コンビニ研究所トップページ

日本のコンビニを様々な面から研究し、コンビニを使う人・コンビニを経営している人へのアドバイスです

メールでの質問・問い合わせはコチラ

        
新商品情報

弁当について(その2)

コンビニの弁当で種類が豊富なことはその1でお話しましたが、最近はさらに進化したものが店頭に並んでいます。

1つめは「手作り弁当」です。
厨房などが設備された店にあるのですが、デイリーヤマザキ・九州限定のエブリワン・ココストアは割と早くから置いていたみたいだし、最近はミニストップ・ローソンなどの全国大手店でも見られる機会が増えてきました。弁当だけでなくおにぎりも手作りで置いている店も多いです。
店内で調理したご飯・おかずを弁当にして売ることで、配送センターより持ってきた弁当より、ご飯類がおいしいという買う側のメリットはあります。手間ひまがかかっている分、少し値段が高めになっていますが、どの店も従来の弁当と大差がないような価格設定になっています。
それと店側の最大のメリットは、大量に作るのは難しいですが、次の配送センターからの入荷を待たなくても、量が減ってきたら追加投入できる小回りはききます。お昼ご飯を買いにきたお客様のニーズには応えやすいので、売れる機会を逃すこともないし、不必要に作ってムダな廃棄ロスも減らすことができます。
ただ、ある程度調理に関する衛生的な資格というか、訓練も必要なので、フライヤー商品のような誰でもできる気軽さはありませんが、いいアイデアと思いました。

2つめは「チルド弁当」です。
従来の弁当は、常温の棚に並べて販売していますが、この弁当は5℃~10℃くらいの低温の棚(=麺類と同じ棚)に並べて販売しています。ぱっと見た感じでは普通の弁当と変わらないのですが、ふたに「このままでは食べられません。必ず電子レンジで温めて食べてください」と書いているものです。
これは、コンビニサイドでムダな廃棄ロスを低減し、賞味期間を延ばすために開発された商品で、今は大手コンビニでは出そろっているものの、ファミリーマートが早くに手がけたものらしいです。
チルドにするとご飯がパサパサになってまずくなってしまうという問題点がありましたが、それは商品開発部門が工夫されて、今は普通の弁当と変わらない味があると思います。また、常温販売では扱いにくかった生野菜や半熟玉子のような食材もおかずとして販売できるという効果もあります。

コンビニ弁当派の人は、こういう新しい商品との食べ比べもしてみてはいかがでしょうか?

おでん(その2)

最近、ファミリーマートだけでなくローソンやセブンイレブンでもおでんを販売している、または準備をして告知をしている店が増えてきました。セブンイレブンは9/1からみたいです。夜が少し涼しくなってきたので、このタイミングなら若干の需要はあると思います。

セブンイレブンはやることが少しえぐいです。
最初の7日間は70円均一セールをやるみたいで、チラシなどでまとめ買いなどの予約受付などの宣伝も頑張っているところまでは高く評価しています。でも、レジ横で各店ごとに目標予約販売数をお客様の目にわかるようにするのはいかがなものでしょうか?
そんなものは内部情報で、スタッフが周知していれば十分です。
なんか「これだけノルマがあるから予約して買ってください」とお願いしているように見えるのは私だけでしょうか?

おでんはどこがおいしいと思いますか?
味の好みは当然ながら個々で違うので、何とも言い難いと思いますが、具材の種類が多いと思うのは大手4社ならほぼ互角と思います。
私が文句を言いたい店は、それだけ具材がありながら、実際に置いているのはその半分の種類もない店です。おでんである程度の売上を出して本部にも認めて欲しいなら、具材はたくさん揃えましょう。手前に各具材ごとの価格カードがあっていっぱいあるな…と思って鍋のふたをあけたら、5~6種類しかなかったら、なんか買う気なくすこともあります。

個人的には去年から実施しているファミリーマートの出汁のトッピングサービスは好きです。
なんかピンとこない人もいるでしょう。
ファミリーマートは「チゲスープ」とか「カレースープ」とか「コンソメスープ」とかの袋を無料で持って帰れるので、出汁の味をいろいろ変えることができます。個人的にはチゲスープが中華風になっておもしろい味になりました。私はカレーうどんがあまり好みではないので、カレースープはいまいちでした。
具材につけるからし以外のものもローソンやファミリーマートにはあります。味噌だれはどっちも美味しいです。

それと、うどんやそばを一緒にいれて買うことも最近はできますね。おでんがうどんやそばの具になるわけです。
これはまだやったことがないので、今年の秋冬は試してみたいです。

フライヤー商品(その1)

コンビニの「フライヤー商品」というのは何かご存じでしょうか?

お店によっては言い方も変わりますが、レジ横で売っている唐揚げ・ポテト・焼き鳥のような店内調理販売の商品の総称です。

大手さんを中心にこの商品の売り込みには力を入れているようで、値引きサービスなどで販促をかけたり、新商品をどんどん追加してお客様の購買意欲をそそらせています。
最近、自宅近くのファミリーマートで買い物をした時に『スパイシーフランク』という新商品が出たのを見ました。興味もあったので早速試してかってみました。

ファミリーマートのフランクフルト類にしてはおいしいですね。「辛っ!」と思いましたが、辛いものが苦手な人は別にして、ビールのおつまみなどには最適です。
ファミリーマートのフランクフルトは標準価格150円のものが定番商品としてありますが、あれは皮が固いので私的にはあまり好んで買いません。こっちは少し小振りですが、120円という値段設定もいいと思います。是非期間限定でなく定番商品にして欲しいようなものでした。

フランクフルトは他の店でもありますが、どこの店がおいしいでしょうか?
あくまでも個人的な立場で見ると、一番よく買うのはセブンイレブンと思います。普通サイズが100円、BIGサイズが150円とありますが、あらびきで皮も固くないし、よく買います。サークルKおよびサンクスで販売しているものも、100円と150円のものがあり、あれもおいしいし、ケチャップと塩こしょうの2つの味付けがあるのも魅力です。
ローソンのあらびきフランクは120円ですが、ファミリーマートほどではありませんが、あまり好んで買いません。
ミニストップは99円と値段設定は一番安いですが、少し小さすぎるところがひっかかるポイントです。
デイリーヤマザキ・スリーエフ・ココストアも食べたことがありますが、あまりまた買いたいという印象はありませんでした。
セブンイレブンには全ての店にはないのですが、「カルビフランク」という商品があります。あれはカルビ肉をソーセージに巻き付けたもので150円という値段ですが、150円の価値はあるぐらいおいしいと思いました。適度な塩こしょう味もいいです。