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コンビニにおける接客総評(その3)

コンビニにおける接客総評(その3)

接客のまとめの最終回です。

私が調査に行った東京都にある店でトイレを借りた時に、スタッフの募集のポスターを見ました。
その店舗はオーナーが複数店舗を運営していて、近隣の同じブランドの10店舗ぐらいを持っていることが、内容でわかりました。

確かに競合店が乱立する中で、フランチャイズ1店舗での高収益というのは、なかなかあげにくい状況であることは、私もわかっていますが、1店舗での成功を皮切りに複数の店舗を持って、トータルで収益を上げていくことは策として間違っていないと思います。

たまたま、私の調査対象がその同じ系列店で3店舗もあったので、意識して比較して見ました。
結果から言うと、接客レベルにかなりの差が出ていました。挨拶、やるべき対応の動作などに温度差があります。
1つの店は店長自身が応対していましたが、かなり頼りなさそうな店長でした。

複数の店を持つことの難しさは、各店舗に充てる店長さんを有能で頑張っていただける人を確保できるかにかかっているのではないかと思います。販売する商品の選定などは売場面積が同じなら、同じように配備できますが、接客レベルは個々で差が出てくるところでしょう。

オーナーさん自身も10店舗となると、全てに目を届かせるのは大変と思いますが、各店の店長や本部のSV(スーパーバイザー)に丸投げしている状態なら、苦戦している店から亀裂が生じます。あてがっている店長さんにもできる・できないの差が出るとは思うので、弱いところには現場にも入りながらてこ入れをして、全体がバランスよく成長できるよう頑張っていただきたいと思いました。

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