国道424号線                 

①快適さ→★★★★(ほぼ全区間にわたり交通量も少なく走りやすいが狭路区間が少しネック)
②退屈度→★★★★(退屈で飽きることがほとんどなく適度に酷道も残る)
③整備度→★★★(紀伊半島内の国道としては道路改良が進んでいるほうです)
④景色→★★★★★(日高川沿いの道と山の中を走り、視界も開けているのでよし)
⑤施設→★★★(コンビニ、GSなどは少ないが食事などは困らない)
⑥観光地→★★★★(生石高原,日高川渓流,南部梅林など)
総合評価点
79
正規区間 起点 和歌山県田辺市(礫坂) 終点 和歌山県紀の川市(鳥子川橋東詰) 114.4km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 なし 0.0km 114.4km
終点側 なし 0.0km
重複区間
単独キロ  
上位 国道42号線⇒和歌山県田辺市(稲成町)~みなべ町(みなべ) 8.6km
国道370号線⇒和歌山県海南市(沖野々付近) 0.4km
9.0km 105.4km
下位 国道425号線⇒和歌山県田辺市(龍神村福井~龍神村小家) 5.7km
国道480号線⇒和歌山県有田川町(金屋~中井原) 0.2km
0.0km
未開通区間 なし    0.0km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
  特になし   
経由地 和歌山県 田辺市・みなべ町・日高川町・有田川町・海南市・紀の川市
道の駅 (1)みなべうめ振興館(和歌山県みなべ町)【和歌山-9】
(2)水の郷日高川龍游(和歌山県田辺市)【和歌山-15】
(3)しらまの里(和歌山県有田川町)【和歌山-8】
接続国道・高速道 【和歌山県田辺市】国道42号線(串本・新宮方面)
【和歌山県みなべ町】国道42号線(御坊・和歌山方面) 阪和道(みなべIC)
【和歌山県田辺市】国道425号線(御坊方面/十津川・尾鷲方面)
【和歌山県有田川町】国道480号線(高野山・岸和田方面/有田方面)
【和歌山県海南市】国道370号線(高野山・橋本方面/海南市街地方面)
【和歌山県紀の川市】国道24号線(五條・奈良方面/和歌山方面)

●実走レポート(2010年7月 終点⇒起点への逆行) 
 和歌山~田辺・白浜方面を結ぶ道路で、最も海側を走るのは国道42号線で、その内側を走るのが国道424号線です。かなり山の中になり、狭路区間も残っているため、「42号線のバイパス」というにはおこがましいかもしれませんが、行きと帰りで違う道を通りたいと思っているドライバーや、国道42号線や阪和道は飽きたというドライバーは、一度通って見れば新鮮さを感じることができます。
 紀の川市を過ぎて紀ノ川を越えた旧:桃山町は、名前の通り桃の木が沿道に沢山あり、夏のシーズンには沿道でたくさんの販売がされています。旧:貴志川町を越えて海南市に入ったところで国道370号線との交差点で海南市街方面に重複しますが、ナビで十分注意してみないと、国道424号線の正規ルートの交差点はわかりません。めちゃくちゃ狭い路地です。
 有田川町へ抜けるルートは、途中の峠道がまたすごく狭くて、車のすれ違いなど絶対無理という場所が沢山残っています。このルートを越えて、国道480号線との交点を抜けると、あとはしばらく快適でしょうか?以前はもっと厳しかったような記憶がありますが、日高川町へは1,892mの白馬トンネルが開通しています。日高川町で御坊に流れる日高川を上流に向かうルートになっており、川沿いの快適ドライビングロードとなっています。
 温泉で有名な龍神の手前で、国道425号線と別れ、南部に向かって1つ小さな峠を越えて、あとは下り道になっています。道路は1.5車線区間ですが、海南から有田川町に抜けた峠道に比べると広いです。梅で有名な南部川村を過ぎると、阪和道:みなべICを過ぎて、国道42号線との交点に着きます。私はここが実質の終点と思っていましたが、田辺市で国道42号線バイパスとの分岐から、市内に延びる2kmほどの区間に旧42号線で単独の424号線がありました。ナビ表記だけでなく実際の標識もあったので間違いないです。九州地区なら単独区間に挟まれた重複区間は必ず並列表記していますが、和歌山県はそのようなことを全くしていないので、思わず見逃すところでした。終点は42号線にぶつかる手前の田辺市街地で県道と交差している場所で、国道の終点のパターンにしては珍しいです。

●沿線フォトギャラリー
1→24号線の鳥子川橋東詰交差点から始まります。写真は大阪から府道を越えてきた方向からの撮影なので直進です。 2→当面の目標地点は海南市になっています。24号線(橋本・紀の川)から海南に行くには和歌山市内を通らないので最短経路として使えます。 3→起点が「…橋東詰」と言っている割には該当する橋まで相当の距離があります。(=遠くに見えている部分)
4→紀の川を越えたらすぐに突当りになって西方向へ進路変更します。(東は紀の川の左岸を走る県道) 5→旧:桃山町付近は桃の産地として有名なので桃の直売店がたくさんあります。 6→9:00を過ぎたら急に車の流れが良くなりました。
7→370号線にぶつかれば0.4kmだけ重複区間になります。右下に付け足しのように424号線の方向があります。 8→しかし、次に単独区間に入る場所は何の標識もない住宅路です。普通に走っていたら絶対見落とすぜ…。 9→逆方向から見たら標識があるので間違いないことがわかります。
10~12→対向車とのすれ違いもできないくらいの軒下酷道です。しかし中央の写真を見ればわかるように広い道で迂回路はあるのですが、国道はあくまでも狭路の方です。反対側から見ても狭い方へは何も方向表示・国道表示がありません。
13→広い道になったと思いきや、この先の道路のえぐさを感じさせる注意書き標識がありました。 14・15→まだしばらくは広い道が続いており、道路標識も有田川方面として表記されています。
16→センターラインがなくなり少し道が細くなりました。 17→この辺りは拡幅工事をしていますが、はっきり言って狭いです。13番目の写真の通り長尺車はムリです。 18→完全に農道の世界です。狭い上に急坂・急カーブと大変です。
19→これまで来た道がちょうど見える場所がありました。山を縫うように走っているのがよくわかります。 20→480号線の交差点になる有田川町の市街地です。 21→方面表示は新宮が一番上にありますが、新宮は県道198号線・311号線・168号線経由の距離と思います。
22→480号線との交差点より先は龍神方面への観光道として整備された道になっています。 23→かなり雨もきつい日で視界が悪かったですが、少し開けてきました。 24→道の駅「しらまの里」です。相当小さな道の駅でした。
25・26→延長1,892mの白馬トンネルはほぼ一直線上のトンネルで快走できます。 27→トンネルを抜けると日高川の椿山ダムのダム湖沿いの道路になります。
28→きれいなアーチ橋も架かっています。 29→近畿最恐といわれる425号線と合流し、しばらく重複します。 30→道の駅「水の郷日高川旅游」はこぢんまりとはしていますが道の駅らしいところはあります。
31→425号線と別れ、単独区間でみなべを目指します。 32→みなべ町に抜ける峠はトンネルがありますが、対向が厳しい細いトンネルです。 33→南部川沿いに下る道は1.5車線でも走りやすい方です。
34→やがて2車線区間になりさらにスピードアップができます。 35→42号線に合流する手前にある道の駅「みなべうめ振興館」です。名前の通り梅干しに関する資料館もあります。 36→海岸まで下りて42号線と合流しますが、まだ終点ではありません。
37→42号線がバイパスで田辺の郊外を抜ける道が本線になったため、旧道が424号線になりました。 38→国道標識も存在しています。 39→終点の田辺市礰坂交差点は県道31号線と合流しているだけで、ここから先の旧42号線は県道扱いです。