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販売期限の管理

私が行った各コンビニ店の調査では、「販売期限が守られているか?」という点も見てきました。

一般の消費者にとって「販売期限」というのは、目に見えるものではないので、補足説明をします。

「消費期限」または「賞味期限」というのは、各商品に印刷されて明記しているから、店頭で見ればわかりますよね。
消費期限はその商品の品質が損なわれずに食べる期限を製造元が印刷しているもので、その期限を過ぎたから腐って食べられないとは一概に言えませんが、保存方法さえ間違っていなければその期限までは味などを含めた品質を保証する期限です。消費期限が切れた商品でもある程度であれば問題なく食べることができるのも事実です。

では、販売期限とは何かというと、その店舗で販売しても良い期限日で、これは個々の商品によって消費期限の何日前と決められています。その根拠は、消費者がすぐに食べたり調理するものは、消費期限に近いところまで販売しているし、菓子・調味料・カップラーメンなどある程度家庭内でストックすることが想定される商品は、消費期限よりかなり早めに店頭からは撤去されます。

コンビニなどでは、店内の商品を整理する時に、販売期限を確認して、その期限が近づいているものを手前に出したり、期限が過ぎているものを撤去したりする作業を随時行っています。
私が見たのは、その撤去すべきものが漏れているかどうかを、3つぐらいのアイテムに絞って確認しました。
その1つはパンですが、パンは買ったお客様はすぐに食べるという前提から、消費期限近くまで販売しており、消費期限当日のものは撤去するか、わかりやすく別コーナー・シールで区別して値引き販売するかのどちらかです。セブンイレブンに限っては消費期限に時間まで明記しているので、午前中なら当日の夜が消費期限のものでも普通に販売しています。

では、私が調べた3アイテム(=何を見たかは守秘義務もあるので出しません)で、守られていない店はどのくらいあるでしょうか?
(さらに…)

コンビニのトイレ(その6)

コンビニのトイレシリーズの最終回です。
各店がやっている工夫について、もう少し紹介します。

トイレの壁をよく見たら、いろいろな掲示物を見かけます。
何もない店の方が多いのですが、頑張っている店は有効に活用しています。

多いのは、今やっている特売品やポイントアップなどの宣伝、ポイントカードの入会キャンペーン、もう1つはパートなどのスタッフ募集です。まあ店の宣伝活動を有効にしているので、これも店独自の工夫改善の一例と思います。

1~2%ぐらいの確率で、店の宣伝とは全く関係ない掲示物を見かけることがありました。
お店のオーナーが写真を撮るのが趣味で、行ったところの風景写真を紹介している店もありました。
犬を飼うのが好きで、犬の写真を貼っている店もありました。

一番、おかしかったのは千葉県にある店で、たぶん隣に貼っている制服のイラストからファミリーマートと思いますが、非常におもしろかったので、写真に撮りました。
どちらかというとコンビニ珍百景に紹介したいような店です。

トイレ貼り紙

フライヤー商品(その2)

フライヤー商品の今回のテーマは「からあげ」です。

からあげはフライヤー商品を扱っている店なら、大概売っています。
一番知名度が高いのは、ローソンの「からあげクン」ではないでしょうか?

最近では期間限定販売も含めて、いろいろな種類のものがあり、たまには失敗作みたいなものもありますが、基本的に万人受けしているヒット商品です。ただ、ばら売りはないので、5個セット210円という商品が基本です。
ローソンにはもう1つからあげがあるのは知っていますか?
1個45円の単品販売もしている「鶏から」という商品で、4個パック180円でも結構売られています。
味も2種類あり、普通のしょうゆ味みたいなものもありますが、私のお気に入りは塩にんにく味のものです。値段も一緒ですが、あれは何回食べても飽きないし、私はからあげクンよりジューシーで好きです。

これに対して、セブンイレブンは1個36円の唐揚げを単品販売または5個パック210円(3個パック108円もあった)で売っています。
味も悪くないのですが、ローソンの塩にんにく唐揚げに比べると、今一歩というところでしょうか?
1個が少し大きすぎて食べにくいものがある時もあります。

ファミリーマートは2013年になってから販売を始めました。
唐揚げの聖地といわれる大分県中津市の有名店監修で販売を初めて、しょうゆ味としお味の2種類を売っています。たまに単品40円で売っている店もありますが、基本は5個200円のセット販売が基本です。
見ている限りではしお味の方が人気があるみたいで、私もしお味の方が好きですが、個人的にはローソンの塩にんにく唐揚げには及ばないという感じです。

大手3社を例に挙げて紹介しましたが、ありがたいのはばら売り販売です。
セットパックもありますが、人によってはそのセットの数では多すぎる人、少し足らない人などあり、それを単品で好きな数だけ購入できるのは、いいのではないかと思います。ただ、ファミリーマートの「ファミから」は単品販売をしている店がまれなので、ばら売り販売をもっとして欲しいと思いました。
ばら売り販売をすることで、ローソンやファミリーマートみたいに2種類あれば、それぞれを半分ずつ買うような選択もできます。

コンビニのトイレ(その5)

コンビニのトイレネタは結構あります。
指摘ネタはその2~その4で出したものがほとんどと思いますが、トイレには店独自の工夫もできる場所であるので、あと2回ぐらいでそのような工夫の例を紹介します。

床マット 子供用便座

左の写真は、簡易マットです。
荷物を置いたり、女性の方が破れたストッキングを着替えるためなどに使っていただくように、置いています。
店によっては、これがすのこ板みたいなものが立て掛けている店もありました。
ちょっとびっくりしたのは、余裕で2~3人は立てるような大きなすのこ板のある店がありましたが、そういう事例は別として、このような気配りはいいことだと思います。

右の写真は、子供用便座です。百貨店のトイレでも見たことはありますが、コンビニの洋式トイレでこのような気配りをしている店もいくつか見かけました。

このような気配りの例は、他に花を置いたり、便座に刺繍を貼ったりする例などを見かけましたが、全て店のスタッフさんの発想による一工夫です。意外とお客様はこんなところに感動して、店を選べる環境にある場所でも「またこの店に来たい!」と思い、結果的に固定客を確保できる手段になると思います。

コンビニ珍百景(その5)

ファミリーマートのファザード色違いバージョンの第二弾です。
ファミリーマートには緑の濃い・薄いどころか、全く色目が違う店がありました。

FM下田白浜店
写真は、静岡県下田市にある「ファミリーマート下田白浜店」です。
夕方に撮影した写真なのでファザードの色が判別しにくいですが、この店は道路脇看板も含めて茶色なんです。調査の仕事で移動する時に偶然見つけたので、思わず写真を撮りました。
この辺りは、下田市の白浜海水浴場の前にある店で、風致地区に指定されているかどうかわかりませんが、色を変えている目的は京都なんかと同じ理由ではないかと思います。
せっかくなので店内にも入ったのですが、ご当地みやげも結構売っていました。
トイレは海水浴のお客様が水着を着替える目的では使わないで欲しいような注意書きもあります。

この店の100mほど離れた場所に「セブンイレブン下田白浜店」がありますが、実はこの店も標準のセブンイレブンの色ではなく、茶色一色のファザードです。この店も写真を撮りました。
7E下田白浜店