国道482号線               

①快適さ→★★★★★(おおむね快適に走行できるので問題なし)
②退屈度→★★★★(山の中を走るルートで飽きることがない)
③整備度→★★★★(兵庫県の分断区間以外は狭路も残っていないので問題なし)
④景色→★★★★★(山々と渓谷美を堪能できます)
⑤施設→★★★★(単独区間は不便なところが多いですが重複区間に何なりとあります)
⑥観光地→★★★★(蒜山高原・恩原高原・氷ノ山・神鍋高原・丹後あじわいの郷など)
 
総合評価点
88
正規区間 起点 京都府宮津市(須津) 終点 鳥取県米子市(公会堂前)  318.8km
実質区間
(端末重複区間)  
起点側 起点~京都府京丹後市(間人)⇒国道178号線 ▲53.1km 242.4km
終点側 鳥取県江府町(江尾)~終点⇒国道181号線 ▲23.3km
重複区間
単独キロ  
上位 国道312号線⇒京都府京丹後市(峰山町新町~佐野たけだ橋) 11.1km
国道426号線⇒兵庫県豊岡市(出合~鳥居橋) 13.0km
国道312号線⇒兵庫県豊岡市(鶴岡橋~祢布) 2.6km
国道9号線⇒兵庫県香美町(村岡地域局前~小代口) 4.4km
国道29号線⇒鳥取県若狭町(浅井)~八頭町(安井宿) 13.0km
国道53号線⇒鳥取県鳥取市(鷹狩駅~用瀬橋) 1.7km
国道179号線⇒岡山県鏡野町(上齋原)~鳥取県三朝町(下西谷) 12.3km
国道313号線⇒岡山県真庭市(蒜山初和~蒜山下長田) 6.8km
▲64.9km 177.5km
下位 なし 0.0km
未開通区間 兵庫県香美町秋岡~兵庫県・鳥取県県境
 桑ヶ仙林道で実質的にはつながっているが、災害通行止になりやすい酷道区間 
3.4km
海上区間 なし   0.0km
本線に並行する
主なバイパス  
特になし (順次道路改良が進んでおりバイパス開通時には旧道は国道から外れている)
経由地 京都府 京丹後市   
兵庫県 豊岡市,香美町
鳥取県 若狭町,八頭町,鳥取市
岡山県 鏡野町
鳥取県 三朝町
岡山県 真庭市
鳥取県 江府町
道の駅 (1)丹後あじわいの郷(京都府京丹後市)【京都-11】⇒県道53号線(網野方面)に逸れて3kmほど入った場所
(2)神鍋高原(兵庫県豊岡市)【兵庫-5】
(3)若狭(鳥取県若桜町)【鳥取-10】⇒国道29号線の重複区間にある
(4)はっとう(鳥取県八頭町)【鳥取-5】⇒国道29号線の重複区間にある
(5)蒜山高原(岡山県真庭市【岡山-9】)⇒並行する県道422号線にある(482号線からは2km)
(6)風の家(岡山県真庭市)【岡山-10】
接続国道・高速道 【京都府京丹後市】→国道178号線(経ヶ岬・宮津方面/網野・豊岡方面) 国道312号線(宮津方面/久美浜・豊岡方面)
【兵庫県豊岡市】→国道426号線(福知山方面/豊岡市内方面) 国道312号線(養父・朝来方面/城崎・京丹後方面)
【兵庫県香美町】→国道9号線(養父・福知山方面/新温泉・鳥取方面)
【鳥取県若狭町】→国道29号線(宍粟・姫路方面)
【鳥取県八頭町】→国道29号線(鳥取市内方面)
【鳥取県鳥取市】→国道53号線(津山・岡山方面/鳥取市内方面) 鳥取道(用瀬IC)
【岡山県鏡野町】→国道179号線(津山・姫路方面)
【鳥取県三朝町】→国道179号線(倉吉方面)
【岡山県真庭市】→国道313号線(勝山・高梁方面/倉吉方面) 米子道(蒜山IC)
【鳥取県江府町】→国道181号線(勝山・津山方面/米子方面)

●実走レポート(2009年10月 終点⇒起点への逆行) 

 この国道は鳥取県もほとんど西の端から始まり、京都府の丹後半島まで続く比較的長い路線で、正規距離だけ見れば3桁国道の最長の国道238号線(北海道:319.7km)を越えます。3桁国道では珍しく鳥取・岡山・兵庫・京都の4府県を通ります(4府県は他に163号線・365号線にあります,5府県は477号線)。ただ、鳥取県と岡山県は県境を4回通るため、県境越えは6回もあります。歴史は浅く昔は県道であった部分を1993年につなぎ合わせて国道指定したので、重複する国道もたくさんあり、つぎはぎだらけで正規の距離に対して単独率は56%ぐらいしかありません。また国道指定された時は、分断区間が4箇所もありましたが、順次改良されて、兵庫県香美町の1ヶ所以外は全て開通しています。これも国道と名前がつくだけで、改良の優先順位がよくなる効果かもしれません。残り1ヶ所も桑ヶ仙林道でつながっているので下調べでは楽々走れると思ってましたが、崖崩れで通行不能になり、また復旧させる気がなくずっと通行止になっていたことが判明し、たった5㎞のために100㎞も迂回させられました。おかげで朝8時に出発しても日没までに走りきれませんでした。この林道区間は309号線のようにそのまま国道昇格といううわさもありますが、その前後も含め「ありゃキツいで…」と絶句状態になる酷道ぶりです。そのうち長大トンネルでも開通させるでしょう。国道調査をする前に通った時は、もっと走りにくいイメージがありましたが、ほぼ全線が2車線道でサクサク走れました。
 実質上の起点は181号線の米子道:江府インターの近くになります。走ってすぐに大山連邦が正面に見ながら走り、景色も雄大です。標高650mの内海峠で岡山県に入ると、蒜山高原を抜けるため、道も比較的平坦で、途中の道の駅「風の森」では多数の観光客が来ていました。峠道を下ると313号線と合流してまた単独区間に入りますが、再度鳥取県に入り、今度は179号線の重複区間に入ります。179号線の人形峠トンネルで岡山県に戻った後は、単独区間になり標高790mの辰巳峠を越えて三度鳥取県に入ります。ちょうど鳥取と岡山の境目あたりを東に進むからこのように何度も県境を超えるのでしょう。
 鳥取市で53号線と重複した後は、八頭町の29号線に抜けますが、まぢトンネルという長めのトンネルが開通して走りやすくなりました。29号線と合流してから若桜町で氷ノ山を見ながら峠に進みます。途中にスキー場やロッジがあるので広く走りやすいですが、それを過ぎたところからすれ違い困難な狭路に入り、3㎞ほどで兵庫県の県境に着きました。そこで見たのが通行止の標識と柵で、丈夫に作っているところを見るとずっと復旧せずにほったらかしになっているのがわかりました。時間に余裕があれば折りたたみ自転車でさらに進んでも良かったのですが、大きく迂回して日没までに終点に行けそうになくなったので、すぐに逆側に向け迂回しました。香美町側のゲートまで行きましたが、最後の集落からの酷道ぶりは、落石はあるわ、ガードレールなしで路肩がボロボロで、久しぶりに恐怖を感じた道でした。二種免許を持っている私がそう感じるわけだから、一般の人は相当覚悟が必要ですね。林道区間も仮に通れたとしても強烈な酷道と推測できます。
 9号線と重複した後、香美町から神鍋高原へは2003年に3692mもある蘇武トンネルが開通しました。近畿地区の一般道では3位(無料のトンネルではトップ)に入っている長大トンネルです。神鍋高原は多数のスキー場があるリゾート地ですが、雪のないときに来ても草原ばかりで実感してこないのが正直いったところです。途中から一気に下る道になって豊岡市内で312号線に合流します。豊岡からは城下町と出石そばで有名な旧出石町を通過します。327号線と合流する出石川を渡る鳥居橋が台風で崩壊し、橋桁しかない状態なので通行止・迂回させられました。327号線から312号線への峠道は、通行不能区間でしたが、1237mのたんたんトンネルが開通して解消されました。さらに旧峰山町から進んで、京丹後市で178号線と合流した場所が終点です。正規は丹後半島を回って宮津までですが、全区間が178号線なので、482号線の標識はありません。それでも迂回も含め350㎞以上走りました。


●沿線フォトギャラリー
1→鳥取県の181号線:江尾交差点からスタートしました。米子の近くで中国地区にどっぷり使っているにもかかわらず分類上は近畿の国道です。 2→いきなりほとんど車も走っていない快適な道路です。 3→遠くに大山連邦を見ることができます。
4→非常に狭そうに見えますが、上下別離線になって2本の単線トンネルを掘っています。 5→さっきまで走ってきた場所を眼下に見ることができるくらい峠道を上っています。 6→鳥取県/岡山県の境になる内海峠です。この後何度も鳥取と岡山を行き来します。
7・8→米子道の蒜山ICの交差点の横に道の駅「風の家」があります。土曜日(=高速1,000円)ということもあり多くの観光客でにぎわっていました。 9→蒜山高原はフラットな見晴らしのよい景色が続きます。
10→直線区間がかなり続きます。 11→岡山県真庭市で国道313号線と合流し重複区間に入ります。 12→勝山方面に7kmほど走ったところで単独区間に入ります。
13→案内標識には次の合流点になる179号線の距離しかありません。 14→この区間も整備された快適道路です。 15→津黒高原を越えたところで再度鳥取県に戻ります。
16・17→鳥取県に入ってから山の中を縫うように走ります。特に狭路もなく走りやすい道であることは変わりません。 18→チェーン着脱場があるということは冬場は結構雪が積もるのでしょう。
19→三朝町の下西谷交差点で179号線と合流します。482号線は津山方面に重複しますが、ここは重複方向を示す案内はありません。 20→これは179号線の人形トンネル(1,865m)ですが、ここでまた岡山県に戻ります。 21→岡山県鏡野町で次の単独区間に入ります。
22・23→恩原高原へ向かう道ですがここも快適に走ることのできる区間です。方向表示は鳥取になっています。 24→標高790mの場所にある辰巳峠でまた鳥取県に戻ります。これで鳥取/岡山をまたぐのは3度目です。
25→少し路面が荒れた下り道になります。 26・27→すごい下りが続き、はるか彼方に先の道が見えます。右の写真のような真下にヘアピンカーブが見える場所もあります。
28→左側にあるのは佐治川ダムです。ダム湖はそんなに大きくなかったでした。 29→ダムを過ぎると平坦な道が延々と続きます。 30→国道53号線の用瀬橋交差点で合流し482号線は左方向に2kmほど進みます。
31→JR鷹狩駅の横から単独区間に戻ります。 32→29号線までは12kmの道のりになります。 33→国道指定当時は不通区間になっていましたがまぢトンネルの開通により解消されました。キャラクターが変。
34→少しだけですが道路改良が未だできていない1.5車線道も残っていました。 35→程なくして29号線に合流します。姫路方面に進みます。 36→今度は13km進んで単独区間に入ります。途中7路線と重複しますが、29号線との重複区間が最も長いです。
37→今度は氷ノ山に向かって登ります。 38・39→名荷谷に向かう登り道はこの国道で数少なく残っている狭路酷道区間(=右写真)なので、ループ橋みたいな新道の建設中でした。
40→これが名荷谷ダムで規模は先ほどの佐治川ダムと同じくらいです。 41→ダム湖沿いの道も改良が進んでいない狭めの道です。 42→はるか先に見えるのが氷ノ山国際スキー場であそこまで行かねばなりません。
43→県境より大型車通行不能の標識があります。県境までの道も大型車にはつらかったような気がします。 44→県境にある標識で482号線はここで分断されていることを示しています。 45→しかし大型車どころか全ての車両が通行止め。林道で崩落箇所があるみたいです。先に進むことは断念。
46→鳥取方面で100kmも迂回して香美町側の通行不能ゲートまで来ました。 47・48→国道指定されている区間にもかかわらず通る車両がないから落石などがたくさんありました。ガードレールも簡易型なので非常に注意した運転になります。
49→民家のあるところまで来ると走ることに抵抗感のない道になります。 50→香美町側の最後の集落から氷ノ山側を見た標識です。大型車はそりゃ無理だわ。 51→変わった国道標識なので撮ってしまいました。
52→国道の早期改良を訴える標識はよくみかけます。この国道もあと1区間だけでしょう。 53→国道9号線との小代口交差点です。482号線は表示されていませんが右方向です。 54→5km進めば次の単独区間に入る村岡地域局前交差点です。旧村岡町の役場附近です。
55・56→長さ3,692mの蘇武トンネルが2003年に開通しました。近畿地区:一般道では新神戸TN,箕面TNに続く第3位の長さです。ほぼ一直線のトンネルです。 57→神鍋高原のど真ん中を走り別荘やペンション風の建物が多くありました。
58・59→道の駅「神鍋高原」です。夕方も遅くなってきたのでまばらになっていました。 60→さらに豊岡市内に向けて走ります。
61→312号線との交差点になる祢布交差点です。少しだけ右に重複して312号線の旧道に入って単独区間になります。 62→城下町の出石に向かって直進します。 63→出石に向かう区間も走りやすくなっています。
64・65→ちょうど426号線と合流する鳥居橋ですが、台風被害の影響で橋の架け替え工事が行われています。2010年には開通するようです。 66→426号線と約13km重複してからまた単独区間なります。
67→ここで初めて終点になる京丹後までの距離表示が出てきました。 68→ここも以前は通行不能区間でしたがこのたんたんトンネルの開通により解消されました。 69→トンネルの中で兵庫県から京都府に入ります。
70→佐野たけだ橋交差点で再び312号線と合流します。たぶん312号線よりこちらの方がショートカットしていると思います。 71→旧峰山町市街地で最後の単独区間に入ります。 72→178号線との合流である間人交差点で実質の終点になります。朝の8:00に起点を出たのに林道を迂回させられたおかげで日没を越えてしまいました。(写真は後日昼間に撮ったもの)