コンビニの弁当で種類が豊富なことはその1でお話しましたが、最近はさらに進化したものが店頭に並んでいます。
1つめは「手作り弁当」です。
厨房などが設備された店にあるのですが、デイリーヤマザキ・九州限定のエブリワン・ココストアは割と早くから置いていたみたいだし、最近はミニストップ・ローソンなどの全国大手店でも見られる機会が増えてきました。弁当だけでなくおにぎりも手作りで置いている店も多いです。
店内で調理したご飯・おかずを弁当にして売ることで、配送センターより持ってきた弁当より、ご飯類がおいしいという買う側のメリットはあります。手間ひまがかかっている分、少し値段が高めになっていますが、どの店も従来の弁当と大差がないような価格設定になっています。
それと店側の最大のメリットは、大量に作るのは難しいですが、次の配送センターからの入荷を待たなくても、量が減ってきたら追加投入できる小回りはききます。お昼ご飯を買いにきたお客様のニーズには応えやすいので、売れる機会を逃すこともないし、不必要に作ってムダな廃棄ロスも減らすことができます。
ただ、ある程度調理に関する衛生的な資格というか、訓練も必要なので、フライヤー商品のような誰でもできる気軽さはありませんが、いいアイデアと思いました。
2つめは「チルド弁当」です。
従来の弁当は、常温の棚に並べて販売していますが、この弁当は5℃~10℃くらいの低温の棚(=麺類と同じ棚)に並べて販売しています。ぱっと見た感じでは普通の弁当と変わらないのですが、ふたに「このままでは食べられません。必ず電子レンジで温めて食べてください」と書いているものです。
これは、コンビニサイドでムダな廃棄ロスを低減し、賞味期間を延ばすために開発された商品で、今は大手コンビニでは出そろっているものの、ファミリーマートが早くに手がけたものらしいです。
チルドにするとご飯がパサパサになってまずくなってしまうという問題点がありましたが、それは商品開発部門が工夫されて、今は普通の弁当と変わらない味があると思います。また、常温販売では扱いにくかった生野菜や半熟玉子のような食材もおかずとして販売できるという効果もあります。
コンビニ弁当派の人は、こういう新しい商品との食べ比べもしてみてはいかがでしょうか?