勢道:大宮大台ICと接続しています。
92→道の駅「奥伊勢おおだい」は旧:大台町にあり写真87の道の駅とは5kmも離れていません。 93→紀勢道が開通したことで42号線の交通量はかなり減りました。 94→ここで津市までの距離が表示されるようになりました。
95→368号線の分岐になるところで、すぐ先に伊勢道・紀勢道のJCTになる勢和多気ICがあります。 96→松阪多気バイパスに入ると道も広くなり走りやすくなりました。 97→松阪市に入ると4車線になります。
98→奈良県方面への分岐になる166号線はここから入ります。 99→この宮町交差点がかつての42号線の終点でした。 100→23号線の旧道を走ります。
 
101・102→23号線の小津交差点で右斜め方向の伊勢方面に行くのですが、この交差点は右折できません。逆に23号線側から見た写真が右ですが、23号線→42号線の左折は問題なくできます。  
【3:追加指定区間(松阪市~鳥羽市~湖西市】
103→23号線でも42号線との並列表記はあります。 104・105→伊勢市の通町交差点で鳥羽方面に分岐し、23号線と離れます。昔は167号線の単独区間でしたが、鳥羽までは42号線になりました。
106→鳥羽までは14kmなのですぐです。 107→直進が有料道路の伊勢二見鳥羽ラインです。 108→全国的にも有名な二見浦の夫婦岩の横を通ります。
109→鳥羽市に入ると、リゾートホテルなどがたくさん並んでいます。 110→JR・近鉄鳥羽駅の横を通ります。 111→フェリー乗り場の方でなく鳥羽水族館への駐車場方面が42号線になっているので不思議に感じると思います。
112→鳥羽水族館駐車場の1Fがフェリー乗り場になっています。 113→これが鳥羽と伊良湖を結んでいる伊勢湾フェリーです。55分で行けますが6,500円します。陸送よりは割安です。 114→こちらは伊良湖港側のフェリー乗り場です。
115→伊良湖のフェリー乗り場は全国でも珍しく乗り場自体が道の駅になっています。 116→伊良湖港を出発してすぐ259号線と分岐します。渥美半島の北側が259号線、南側が42号線になります。 117→重複区間が1kmもないため1箇所しかない42号線と259号線の重複標識です。
118→伊良湖からでもまだ浜松まで71kmあります。 119→南国のような暖かさを感じる街路樹です。 120→遠くに見えるのが鳥羽方面かもしれません。
121・122→最初の数㎞だけ断崖のような場所を走ります。右の写真のようにリアス式海岸になっていますが、あとは左写真のように砂浜です。 123→しかし実際に下りると防風林があるため砂浜はほとんど見えません。
124→メロン狩りの食べ放題とありますが、一人で1個も食べられる? 125・126→北側を走る259号線よりも42号線の方が空いているような気がします。
127→42号線の最後の道の駅になる「あかばねロコステーション」です。海の幸が結構ありました。 128・129→赤羽根あたりは海から離れて道も単調で結構飽きてくる景色です。大型車が割と目立つのは、フェリーでショートカットしようとしている車でしょうか?
130→静岡県に入りました。もうすぐ終点です。 131→この白須賀交差点は元の1号線との交差点です。 132→旧1号線の潮見坂を下っていきます。
133→右手に見える高架道路が現1号線の潮見バイパスです。 134・135→潮見バイパスと浜名バイパスの接点になっている大倉戸ICが42号線の終点になっており、ここから先は旧道も1号線です。(右写真の標識参照)