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日本のコンビニを様々な面から研究し、コンビニを使う人・コンビニを経営している人へのアドバイスです

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おでん(その1)

今日の午前中に大阪府にあるファミリーマートとローソンに行く機会がありました。
両方ともおでんがびっしり並んで売っていました。

でも、売れる?
大阪は連日35℃以上の猛暑です。夜でも25℃以上の熱帯夜です。
なんか見てる限りでは食べたいとも思わないし、売れそうにも見えません。
いくらおでんでも煮込みすぎたら、販売期限過ぎて、結局廃棄処分になりますよね。
なんとなくもったいないような気がします。

ここ数年の傾向を見ていると、おでんの販売開始の時期がかなり早いような気がします。
素人の私から見たら、おでんを食べてみてもいいかな?と思うのは、最高気温が30℃を下回る日の方が多くなり、夜中はちょっと薄布団でもかぶりたくなるような頃合いなので、ここ数年の猛暑続きであれば、9月の後半ぐらいで十分ではないかと思いますが、早く売るメリットは何かあるのでしょうか?

春に各店舗の巡回調査をした時の頃を思い出すと、5月は店によって販売状況にかなり差が出ています。
ローソン・サークルKサンクスはほとんどの店で販売していませんでした。
セブンイレブンは店舗によりますが、地域に関係なく五分五分でしたので、売る売らないの判断は個々の店に任されているような気がします。
ファミリーマートはほとんどの店で売っていました。6月になっても売っている店が結構ありました。恐らく店によっては通年販売しているような店もあるのでしょう。

本部側の販売戦略もからんでくるので、夏に売ることが間違っているとは断言できませんが、冬よりは確かに販売するのは厳しいアイテムである事実は間違っていないと思います。
1つ注文をつけたいことがあるとすれば、おでんは販売しているのですが、おでん鍋にほとんど具材がないような売り方をしている店がたまにあります。あんな売り方をするぐらいならやめた方がいいと思いました。おでんを買う人にとって、いろいろある具材から何にしようか選ぶところに結構楽しみみたいなものがあるのですが、2~3アイテムが5つずつぐらいしかないのは、あまりにも中途半端過ぎてかえって売れない原因を作っているような気がします。

アルコール消毒

タイトルでわかると思いますが、コンビニのスタッフさんがアルコールスプレーで手の除菌洗浄をするケースはどのような場合かご存じでしょうか?お客様はあまり注意して見ていないからわからないと思いますが、レジ横のフライヤー商品・中華まん・おでんなどの食品の出し入れをする時です。

では、この実施徹底度はどのくらいか予想できますか?
私の見る限りでは5割を切っているのではないかと思いました。
どのブランド店もレジ横にアルコールスプレーを置いているのを見かけるので、「実施しなくても良い」と決められている店はないと思います。やらなかったから明らかに不衛生とも言い難いのですが、会社で決められていることなので、やるべきことはやった方が、何かトラブルがあった時に対処ができません。

見ている限りでは、各商品を取り出す時に、トングを使ったり、ビニール袋を手に巻いて取るなどの配慮がある場合は、まだ良い方と思います。
たまにですが、何の躊躇もなしに手づかみで取るスタッフさんを見ることがあります。もちろん、中華まんとかフライドチキンを手づかみで取る人はいませんが、串のある焼き鳥・フランクフルト、ケースに入っているフライドポテト・唐揚げなどを手づかみで取るような事例です。これは、冷静に見れば配慮に欠けますね。
店長さん自身が愛想のいい対応をしておきながら、そのようなことをしていたら、他の従業員への示しもつかないから、特に注意してください。最近、従業員によるツイッター投稿などの悪質ないたずら不祥事でピリピリしている本部の人が見たら怒られますよ。

コンビニのトイレ(その4)

コンビニのトイレについて、できていないことが2つあると言ったことの2つ目の話です。

最初に結果だけ言いますが、できていないところの割合はトイレが設置されている店舗の15~20%でアウトです。
では拡大写真を見せますが、何かわかりますか?
上着かけ1
(さらに…)

コンビニ珍百景(その4)

FM奈良紀寺町店

今回のコンビニ珍百景はファザード(=建物入口上の看板)に特徴のある店です。
ファザードは各ブランドとも決まった標準色がありますが、景観に配慮するために、派手な標準色よりおとなしめの色遣いにしている店が全国に結構あります。

私の住んでいる京都市はその典型的な例の一つで、市内のあちこちで標準色から外れたファザードがたくさんあります。その中でファミリーマートだけは京都市は全て標準色の緑色で、若干緑部分が少なくなっている店がありますが、色違いはありません。
ローソン・セブンイレブン・サークルKは変わった色のファザードの店があり、これはまた後日紹介します。

その中で、そのお隣の県になる奈良県にはファミリーマートの緑が抹茶色に濃いタイプの店がありました。
写真の店ですが、「ファミリーマート奈良紀寺町店」です。
ファザード以外では道路に面した看板も同じ色ですが、店内に入れば普通のお店です。
この濃い緑のファミリーマートは私の知る限りでは、鎌倉長谷町にある店も同じでした。
両方とも大仏様というところで共通しているのは偶然でしょうか?

詳細はコチラ:(ファミリーマートはダイレクトに店舗位置はリンクできないので公式検索画面から出してください

サークルKサンクスへの疑問

サークルKサンクスさんはコンビニ業界では4番手になるグループです。
この調査をして、疑問になることがあります。

なぜ、「サークルK」と「サンクス」の2つのブランドを共存させて置くのでしょうか?

店舗数的にはほぼ3000店舗ずつで五分の割合です。
ただし、地域的に見れば、東海・北陸はサークルKがほとんどですし、東北・四国に行けばサンクスが大半です。
いろんなしがらみがあるからできないという事情もわかります。
でも、売っている商品に大差はありません。

大手3社から引き離されている現状を考えると、ここは「ブランド統一化」というのも視野に置かないと、この差はますます広がる一方ではないかと思いました。どっちにまとめるかは地域的な偏りがあるから非常に難しいし、私はどっちがいいという判断はつけられません。

ファミリーマートがam/pmを吸収した時も、紆余曲折したという経緯は知りました。
でも、思い切ってファミリーマートブランドに統一した結果、既存のam/pm店も売り上げを伸ばした実績があります。
ローソンもSHOP99を吸収した時も、ローソンブランドを浸透させるために、全店舗をローソンストア100という名称に変更しています。
確かに利用者にとって、おなじみのブランドがなくなることは寂しい限りですが、サークルKサンクスを成長させていくためには、何か思い切った戦略みたいなものが必要な時期にきていると思いました。