各コンビニにとって、商品の品揃えは、非常に重要な部分です。
特に売れ筋といわれる商品で、バックヤードにあまりストックができないものとして、
おにぎり・弁当(麺類や寿司も含む)・惣菜・サラダ・パン・デザート
があります。
私の調査の仕事でも上記アイテムがどれだけ欠品していないかは、チェックの対象に入っていました。
店によっては自前で調理できる厨房のある店もありますが、基本的には1日に3~4回来る配送トラックが頼みの綱になります。
この仕入数が店長・オーナーのさじ加減の見せ所で、少なくすると欠品するし、多すぎると販売期限になって廃棄ロスが出ます。
いつも同じ数量を入れればいいのではなく、曜日・季節によっての調整や、周辺のイベント開催、ひいては天候なども加味して、最大限売れるようにしなければなりません。
中には想定外に売れるようなことがあって、せっかく売れる機会を逃してしまうことがあると思います。
写真のようなどの棚もスカスカであれば、店に買い物に来たお客様はどう思うでしょうか?
予定外に大量に買ったお客様がいて、たまたまこうなってしまったなら、それは次の納品があるまで待つしかありませんが、同じ店で度々こういうような風景に出くわすと、お客様は「この店はいつ来ても商品がない」という印象を持たせ、近くに競合店があればそちらにお客様が流れてしまう結果になります。
私も至近距離にある2店舗で、片方は売れ筋商品がびっしりそろえていましたが、もう片方はスカスカになっており、当然ですが店内に居るお客様の数も歴然とした差が出ていました。
こうなっていると、少々の改善では、なかなかお客様の流れを変えるのは難しいです。
いくらスタッフさんの接客が丁寧でも、買いたいものがスカスカでないのは、その店の存続にかかわる致命傷になります。
このやりくりを上手にできるのは、本部の人もその場所のことを知っていないので、その場所に常駐してその場所のことをわかっている店長さんではないかと思います。
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